セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

任天堂ゲームセミナー作品No.15『ototo(オトト)』 インプレッション

2010年04月18日 13時33分24秒 | 【旧】購入・レビュー話
任天堂ゲームセミナー』2009年度受講生作品。第3弾が配信中です。
配信サービス内容と期間はこちらで確認してください。一応、以下にも記しておきます。

DSステーション」…4月21日(水)まで配信中
みんなのニンテンドーチャンネル」…4月20日(火)まで配信中
ニンテンドーゾーン」…4月22日(木)まで配信中


(※以下、赤枠の画像が上画面。黄色枠の画像が下画面になります


さて。2009年度受講生作品の第3弾は、『ototo(オトト)』です。
某スナック菓子ではありません(笑)


●どういうゲーム?
これは、タッチペンを使用して、誰でも簡単に楽しめる音楽ゲーム。いわゆる音ゲーです。
しかし、従来の音ゲーとは操作感覚やスタイルがちょっと違います。



とりあえず、まず最初にヘッドホンを使用しているかどうか?を聞かれるようです。
環境に合わせて選択してください。
選択すると、ゲームが始まります。



さて。左の、男のオットセイ?があなたです。
ある日、美しい歌声を流す1匹の女のオットセイ?に、一目ぼれします。(たぶんそういう設定)
そんな女オットセイは「あなたにもできるわよ?」と言って、操作を説明してくれます。



さて。これがプレイ画面です。
チュートリアル中の画面ですが、基本的にプレイ時の画面はこれと同じようなものです。
下画面は、海の背景以外は特に何も表示されていません。

上画面の下のほうに2本のバーがあります。上のバーが相手側で、下のバーがプレイヤー側です。
曲に合わせて、キャラクターのアイコンが流れてきます。そして、まず相手が音を出します。音を出すと、写真のように丸いアイコンなどが付きます。あなたは、同じタイミングで音を出してください。

下画面をタッチすると、音が出ます。タッチしっぱなしで、音は鳴り続きます。
タッチした画面の位置によって音の高さが変わります。が、タイミングさえ合っていれば良いので、音程まで合わせようとする必要はありません。(もしかしたら合わせたほうが高得点なのかも…しれないけど?)
また、タッチして上や下にスライドすると、え~…あの、ピアノでよく波のように「タラララララン」って弾くの、あるじゃないですか?ああいう音が出せます。上にスライドで音階が高く、下にスライドで音階が低くなっていきます。


●後半は、自分から?
ここまでだと、いわゆるよくありそうなリズムゲームって感じがしますが…違うのは、後半からです。前半では、相手が音を出した後に自分がそれに合わせて音を出していましたが、後半では、自分が先に音を出して、相手がその後に合わせて音を出すことになります。

もちろん、どう鳴らすかはあなたの自由です。が、やたらみったらタッチすれば良い訳でもありません。
高得点を狙うには、「技」を決めることが重要になってきます。


この写真は、最も基本的な技「トリプルジャンプ」が発生した状態です。
写真の丸いアイコンのあるタイミングで、テンポよく3回音を鳴らすと出せる技です。技を出すことで、普通の得点とは別にボーナス得点がもらえます。

なので、自分の出番の時には、技をガンガン決めることが重要になってきます。
どんな技があるか?は、ステージを進めていくと教えてくれますし、相手の技を見て覚えるのもいいです。


●ステージの進め方

これが、ステージ選択画面です。
上画面には、選択しているステージのノルマと、現在までに出している最高得点・最高ランクが表示されます。

下画面をタッチしてステージを選択すると、ゲームが始まります。
先ほど説明した通りに、前半は相手の音に合わせて音を鳴らします。後半は自分から音を鳴らして、技を決めるなどでポイントを稼ぎます。
ゲーム終了時の得点が、ノルマとなる得点を超えていれば、次の新しいステージが登場します。

全部で4ステージ+ちょっと難しいエクストラステージがあります。
全ステージを制覇すれば、特典として、好きな曲を聞いたり自由に演奏できる「フリーえんそうモード」が追加されます。


◆partygameの感想◆
どれも非常にノリやすい曲で、普通に面白かったです。
ステージのクリア自体は、おそらく音ゲーがあまりうまくなくてもできると思います。ただ、エクストラステージはちょっと厳しめですし、ランクAを制覇しようと思うと、けっこう難しいようです。

個人的には、根本的システムは良かったと思うんですが、それをもう一歩活かしきれていないような…そんな気がしました。
例えば、技も色々あると言いましたが、基本的にはより高得点な技ばっかり決めれば、スコア的には有利になります。が、そうなると…もう同じ技しか狙わなくなるので、後半の演奏が単調になってしまうんですよ。そこは、例えば同じ技を繰り返し使いすぎると得点が減るとか…そういう味付けがもう1つあったほうが、よかったのかも?とは思っちゃいました。もちろん、味付けをしすぎると今度はヘンに難しいゲームになるので、それが良い悪いと言っているわけではありませんが…せっかく、後半は自由に弾けるというスタイルを取ったのですから、そこに対してもう少しこだわってみても良かったんじゃないかな~なんて思いました。
あと、技で言うと…普通のタッチで技を決めた時と、タッチスライドで技を決めた時が、同じ得点だったのもちょっと気になりました。スライドのほうが操作的には難しいですから、ちょっぴり+αがあってもいいのでは…と思いましたね。


まあ、受講生作品の中ではわりとスタンダードな感じにまとまった作品で、自分から先に演奏するというのは面白いと思いましたが、それがもうちょっと活かされていたらな~と感じました。
といってもそれは、私がこの作品を作っていたとしたら?という立場で思ったことであって、それこそ私は一応それなりにヘビーなゲーマーなので、ただ単に物足りなく感じただけかもしれません。それと、受講生作品だってちゃんとスケジュールがあるでしょうから…ここまで作るのが限界だったという可能性もありますしね。

ちなみに。ヘッドホンを使用しているかどうか?聞かれると説明しましたが…ヘッドホンがある場合とない場合の、両方のスタイルでやってみたものの…何が違うかよく分かりませんでした。
もしかしたら、音質に違いがあるのかもしれません。私、そんなに耳がいいほうではないので(笑)


関連記事:
ゲームソフト 評価タイトルリスト:ニンテンドーDS その他
(※こちらで、過去の受講生作品が見れます。ただし「任天堂ゲームセミナー2006」の作品はありませんのでご了承ください)

その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
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