「任天堂ゲームセミナー2007」の受講生作品。続いては、「ききマスター」という作品です。
悩める人の話を聞いてあげて、悩みを解決する。それが「ききマスター」です。…ある種「カウンセリング」と変わりない気はしますが、「カウンセリング」と聞くと、堅苦しいですからね。
これが、実際にプレイするゲーム画面です。
◆上画面◆
画面下にあるメーターは「テンションゲージ」です。話し相手のテンションを表しています。
基本的には、これをどんどん上げていくのが目的です。右に行くほどテンションが上がっていることを示し、左に行くほどテンションが下がっていることを示します。
4つの枠は、キーワードが入ります。キーワードについては、後ほど説明します。
◆下画面◆
話している相手が表示されています。会話がスタートすると、吹き出しが表示されます。
吹き出しは、出現すると大きく膨らんで、また元の大きさにしぼんでいきます。この、大きく膨らんでいるタイミングで吹き出しをタッチすると、「あいづち」をうつことができます。タイミングよく「あいづち」をうつことで、テンションが上がっていきます。タイミングを誤ったり、タッチしなかった場合は、テンションが下がってしまいます。
また、吹き出しをタッチしたままスライドして、話し相手にぶつけることで、その会話に対して「つっこみ」を入れることが出来ます。「あいづち」は、ただウンウンと本当にあいづちをうつだけですが、「つっこみ」をすると、上の画面のように会話で返すことが出来ます。
同じ文章の吹き出しでも、「あいづち」をした場合と「つっこみ」をした場合で、会話の内容が変化します。
オレンジ色の枠の吹き出しは基本のものですが、他にもいくつかの種類の吹き出しがあります。
鉄っぽい吹き出しは、スライドさせることができないので「つっこみ」を入れることが出来ません。
緑の吹き出しが出ると、3つの選択肢が表示されます。適切だと思う文章の吹き出しをタッチ&スライドして、話相手にぶつけましょう。もちろん、選択肢によって会話内容が変化します。
◆クリア条件?◆
評価は「失敗」「成功?」と、あと「大成功」があるみたいなんですが、まだ私は出したことがありません…。
基本的にはテンションをガンガンに上げれば「成功?」にはなるんですが、さらに上の評価の「大成功」を目指すには、「つっこみ」のタイミングも重要みたいです。
ただテンションを上げるだけだったら、「つっこみ」を繰り返していればいいだけなんですが、「大成功」を狙うのであれば、必要なところだけの「つっこみ」が必要になってくるっぽいです。
また、極たまに、話し相手に手のアイコンが表示されます。この時に「つっこみ」を入れると、より強い「つっこみ」ができるらしく、これが「大成功」のカギだと言うことみたいです。
また、上画面の枠の「キーワード」の話ですが…会話の中で、例えば悩んでいる内容だとか、それに対する解決策みたいな話が出た時、それがキーワードとして上画面の枠に追加されていきます。話し相手には、それぞれいくつかのキーワードが隠れているそうで、会話終了後は、新しく分かったキーワードが追加されていきます。全部のキーワードを見つけたら…何かが起こるんですかね?
遊んだ感想としては…なかなか新鮮な感じで、面白いです。これからのゲームへの可能性も感じました。
やっていることは「あいづち」と「つっこみ」だけですが、これによって会話が変化していく様が面白いですね。それこそ、何パターンもあるだろう会話を構築するのは、なかなか大変だったんだろうな~と思います。
あと、そこそこやり込み要素もあります。クリア後にはエクストラステージがあったり、1人1人にもそれこそ、キーワードが何種類かあるので、それをコンプリートしようと思うと、わりと遊べそうな気がします。
次が最後ですね。期待して待っています。
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(「任天堂ゲームセミナー2006」の作品は、私が忙しい時期だったため
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