セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

議論~今の幼少期はどんなゲームを遊んでいるのか?

2008年01月04日 12時42分25秒 | 【旧】コンテンツ集



私の父の実家は島根県の南部のほうにあります。元旦に帰ったんですが…猛吹雪。こっちに帰ったのは久しぶりでしたが、今まで見たこともない(と思う)レベルの雪でした。
ちなみに写真はその翌日の1月2日の写真です。猛吹雪を写真に収めておけば…と、今さら残念がったり(笑)

ま、そんな猛吹雪をよそに、家に入ってゆくゆくとしていたわけですが…ちょうどそこにたくさんの子供も帰ってきていました。一番上が小学生中学年で、一番下が4歳です。
やっぱり持っていたのはニンテンドーDSでした。あと、何気にWiiもありましたね。ちなみに、子供連れで帰ってきた2家族に聞くと、どちらもDSとWiiを持っているということみたいです。

主にプレイしていたのは、男の子は『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』、女の子は『おしゃれ魔女 ラブ&ベリー』や『きらりんレボリューション』でした。「今さらそんなのプレイしてるの?」と思ったあなた。それは、一般人の了見も分からないゲーマーよがりの考えです。注意しましょう。
Wiiであったソフトは『Wii sports』と『はじめてのWii』、それから『Wiiでやわらかあたま塾』でした。

正直、Wii sportsとかしか持っていないということは「あまりプレイしていない」という印象が私にはありましたが、それは大間違いだと思うくらい、未だにガンガン遊んでいましたね。やはりこの考えは、所詮ゲーマーの考えだったということでしょうかね?知らないことのほうが得するというのは、まさにこのことで。



個人的になかなかビックリしたのが、4歳の子がDSのゼルダをプレイしていたことです。まあプレイ…といっても、さすがに謎解きに関しては無理っぽそうでしたが、船の移動とか、敵を倒すくらいは難なくこなしており、それだけでも楽しめていたようですね。やっぱり「タッチペンで敵を触れば敵を倒す」というほうが、ボタンをどうこうして…というよりも分かりやすいんでしょうね。子供にとっては。

ちなみに…ザッと持っているソフトを見せてもらったところ、ボタン操作がメインのソフトはたぶん1本もなかったと思います。ボタン操作がお好みのゲーマーはボタン主体のゲームで。ボタン操作がよく分からない人はタッチ操作主体のゲームで。近年、ボタンが多くて当たり前になってきていた時代だけに、DSという存在がこういう形でより際立って見えているんでしょうね。



そして『Wii sports』。持ち主の子供は、ゴルフがお気に入りらしいです。なんか珍しいですね(笑)しかし、ボウリングとかテニスとかも楽しくプレイしていました。

あと、『はじめてのWii』は戦車のゲームがお気に入りのようで。ただ、ヌンチャクコントローラーは1つしかなかったっぽいので、1人はヌンチャク付きの操作で。もう1人はWiiリモコンのみの操作でプレイしていましたね。やはりヌンチャク付きの操作のほうがラクでしょうね。

で…この時4歳の子もプレイしていたんですが、なかなかポインタが画面内に入ってきてませんでした。それは、Wiiリモコンが真っ直ぐテレビ画面のほうを向いていたからです。

Wiiを持っていない人はご存じない人もいるかもしれないので解説しますと、Wiiリモコンの動きを認識するのは、テレビの上か下に置くセンサーバーです。なので、Wiiリモコンでポインタを移動する時は、厳密に言うと、テレビ画面ではなくセンサーバーに向けなくてはいけません。その子は、自分の顔の真ん前にWiiリモコンを持ってきて、真っ直ぐテレビ画面に向けていました。これだとポインタは画面外と認識されてしまうわけです。

ここがどうしてもWiiの勘違いされやすいところであり、なかなか難しいところなんですが…やっぱりこういうのを見るとWiiで例えば普通っぽいゲームを出す時に、DSのタッチして選択するようにWiiでも同じ要領で…という感覚でいくと、たぶんそれは違うと思います。『Wiiでやわらかあたま塾』もDSと違い選択するのがうまくいかないのが個人的には難点でしたし。慣れたら問題ない…かもしれませんが、かといってWiiを買った人間がWiiの知識があるか?というと、たぶんほとんどの人が知らないわけでして、だからこそWiiでゲームらしいゲームを発売するのが難しいのかも?とも思っていたりします。

つまり、ただ選択をするためだけにWiiリモコンのポインタを利用しようとすると、DSの時のようにはいかないぞ、ということです。Wiiリモコンの扱い方としては、それこそWii sportsもそうですが、わりと大雑把というかあまり細かい動作を求めないほうが面白いものに繋がりやすいのかもしれません。


という感じで、いちクリエーターとしては今の子供がどんなゲームを遊んでいるかは、非常に重要な情報源でした。ネットで飛び交っている情報なんて、ネットをそれなりに扱える人間が発信しているわけですから、ネットに頼りすぎていると逆に小学生くらいのゲーム情勢が全く分からなかったりします。かといって小学生はネットでそういう情報を発信するのには抵抗がありそうですしね…。抵抗がないとしたらそれこそニコニコ動画くらい?(笑)

私としては、こういう形で自分と全く違う年齢の子供、もしくは大人がどういったゲームを遊んでいるのかを生で知る機会は、非常に大事だと考えています。ネットは所詮ネットなので。
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2 コメント

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Unknown (うけうけ)
2008-01-04 16:31:23
我が家のWiiはおおかた指した方向にポイントてくれています。

色々試したところ、近づきすぎると外側にズレが生じますね、
離れすぎても多少ずれますが、
内側にずれるためポインターが画面外から出てこないということはない感じです、
テレビの大きさと見る距離の正しい比率を考慮しているためこうなるのでしょう。

あとTVの高さの問題かもしれません、
高すぎる場合でも低すぎる場合でも下にずれる印象です、
我が家の28型のTVの例ですと、
TVの上下枠から10cmくらいまでの位置でリモコンを持つとある程度正しく認識されますね。
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Unknown (partygame(管理人))
2008-01-04 17:32:26
>うけうけさん
わざわざ検証していただいてありがとうございます。

確かに近づきすぎるとうまく認識されにくいのは、今までプレイしていて大体分かっています。その時の状況を考えると、確かに近づきすぎていたかもしれませんね。
ちなみに私が自宅(マンション)でプレイするときは、ベッドが置いてある関係上大体1m50cmくらいしか離れられません。これでもちょっと近づきすぎっぽかったです。ベッドのさらに奥の、テレビから3mくらい離れてWiiリモコンの視点で見てみると、確かにほぼ真ん中に位置していました。

今回頂いたコメントでふと思いましたが、まず親は子供にテレビに近づきすぎずにプレイさせることですね。あくまでWiiリモコンがどうこうではなく、テレビに近いと目に悪いですからね。私も小さい頃はよく起こられていました(笑)
あと…WiiとDSの違いをもっと細かく表すと、DSは画面に触ることが出来たので本当に「直感的」な操作ができたと思うんですが、Wiiの場合は当然ですが画面とWiiリモコンが離れています。それによってポインタを動かして選択する、という行為は「直感的」というよりは「感覚的」な操作になります。わりとこう…小さいお子さんがこの「感覚的」な操作をつかむのは、難しいのではないかと思いますね。
それこそ『Wii sports』のようにダイレクトに分かりやすい動きにすることで、Wiiリモコンは初めて「直感的」な操作になることができるでしょう。
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