セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

ちっぽけラルフの大冒険 ファーストインプレッション

2006年11月12日 16時46分49秒 | 【旧】購入・レビュー話


やっと届きました~。数日前にアマゾンで注文した「ちっぽけラルフの大冒険」です。帯なし、って書いてあったはずですが、帯付いてきましたね。ちょっとボロっちいですが。
とりあえずまず、1回全クリアしてみてのファーストインプレッションです。

まずアドバタイズムービー(タイトル画面が出る前に流れるムービー)で、すでに細かなアニメーションが伺えます。ザコ敵にさえ「あいつです」と言いながら振り返り、指をさすアニメーションまで作ってるんだから、頑張ってますw
2Dアニメーションって無駄が多いほど面白いものです。まあスパロボのようなのはちょっと違いますが。
もう少し放置してれば、操作説明とボーナスアイテム紹介が出てきます。説明書なくても安心です。

さて、肝心のゲームのほうですが、まずこちらも動き細かいですね、なかなか。まあ今となってはそこまで珍しくありませんが、当時はすごかったんでしょうね、きっと。
ゲーム自体はいわゆるスクロールアクションゲームになりますが、ボタンを溜め押しで使える「スイング攻撃」で敵を吹っ飛ばして他の敵をなぎ倒すことができたり、一定時間出現しているフルーツを連続で取り続けると、100点、200点……3200点、6400点と得点が増えていくなど、スコアを極めるにけっこうやり込む必要がありそうです。
ジャンプ中に下+攻撃で「カブト割り」。下突きですね。ゼルダでお馴染みのw
攻撃力は3倍なのでザコ敵にはうってつけですが、敵を倒せないとそのまま体当たりしちゃうので、ボス戦ではちょっと使うの難しいです。

ちなみに難易度は激高いです。基本的に敵や敵の攻撃に触れると1ミスで、アイテムのシールドを取れば1回だけダメージを受けてもOKになりますが、落下すると無意味です。敵ももちろんですが、ギミックやトラップもけっこうギリギリだったり厳しいものがあります。特にこのゲームでは有名らしい、ラスボス前の「死の十三回廊」は、その名の通り十三通りのトラップが待ち受けてますが、何十回コンティニューしたことかww
全部で8面構成です。イージーモードは5面までで終わりですが、スタートすると必ずシールドを獲得している状態なので、若干ラクではあります。それでもキツイですが。

またこのゲームには「データノート」なるものがありまして、まあハイスコア、プレイ回数・時間は当然としましても、その他に一番新しいプレイでのスコア・到達面・プレイ時間、イージー・ノーマル各々の全クリした回数・全クリ時の最低コンティニュー数・ノーコンティニューで到達した最高面数など、さらに各面での最短クリア記録・最高得点、ゲームオーバーになった回数が多い面ランキング、各アイテムを獲得した回数、ボス戦での戦闘回数と勝率など、挙げるとキリないです!ムダの集大成もいいところで、こういうのって見てるとなんかすごい面白いですよね。


残念な点は、他のサイトやブログでも指摘されてたんですが、4・5・7・8面のボス戦は一転して格ゲーになってしまう点です。シナリオ上では、子供になったラルフ(主人公)が一時的に魔族の魔力で元の姿に戻り、その姿で戦う時は格ゲーになるみたいです。本来のアクションゲームがテンポいいだけに、これはもったいないなと感じました。今まではいい意味で無駄な点を紹介しましたが、これは本当に無駄だと思います。特に私は2D格ゲーが全然うまくありません。ラスボスなんか10回ほど負けて戦いなおすハメになって、ちょっとイライラしました。難易度が激高いことでも伺えるんですが、おそらく制作スタッフがアクションゲームにかなり長けている人たちが多く、こういう格ゲー要素を入れることにも違和感を感じなかったのかもしれません。しかしアクションと格ゲー、両方ができないと先に進めないのはやっぱりちょっと残念。このソフト発売当時(1997年)はすでに格ゲーマニア層が出来上がっていたと思うんで、そのあたりのことは分からなかったんでしょうかね…。
ちなみに倒したことのるボスキャラとラルフを使って、別モードで格ゲーとして遊ぶことが出来ます。


残念な点はあるものの、プレミアが付いているだけのことがある秀作だとは思います。特にデータノートはホント見てて面白く、また次プレイしたいと思わせられるいい要素ではないかと思います。スマブラDXでいうカウント集みたいなものですが、それ以上の細かさです。
また後日、詳しい内容を載せれればと思っています。

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2 コメント

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おぉ~ (marukomu)
2006-11-12 19:26:20
良作みたいですね~
芸の細かい2Dゲームっていうと
グランディアやプリンセスクラウンなどを
思い出すのですけど、それのかほりを感じますね。

ボスが格闘ゲーというのはテンポよくサクサク出来る(→プリンセスクラウンはアクションRPGで
戦闘が格闘だけど難しくない)
というバランスがあればよかったですね~

イッパツ死はファミコン世代はノープロブレムw
PS世代はどうだろう・・・
返信する
現世代にイッパツ死はキツイw (partygame(管理人))
2006-11-12 20:06:54
プリンセスクラウンと比べるとさすがに書きこみようは劣りますが、充分だと思います。まあこのテのゲームはやりこんでなんぼ、がウリになると思うので、またちょっと違うんでしょうね。正直な話、クオリティはプリンセスクラウンのほうが上です。

格ゲーと簡単に書きましたが、ホント、ストIIのような2D格ゲーそのものでした。波動拳コマンドとか昇竜拳コマンドとか、まさにそのままなので、格ゲー苦手だとかなりキツイと思いますし、全然ゲームシステム違いますから、説明書なしだとなんのこっちゃ分からないと思います。

私はメタルスラッグとかスパロボとか散々やってきているので若干2Dアニメーションの演出には目が肥えてるかもしれませんが、まあそれでも今作は楽しめますよ、かなり。ただ、最初のほうはともかく、後半はマジ激ムズなのでw
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