まあ、有名な作品なので、今さら評価することもないかもしれませんが、せっかくなので。
『不思議のダンジョン2 風来のシレン』
対応ゲーム機 ―→ Wii(ダウンロード専用タイトル・バーチャルコンソール)
配信開始日 ―→ 2007/07/24
配信価格 ―→ 900円(税込)
ジャンル ―→ RPG
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ A(全年齢対象)
原作の対応ゲーム機 ―→ スーパーファミコン
原作の発売日 ―→ 1995/12/01
原作の価格 ―→ 11,800円(税抜)
■====== 簡単なご紹介 ======■
「1000回遊べるRPG」がコンセプトの『不思議のダンジョン』シリーズ。その中でも『風来のシレン』と呼ばれるシリーズの1作目になります。
「ローグライク」と呼ばれるジャンルのRPGで、挑戦するたびに地形が全く違うダンジョン。立ちはだかる様々な特徴の敵。それに対抗するための心強い装備品や道具。一歩間違えばゲームオーバーにつながる緊張感が、大きなウリです。
まあ、ローグライクと言われても分からない人は多いと思います。なので、順だてて説明を。
プレイヤーは「渓谷の宿場」という場所からスタートし、ダンジョンを伝って上へ上へと目指していきます。
ダンジョンは、シミュレーションRPGのようにマス目で区切られており、プレイヤーが1つ行動をすると敵側も1つ行動をします。簡単に言っちゃうと、「サクサク進めるシミュレーションRPG」だと思ってもらえれば良いです。
階段を見つけて登れば、次の階に。一定の階を登ると村などの拠点があり、お店や鍛冶屋が利用できます。さらに登っていき、最終的にはテーブルマウンテンの頂上に棲むとされる”黄金のコンドル”のもとを目指すのが目的になります。
シレンのHPが0になると、渓谷の宿場からやり直し。レベルは1になり、持ち物も全部なくなります。キビシ~!
だったら、どうやってクリアするの?とか思っちゃいそうです。その為の基本的なコツを、私なりに書いてみようかな。
◆== 敵やアイテムを知る ==◆
最初はただ攻撃しているだけでも敵を倒せますが、後になるほどイヤらしい能力を持つ敵が続々出てきます。
そういう敵が出てきたら、どういった能力を持っていて、どう対処するのか?を覚えていきましょう。何回も繰り返し挑戦しているうちに、それとなく敵の対処方法とかが身に染み付いてきて、より高いところに行けるようになるハズです。
また、対処するからにはアイテムを知ることも大事。効果をよく知ることもそうですが、なかには”未識別のアイテム”が出てくることも。
実際に使ってみたり装備してみるまで効果は分からず、時には呪われている装備もあったりします。しかし、例えば未識別の杖を1回だけ敵に使ってみたら、敵がどうなったか?によって効果が分かったりします。そうしたら、未識別のアイテムには自分で名前を付けることができるので、分かりやすい名前を付けておきましょう。これができるようになってくるだけでも、けっこうラクになりますよ。
◆== 装備品の強化 ==◆
単純に強い武器や弱い武器があったりしますが、それだけではなく例えば「カナタ+2」という武器もあります。この「+2」というのは、基本的な攻撃力(盾だったら防御力)に、さらにこの数値分だけ攻撃力が上がっているというものを示すものです。
鍛冶屋で鍛えてもらったり、特定の巻物を使うことでこの数値は上がっていき、武器や盾も強くなっていきます。そうなれば、冒険がグンと楽になるでしょう。
◆== 倉庫の利用 ==◆
武器や盾を鍛えても、ゲームオーバーで失くなってしまえば意味がありません。そういう場合は、倉庫をうまいこと利用するといいでしょう。
いくつかの拠点には倉庫があり、そこにアイテムを置いておくことができます。また、「倉庫の壷」というアイテムを使ったり、ダンジョン内を徘徊している飛脚に話しかけたりすることで、手持ちのアイテムを倉庫に送ることも出来ます。
もしピンチになってしまったら、有能なアイテムは倉庫の壷で送ってしまうというのも1つの手ですし、倉庫の壷で送る→鍛冶屋でまた鍛えてもらうのを繰り返して、強い装備品を作っていくのもいいでしょう。ま、どんなに鍛えても、失くなる時は一瞬ですが(苦笑)
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
プレイ内容 ―→ シナリオクリア(29回目の挑戦でクリア・フェイの最終問題は手をつけていません)
シリーズ作品について ―→ 『不思議のダンジョン』シリーズは初プレイです。
○ ―→ 一歩一歩の緊張感が、醍醐味。
まあ、このシリーズってどんなに武器が強くても、どんなに持ち物が充実していても、やらかす時はやらかしてしまうもので。100%安全ということはありません。むしろ、持ち物が充実してくると気持ち的にラクになり、それがワナを踏んだり思わぬ特殊能力を受けるミスにつながったりするものです。
とはいえ、ずっと緊張したままプレイというのも疲れるので、大抵の人は、最初は緊張→慣れてくるとラク→油断して失態→また緊張…の繰り返しになるんじゃないでしょうか。そういった人間の心理を、上手く利用したゲーム制になっています。
そして、そういった中で生まれる”ノンフィクションな物語”も面白く、あとで話題にすれば大抵は共感されることでしょう。「あ~、あるある」って(笑)
○ ―→ プレイヤーが成長していくという醍醐味。
やられてしまえば、レベルも持ち物もスッカラカン。しかし、プレイヤーが見た情報は無くなりません。覚えていれば、ですけど(苦笑)
そうやってアイテムやモンスターの情報が何となく分かってくると、不思議と先へ進めるようになるんですよね。装備をどんどん強くすることでも進みやすくはなりますが、強いだけではこのゲームは乗り切れません。逆にいえば、知識が充実してくると、そこまで強くない装備でも先へ進めるようになるものです。
覚えるのに自信がないなら、簡単な特徴だけでも紙に書いたりするといいでしょう。え?そこまでしてやりたくないって?(苦笑)
△ ―→ 簡単なチュートリアルは欲しかったかもね。
今もそうですが、当時としてはけっこう珍しいジャンルだったでしょうし、何といってもゲームオーバーになったら全て失うというルールは、はたから見たら抵抗を感じますよね。
であれば、それを少しでも緩和できるよう、チュートリアルは用意して欲しかった気がしますね。以降のシリーズ作品では、けっこう丁寧なチュートリアルが付いていたりするそうですが、この頃はもうほぼぶっつけ本番。それこそ、最初の拠点で酒屋にいったら「大きいおにぎり」がもらえることも、分からない人は分からないわけで。最初の旅立ちくらいは、もう少しサポートして欲しかったです。
ま、これも、ゲームに”ガマン強かった”スーパーファミコンの時代だからこそなんでしょうね。
△ ―→ 一部のアイテム情報が、少し説明不足。
例えば、満腹度を回復する「おにぎり」系。満腹の時に食べると、満腹度の上限値が上がります。しかし、アイテムの説明にはそんなこと書いていません。いわゆる”隠れた効果”があるんですよね。
あとは、「ちからの草」の「ちからが1ポイント増えるぞ。」という説明も、ちょっとアバウトな気がします。
それを探すのが面白いんじゃないか!と言われそうですが、ただでさえ難易度高くて緊張感高まる冒険だというのに、そんな中で隠れた効果を探そうとする人が、いるものでしょうか?いたとしても、ごくごく少数派だったでしょう。
今となっては、話題にもなっていますし攻略サイトでいくらでも調べられますが、当時はどうだったんだろうな?って思います。それこそ、雑誌で裏ワザとして載ったのが広まっていったという感じだったのかもしれませんね。
△ ―→ ストーリーは、あってないようなもの。
まあ、最終目的が最初から分かっていますしね。くどいイベントも無いので、純粋に冒険を楽しむのであれば、これくらいが良いのかもしれません。昨今のシリーズ作品は、それなりにストーリーがピックアップされるようですが。
■====== 得点とまとめ ======■
●●●●●●●●●○ … 9点(10点満点)
独特のシステムと緊張感で、まさに”旅している”って思わせてくれるような、そんな作品です。
モンスターの巣窟に飛び込むような旅なんですから、そんな甘い旅ではありません。時には「えぇ~?」と思うくらい運の悪いことで、追い詰められることもあるでしょう。だからこそ、手さぐりで未知の世界のアイテムなりモンスターを知っていくことで、旅がより豊かになり、どんどん先に進めるようになり、そして達成感へとつながる。この一つの流れが、初代の時点で完成されていますね。幸いなことに、シレンは何度やられても復活しますし(笑)
まあ、ローグライク系の作品は歴史がそこそこ古く、元祖は1980年に生まれたらしいです。その頃から、この魅力は守り続けられてきたんでしょうね。で、『不思議のダンジョン』シリーズでユーザーの目が届きやすいところに登場し、一躍人気になったというところでしょう。
しかし、昔もそうだったかもしれませんが、今のユーザーにはなおのこと合っていないのかもしれませんね。このゲームは。
わりと今のユーザーは「プレイしたらプレイした分だけの”データ的な価値”を求める」傾向が高いので、やられたらレベル1&アイテム0なんて、抵抗を感じることこのうえないでしょう。昨今は、レベルが継続されるタイプのローグライク系作品も出ているみたいなんですが、抵抗を感じている人なんかは、そういうところにも気付きにくいものです。
かくして、マニアックなジャンルとなってしまった作品ですが…私も、小さい頃は「何が面白いの?」って感じでしたが、大人になって初めて魅力が分かった作品でした。
なので、昔の頃に感じた印象で敬遠しつづけてきた人なんかは、いま挑戦してみるのもいいんじゃないかと思いますよ。リアルタイムの操作ではないので落ち着いて楽しめますし、完成度は高いので損はさせないハズです。
もっとも、その場合は初代よりはDSで発売されている『4』や『5』あたりのほうが、チュートリアルもしっかりしていますし、システム的には遊びやすくなっていると思うので。初代よりは、そちらを遊んでみたほうがいいかもしれませんね。ま、各自のゲーム環境と照らし合わせて、お楽しみ下さい。
ちなみに少し前、『風来のシレン5』もシナリオクリアしましたので、近日、こちらのインプレッション記事も書かせていただきます。
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
『不思議のダンジョン2 風来のシレン』
対応ゲーム機 ―→ Wii(ダウンロード専用タイトル・バーチャルコンソール)
配信開始日 ―→ 2007/07/24
配信価格 ―→ 900円(税込)
ジャンル ―→ RPG
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ A(全年齢対象)
原作の対応ゲーム機 ―→ スーパーファミコン
原作の発売日 ―→ 1995/12/01
原作の価格 ―→ 11,800円(税抜)
■====== 簡単なご紹介 ======■
「1000回遊べるRPG」がコンセプトの『不思議のダンジョン』シリーズ。その中でも『風来のシレン』と呼ばれるシリーズの1作目になります。
「ローグライク」と呼ばれるジャンルのRPGで、挑戦するたびに地形が全く違うダンジョン。立ちはだかる様々な特徴の敵。それに対抗するための心強い装備品や道具。一歩間違えばゲームオーバーにつながる緊張感が、大きなウリです。
まあ、ローグライクと言われても分からない人は多いと思います。なので、順だてて説明を。
プレイヤーは「渓谷の宿場」という場所からスタートし、ダンジョンを伝って上へ上へと目指していきます。
ダンジョンは、シミュレーションRPGのようにマス目で区切られており、プレイヤーが1つ行動をすると敵側も1つ行動をします。簡単に言っちゃうと、「サクサク進めるシミュレーションRPG」だと思ってもらえれば良いです。
階段を見つけて登れば、次の階に。一定の階を登ると村などの拠点があり、お店や鍛冶屋が利用できます。さらに登っていき、最終的にはテーブルマウンテンの頂上に棲むとされる”黄金のコンドル”のもとを目指すのが目的になります。
シレンのHPが0になると、渓谷の宿場からやり直し。レベルは1になり、持ち物も全部なくなります。キビシ~!
だったら、どうやってクリアするの?とか思っちゃいそうです。その為の基本的なコツを、私なりに書いてみようかな。
◆== 敵やアイテムを知る ==◆
最初はただ攻撃しているだけでも敵を倒せますが、後になるほどイヤらしい能力を持つ敵が続々出てきます。
そういう敵が出てきたら、どういった能力を持っていて、どう対処するのか?を覚えていきましょう。何回も繰り返し挑戦しているうちに、それとなく敵の対処方法とかが身に染み付いてきて、より高いところに行けるようになるハズです。
また、対処するからにはアイテムを知ることも大事。効果をよく知ることもそうですが、なかには”未識別のアイテム”が出てくることも。
実際に使ってみたり装備してみるまで効果は分からず、時には呪われている装備もあったりします。しかし、例えば未識別の杖を1回だけ敵に使ってみたら、敵がどうなったか?によって効果が分かったりします。そうしたら、未識別のアイテムには自分で名前を付けることができるので、分かりやすい名前を付けておきましょう。これができるようになってくるだけでも、けっこうラクになりますよ。
◆== 装備品の強化 ==◆
単純に強い武器や弱い武器があったりしますが、それだけではなく例えば「カナタ+2」という武器もあります。この「+2」というのは、基本的な攻撃力(盾だったら防御力)に、さらにこの数値分だけ攻撃力が上がっているというものを示すものです。
鍛冶屋で鍛えてもらったり、特定の巻物を使うことでこの数値は上がっていき、武器や盾も強くなっていきます。そうなれば、冒険がグンと楽になるでしょう。
◆== 倉庫の利用 ==◆
武器や盾を鍛えても、ゲームオーバーで失くなってしまえば意味がありません。そういう場合は、倉庫をうまいこと利用するといいでしょう。
いくつかの拠点には倉庫があり、そこにアイテムを置いておくことができます。また、「倉庫の壷」というアイテムを使ったり、ダンジョン内を徘徊している飛脚に話しかけたりすることで、手持ちのアイテムを倉庫に送ることも出来ます。
もしピンチになってしまったら、有能なアイテムは倉庫の壷で送ってしまうというのも1つの手ですし、倉庫の壷で送る→鍛冶屋でまた鍛えてもらうのを繰り返して、強い装備品を作っていくのもいいでしょう。ま、どんなに鍛えても、失くなる時は一瞬ですが(苦笑)
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
プレイ内容 ―→ シナリオクリア(29回目の挑戦でクリア・フェイの最終問題は手をつけていません)
シリーズ作品について ―→ 『不思議のダンジョン』シリーズは初プレイです。
○ ―→ 一歩一歩の緊張感が、醍醐味。
まあ、このシリーズってどんなに武器が強くても、どんなに持ち物が充実していても、やらかす時はやらかしてしまうもので。100%安全ということはありません。むしろ、持ち物が充実してくると気持ち的にラクになり、それがワナを踏んだり思わぬ特殊能力を受けるミスにつながったりするものです。
とはいえ、ずっと緊張したままプレイというのも疲れるので、大抵の人は、最初は緊張→慣れてくるとラク→油断して失態→また緊張…の繰り返しになるんじゃないでしょうか。そういった人間の心理を、上手く利用したゲーム制になっています。
そして、そういった中で生まれる”ノンフィクションな物語”も面白く、あとで話題にすれば大抵は共感されることでしょう。「あ~、あるある」って(笑)
○ ―→ プレイヤーが成長していくという醍醐味。
やられてしまえば、レベルも持ち物もスッカラカン。しかし、プレイヤーが見た情報は無くなりません。覚えていれば、ですけど(苦笑)
そうやってアイテムやモンスターの情報が何となく分かってくると、不思議と先へ進めるようになるんですよね。装備をどんどん強くすることでも進みやすくはなりますが、強いだけではこのゲームは乗り切れません。逆にいえば、知識が充実してくると、そこまで強くない装備でも先へ進めるようになるものです。
覚えるのに自信がないなら、簡単な特徴だけでも紙に書いたりするといいでしょう。え?そこまでしてやりたくないって?(苦笑)
△ ―→ 簡単なチュートリアルは欲しかったかもね。
今もそうですが、当時としてはけっこう珍しいジャンルだったでしょうし、何といってもゲームオーバーになったら全て失うというルールは、はたから見たら抵抗を感じますよね。
であれば、それを少しでも緩和できるよう、チュートリアルは用意して欲しかった気がしますね。以降のシリーズ作品では、けっこう丁寧なチュートリアルが付いていたりするそうですが、この頃はもうほぼぶっつけ本番。それこそ、最初の拠点で酒屋にいったら「大きいおにぎり」がもらえることも、分からない人は分からないわけで。最初の旅立ちくらいは、もう少しサポートして欲しかったです。
ま、これも、ゲームに”ガマン強かった”スーパーファミコンの時代だからこそなんでしょうね。
△ ―→ 一部のアイテム情報が、少し説明不足。
例えば、満腹度を回復する「おにぎり」系。満腹の時に食べると、満腹度の上限値が上がります。しかし、アイテムの説明にはそんなこと書いていません。いわゆる”隠れた効果”があるんですよね。
あとは、「ちからの草」の「ちからが1ポイント増えるぞ。」という説明も、ちょっとアバウトな気がします。
それを探すのが面白いんじゃないか!と言われそうですが、ただでさえ難易度高くて緊張感高まる冒険だというのに、そんな中で隠れた効果を探そうとする人が、いるものでしょうか?いたとしても、ごくごく少数派だったでしょう。
今となっては、話題にもなっていますし攻略サイトでいくらでも調べられますが、当時はどうだったんだろうな?って思います。それこそ、雑誌で裏ワザとして載ったのが広まっていったという感じだったのかもしれませんね。
△ ―→ ストーリーは、あってないようなもの。
まあ、最終目的が最初から分かっていますしね。くどいイベントも無いので、純粋に冒険を楽しむのであれば、これくらいが良いのかもしれません。昨今のシリーズ作品は、それなりにストーリーがピックアップされるようですが。
■====== 得点とまとめ ======■
●●●●●●●●●○ … 9点(10点満点)
独特のシステムと緊張感で、まさに”旅している”って思わせてくれるような、そんな作品です。
モンスターの巣窟に飛び込むような旅なんですから、そんな甘い旅ではありません。時には「えぇ~?」と思うくらい運の悪いことで、追い詰められることもあるでしょう。だからこそ、手さぐりで未知の世界のアイテムなりモンスターを知っていくことで、旅がより豊かになり、どんどん先に進めるようになり、そして達成感へとつながる。この一つの流れが、初代の時点で完成されていますね。幸いなことに、シレンは何度やられても復活しますし(笑)
まあ、ローグライク系の作品は歴史がそこそこ古く、元祖は1980年に生まれたらしいです。その頃から、この魅力は守り続けられてきたんでしょうね。で、『不思議のダンジョン』シリーズでユーザーの目が届きやすいところに登場し、一躍人気になったというところでしょう。
しかし、昔もそうだったかもしれませんが、今のユーザーにはなおのこと合っていないのかもしれませんね。このゲームは。
わりと今のユーザーは「プレイしたらプレイした分だけの”データ的な価値”を求める」傾向が高いので、やられたらレベル1&アイテム0なんて、抵抗を感じることこのうえないでしょう。昨今は、レベルが継続されるタイプのローグライク系作品も出ているみたいなんですが、抵抗を感じている人なんかは、そういうところにも気付きにくいものです。
かくして、マニアックなジャンルとなってしまった作品ですが…私も、小さい頃は「何が面白いの?」って感じでしたが、大人になって初めて魅力が分かった作品でした。
なので、昔の頃に感じた印象で敬遠しつづけてきた人なんかは、いま挑戦してみるのもいいんじゃないかと思いますよ。リアルタイムの操作ではないので落ち着いて楽しめますし、完成度は高いので損はさせないハズです。
もっとも、その場合は初代よりはDSで発売されている『4』や『5』あたりのほうが、チュートリアルもしっかりしていますし、システム的には遊びやすくなっていると思うので。初代よりは、そちらを遊んでみたほうがいいかもしれませんね。ま、各自のゲーム環境と照らし合わせて、お楽しみ下さい。
ちなみに少し前、『風来のシレン5』もシナリオクリアしましたので、近日、こちらのインプレッション記事も書かせていただきます。
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