
『劇場版 どうぶつの森』
監督: 志村錠児
原作: 任天堂
音楽: 戸高一生
製作国: 2006年日本映画
上映時間: 1時間27分
配給: 東宝
超いまさらですが、DVDで拝見しましたです。
●どうぶつの森で、雪祭りに奇跡が起こる…
今作は、言わずと知れた『どうぶつの森』シリーズを原作としたアニメ映画です。
どうぶつ村に引っ越してきた女の子、あいちゃん。様々な住人との出会い、会話、冒険、別れ…。その中で、あいちゃんはある日、浜辺で拾ったメッセージボトルに書かれていた「雪祭りの奇跡」のため、ある行動を始めます…。
あいちゃんが来た日から物語が始まり、春夏秋冬が流れていく様を描いています。
◆partygameの評価◆
プレイ経験者ならニヤリとできる数々の場面
基本的な見せ方としては、ちょこちょことしたイベントをまとめているという感じで、様々なボケやシリアスが織り交ざっています。ストーリーのメインである「雪祭りの奇跡」も、最後はクライマックスとしてガンガンアピールしましたが、そこまでの間は、そんなにアピールされていません。
一言で言い表すなら、春は出会い、夏は冒険、秋は別れ、冬は奇跡…といったところですかね。別れの描き方は良かったです。
BGMは徹底して、原作で使用していたBGMのアレンジのみを使用しています。主題歌「森へ行こう」も、丸々ではないですが、一部にどう森らしいサウンドが練りこまれています。これだけでもなんか、ホッとできる感じです。
引っ越してきたら、たぬきちの店でいきなり、住人にお届けモノのバイトをさせられるところから原作と一緒だったりして、ニヤリとしてしまいます。もっとも、その後もずっとバイトを続けて生計を立てているようだったので、そこは若干違いましたね。
キャラクターも、原作で登場している主要メンバーは全員出ていたと思います。「つねきち」や「ししょー」「ラコスケ」などもこっそり登場。
住人も、男女バランスよく揃い、わんぱく系、おしとやか系など、ある程度網羅できていると思います。まあ、やっぱり主役が女の子なので、スポットは女性に当たるほうが多かったように思いますが、その中で男の子の人間なども際立っていました。
クオリティは充分で楽しめましたが、まあ…映画である意味はそこまで強くなく、ファンのための映画という感じでした。そのままアニメ化にしてくれたりしても…いいんじゃない?なんて気分です。
原作をプレイしたことがあるならほぼ確実に楽しめます。知らない人も、1つのアニメだという見方なら充分楽しめるとは思いますが…やっぱり原作を知ってから見て欲しい感じです。