『ドラゴンボール 天下一大冒険』
対応ハード ： Wii
発売元 ： バンダイナムコゲームズ
開発 ： メディア・ビジョン エンタテインメント
発売日 ： 2009/07/23
希望小売価格 ：7,140円（税込）
ジャンル ： アクション
プレイ人数 ： 1～2人
CERO ： A（全年齢対象）
備考 ： クラシックコントローラ対応・ゲームキューブコントローラ対応
※ストーリークリアまでのプレイ時間は、約6時間でした。（コレクトアイテム集めは無視で）
※ステージ数は、約25ステージほどです。
●新たに気づいたこと
◆特定のイベントや条件で、リモコンを振るモードに
特定のイベント、もしくはボス戦で特定の条件（じゃなくてランダムかもしれませんが）を満たすと、Wiiリモコンを振る支持が出るので、思いっきり振りましょう。
ボス戦で発生した場合、このモードを成功させると体力に関係なく撃破になるケースが多かったです。
◆partygameの評価◆…60点（100点満点） 前回比…-10点
やっぱり無難というか普通 何をウリにしているかが分からない
メディア・ビジョンが、こういう…別メディアに原作のあるゲームを手がけるのは初めてじゃないかと思います。だとしたら、まあ…そうだろうね、という感じがしました。
何となく思うのは、開発スタッフ全員がとりあえずドラゴンボールのことをある程度知って、それを元にしてアクションゲームを作った…という感じです。「原作になぞって」ではなく「元にして」です。
やっぱりステージのギミックが機械的な感じがするのは、最後までほとんど変わらなかったですし、あと各ステージの長さがてんでバラバラです。長くなったり短くなったり…。ついでで、イベントだけで終わるステージもありました。
しかも、原作の再現度が高くないわりに、どうでもいい場面をステージにしてるのが気になりました。
<※ネタバレ注意>カリン塔に登った後、仙人様にドラゴンボールを落とされて、また地上に降りて探すという…確か、マンガでは1ページで終わらせている場面ですが、ここで2つもステージを作る必要は…あったんでしょうか？別に、アナザーストーリーとしてはアリですけど、そういうことはまず原作を最低限のところまで再現してからやることでしょう。
イベントについては、最後のほうになってくると、さすがに3DCGで流れるイベントは増えてきましたが、それでも…まだまだ。しかも、会話シーンで済まされるどころか、テキスト1ページで済まされる重要なシーンもありました。
<※ネタバレ注意>少なくとも、天下一武道会の1回戦、シンバルと戦う一連のシーン、亀仙人の魔封波を使う一連のシーンは、テキスト1ページだけで済まされました。さすがにこれは…。
その他、細かいかもしれませんが気になったところを。
・ボス戦でボスがたまに、あさっての方向に向かって攻撃します。
・天下一武道会モードのCOMの攻め方が単調。敵の攻撃と同時にジャンプで後ろに回って攻撃、を繰り返すだけでOKです。
対人戦でしたら少しは面白いかもしれませんが、むしろ対人戦でしたら、これまで発売しているアクションのドラゴンボールでいいかと。
…ということで、原作に思い入れの強い人は、ほぼ間違いなくガッカリすると思います。普通のアクションゲームとして見たらまあいいかも？なんですが、ドラゴンボールのゲームとしては…ちょっと残念な感じですね。
やっぱりドラゴンボールとか人気のある原作のゲームは、その手を作り慣れたスタッフが作るべきですね。そのほうが、思い入れのあるスタッフも多いですし、そこらへんのノウハウを分かっているでしょうから。
というか、開発スタッフが慣れていなくても、バンダイナムコゲームズのスタッフがしっかり指揮・指摘していれば、もう少しはマシになっているんじゃないかと思いますがね…。
アクションゲームとしては悪くないので、割り切れるのであれば、まあ…ある程度安くなったら買ってみてもいいかもね？
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