これをプレイしながら、何回「懐かしい～」って言ったことやら（笑）
『リズム天国 ザ・ベスト＋』
対応ゲーム機 ―→ 3DS
発売日 ―→ 2015/06/11
価格 ―→ 4,700円（税別）
ジャンル ―→ ノリ感ゲーム♪
プレイ人数 ―→ 1～4人（ローカル通信およびダウンロード通信で、最大4人で同時プレイ）
CERO ―→ A（全年齢対象）
■====== 簡単なご紹介 ======■
音楽にのってタイミングよくボタンを押すリズムゲーム『リズム天国』シリーズの新作です。
これまでゲーム機で展開された3作品から選りすぐったリズムゲームが一同に集結。もちろん新作リズムゲームもありますよ。最大4人同時プレイも楽しめるようになりました。
まだパーフェクトクリアできた数は少ないですけど、一段落はしたので、ここらへんで感想を書かせていただきます。
■====== partygameの感想 ======■
○＝良い △＝まあまあ or ちょっと気になる ×＝悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 4,300円くらい（新品）
プレイ時間 ―→ 約6時間半
プレイ内容 ―→ ストーリークリア＆「チャレンジ」や「パーフェクトクリア」も少しだけ達成
過去のシリーズ作品 ―→ アーケード版も含め、全てプレイ経験があります。
○ ―→ 相変わらず”リズム天国”らしいリズムゲームの数々です。
シュールなものやカワイイもの、ヘンテコなものまでバリエーション豊か。いや、むしろ新作リズムゲームは全体的に”ヘンテコ”寄りかも？
特にインパクトがあったのは、「失恋ベアー」というリズムゲーム。初見プレイでは、シュールな感じと哀しい感じとか混ざり合って、なんかもう苦笑いするしかありませんでした（苦笑）
○ ―→ ボリュームは文句なし。
今作のウリである「シリーズ最大級のボリューム」に、偽りはありません。
いくつか”かさ増し”している感もありますけど、あまり気になりません。「カラテ家」は自分で買って入手するものも含めると5種類ありますけど、ま、シリーズ皆勤賞なのでね。特別扱いです。
○ ―→ 難易度の上がり具合が、だいぶ分かりやすくなっています。
最初は、本当に単純なものばかり。ワンパターンで誰でも楽しめるレベルから始まります。そして徐々に、パターンが増えてきたり、ちょっとズラした感じのタイミングになったりしていく感じです。
「カラテ家」もそうなんですが、例えば「マッスル人形（Wii版で登場）」にしても、元々は4パターンあったのが、序盤では2パターンしか出現しないものとかありました。そして後に、全パターン収録された難しいバージョンが出てくるという感じです。
△ ―→ 「ノリ玉」について。
今作では、普通に出てくるリズムゲームとは別に、「ノリ玉」というアイテムを集めて、それと交換して手に入れるリズムゲームというものもあります。ここもけっこう、色々なリズムゲームがあります。
で、この「ノリ玉」の獲得方法は、現在分かっているもので2種類。「パーフェクトクリア」を達成するか、「チャレンジ」を達成するか？です。
「パーフェクトクリア」はシリーズおなじみなので万事OKなのですが、気になったのは「チャレンジ」のほうです。
これは、3種類の決められたリズムゲームに連続で挑戦して、決められたノルマをクリアしていくという内容になっています。色々なパターンがあり、それぞれのチャレンジ内容で、初めてクリアするたびにノリ玉がもらえるのですが、これがどうも”かさ増し”に感じるんですよね。さっき「リズムゲーム自体のかさ増しは気にならない」と言いましたが、こっちはちょっと気になったかな。
ちなみに、最大4人同時プレイができるのは、この「チャレンジ」のみ。好きなリズムゲームを自由に好きなように選択して遊べるわけではないので、そこは少し要注意です。
× ―→ 演出重視にしたぶん、面倒に感じるところがあります。
今回は、シリーズ初となるストーリー要素を取り入れたわけですが、だいたい4つのリズムゲームが1セットになっており、4つ全てクリアすると次のエリアに移動可能に。その繰り返しとなります。
まず、ストーリーということで会話シーンがあったりして、この時点でシリーズ経験者の人は”わずらわしさ”を感じるでしょうね。今までは、そんなことなく次から次へとテンポよく遊んでいけたので。別に深みのあるストーリーじゃないですし、むしろゲーム側も「まあ、たいしたことないストーリーですが」と自虐する始末。それはいかがなものかと思うわけです。
私はマイペースで楽しんでいるので、ストーリーが入っていること自体は別に苦に感じませんでしたが、それよりも気に入らなかったのは、リズムゲームの選択がしづらいことです。
これまでのシリーズでは、ほぼ全てのリズムゲームが一画面に表示されており、どのリズムゲームでハイレベルを取っていないか？どれくらいパーフェクトクリアできているか？とかが分かりやすかったです。しかし今作は、先ほどもいったように4つで1セット。例外もけっこうありますけど、だいたい1画面に4～5つくらいしか表示されないのです。後でプレイしなおそうと思った時に、どのあたりにどんなリズムゲームがあったか？なんていちいち覚えているわけがないので、やりたいリズムゲームを探すハメになり、それのほうが”わずらわしく”感じました。
シリーズ集大成ということもありますし、何か新しいことに取り組みたかったんだろうな～という気持ちは分かります。
そして、ストーリーで登場するキャラクター達も全体的に”ヘンテコ”な人たちが多いので、この作品らしい部分もありますけど、やっぱり結果的に中途半端と言わざるを得ません。
「新人が出したアイデアをとりあえず入れてみた」って感じがしてしまい、なんか任天堂らしくない甘さだと思いました。
■====== まとめ ======■
●●●●●●●○○○ … 7点（10点満点）
『リズム天国』シリーズの集大成として満足のいくボリュームと内容になっていると思いますが、演出重視で遊びにくくなった部分が生まれたのは残念に感じました。
私はまあ、そこまで大きくマイナスにするほどでは無いという判断になりましたが、人によってはストーリー要素やリズムゲームの選択のさせ方が、思いのほか気に入らなく感じることと思います。リズムゲームとしての出来には満足しているので、なんかもったいないです。
それこそ携帯機での発売なんですから、いつも以上に快適なプレイスタイルを重視するべきだったように思うのですが…なぜ、ストーリー要素を入れようという話になったんでしょうかね？つんく♂さんと岩田社長による「社長が訊く」でも、ストーリー要素を導入したことについてはお話がないようでしたので。
インターフェースに対しての不満はありましたけど、本当にリズムゲームとしての内容は価格相応で、いつも通りよく出来ていますので。
シリーズ経験者には懐かしみながら楽しんでほしいですし、それこそシリーズ未経験者のかたには、シリーズの集大成である今作にどっぷりと浸って欲しいです。むしろ、シリーズ未経験者だったら、ストーリー要素とかは別に気にならないのでしょうね。
私は、とりあえずいつも通り、全パーフェクトは目指していきますよ。まだちょこっとしか出来てないけど。
来年（2016年）で、シリーズ生誕10周年を迎える『リズム天国』。集大成ともいえる今作が発売され、今後、このシリーズはどういった道を歩んでいくのでしょうか？
シリーズを監修してきたつんく♂さんは、不幸なことに声帯をなくしてしまい、次の作品を作るにしてもなかなか今までのようにはいかないかもしれませんが、どうか、飽くなき挑戦を絶やさないで欲しいです。また、ノリノリで楽しめる作品を出してくれる時を、楽しみにしていますよ。
↓↓ 興味をお持ちいただけたようでしたら、是非どうぞ ↓↓
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アーケードの「リズム天国」を触ってきてみたです（2007/10/09）
ＤＳ『リズム天国 ゴールド』 インプレッション（2008/08/09）
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Wii『みんなのリズム天国』 セカンドインプレッション（2011/08/03）
その他のタイトルのインプレッション記事は、こちらからどうぞ
『リズム天国 ザ・ベスト＋』
対応ゲーム機 ―→ 3DS
発売日 ―→ 2015/06/11
価格 ―→ 4,700円（税別）
ジャンル ―→ ノリ感ゲーム♪
プレイ人数 ―→ 1～4人（ローカル通信およびダウンロード通信で、最大4人で同時プレイ）
CERO ―→ A（全年齢対象）
■====== 簡単なご紹介 ======■
音楽にのってタイミングよくボタンを押すリズムゲーム『リズム天国』シリーズの新作です。
これまでゲーム機で展開された3作品から選りすぐったリズムゲームが一同に集結。もちろん新作リズムゲームもありますよ。最大4人同時プレイも楽しめるようになりました。
まだパーフェクトクリアできた数は少ないですけど、一段落はしたので、ここらへんで感想を書かせていただきます。
■====== partygameの感想 ======■
○＝良い △＝まあまあ or ちょっと気になる ×＝悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 4,300円くらい（新品）
プレイ時間 ―→ 約6時間半
プレイ内容 ―→ ストーリークリア＆「チャレンジ」や「パーフェクトクリア」も少しだけ達成
過去のシリーズ作品 ―→ アーケード版も含め、全てプレイ経験があります。
○ ―→ 相変わらず”リズム天国”らしいリズムゲームの数々です。
シュールなものやカワイイもの、ヘンテコなものまでバリエーション豊か。いや、むしろ新作リズムゲームは全体的に”ヘンテコ”寄りかも？
特にインパクトがあったのは、「失恋ベアー」というリズムゲーム。初見プレイでは、シュールな感じと哀しい感じとか混ざり合って、なんかもう苦笑いするしかありませんでした（苦笑）
○ ―→ ボリュームは文句なし。
今作のウリである「シリーズ最大級のボリューム」に、偽りはありません。
いくつか”かさ増し”している感もありますけど、あまり気になりません。「カラテ家」は自分で買って入手するものも含めると5種類ありますけど、ま、シリーズ皆勤賞なのでね。特別扱いです。
○ ―→ 難易度の上がり具合が、だいぶ分かりやすくなっています。
最初は、本当に単純なものばかり。ワンパターンで誰でも楽しめるレベルから始まります。そして徐々に、パターンが増えてきたり、ちょっとズラした感じのタイミングになったりしていく感じです。
「カラテ家」もそうなんですが、例えば「マッスル人形（Wii版で登場）」にしても、元々は4パターンあったのが、序盤では2パターンしか出現しないものとかありました。そして後に、全パターン収録された難しいバージョンが出てくるという感じです。
△ ―→ 「ノリ玉」について。
今作では、普通に出てくるリズムゲームとは別に、「ノリ玉」というアイテムを集めて、それと交換して手に入れるリズムゲームというものもあります。ここもけっこう、色々なリズムゲームがあります。
で、この「ノリ玉」の獲得方法は、現在分かっているもので2種類。「パーフェクトクリア」を達成するか、「チャレンジ」を達成するか？です。
「パーフェクトクリア」はシリーズおなじみなので万事OKなのですが、気になったのは「チャレンジ」のほうです。
これは、3種類の決められたリズムゲームに連続で挑戦して、決められたノルマをクリアしていくという内容になっています。色々なパターンがあり、それぞれのチャレンジ内容で、初めてクリアするたびにノリ玉がもらえるのですが、これがどうも”かさ増し”に感じるんですよね。さっき「リズムゲーム自体のかさ増しは気にならない」と言いましたが、こっちはちょっと気になったかな。
ちなみに、最大4人同時プレイができるのは、この「チャレンジ」のみ。好きなリズムゲームを自由に好きなように選択して遊べるわけではないので、そこは少し要注意です。
× ―→ 演出重視にしたぶん、面倒に感じるところがあります。
今回は、シリーズ初となるストーリー要素を取り入れたわけですが、だいたい4つのリズムゲームが1セットになっており、4つ全てクリアすると次のエリアに移動可能に。その繰り返しとなります。
まず、ストーリーということで会話シーンがあったりして、この時点でシリーズ経験者の人は”わずらわしさ”を感じるでしょうね。今までは、そんなことなく次から次へとテンポよく遊んでいけたので。別に深みのあるストーリーじゃないですし、むしろゲーム側も「まあ、たいしたことないストーリーですが」と自虐する始末。それはいかがなものかと思うわけです。
私はマイペースで楽しんでいるので、ストーリーが入っていること自体は別に苦に感じませんでしたが、それよりも気に入らなかったのは、リズムゲームの選択がしづらいことです。
これまでのシリーズでは、ほぼ全てのリズムゲームが一画面に表示されており、どのリズムゲームでハイレベルを取っていないか？どれくらいパーフェクトクリアできているか？とかが分かりやすかったです。しかし今作は、先ほどもいったように4つで1セット。例外もけっこうありますけど、だいたい1画面に4～5つくらいしか表示されないのです。後でプレイしなおそうと思った時に、どのあたりにどんなリズムゲームがあったか？なんていちいち覚えているわけがないので、やりたいリズムゲームを探すハメになり、それのほうが”わずらわしく”感じました。
シリーズ集大成ということもありますし、何か新しいことに取り組みたかったんだろうな～という気持ちは分かります。
そして、ストーリーで登場するキャラクター達も全体的に”ヘンテコ”な人たちが多いので、この作品らしい部分もありますけど、やっぱり結果的に中途半端と言わざるを得ません。
「新人が出したアイデアをとりあえず入れてみた」って感じがしてしまい、なんか任天堂らしくない甘さだと思いました。
■====== まとめ ======■
●●●●●●●○○○ … 7点（10点満点）
『リズム天国』シリーズの集大成として満足のいくボリュームと内容になっていると思いますが、演出重視で遊びにくくなった部分が生まれたのは残念に感じました。
私はまあ、そこまで大きくマイナスにするほどでは無いという判断になりましたが、人によってはストーリー要素やリズムゲームの選択のさせ方が、思いのほか気に入らなく感じることと思います。リズムゲームとしての出来には満足しているので、なんかもったいないです。
それこそ携帯機での発売なんですから、いつも以上に快適なプレイスタイルを重視するべきだったように思うのですが…なぜ、ストーリー要素を入れようという話になったんでしょうかね？つんく♂さんと岩田社長による「社長が訊く」でも、ストーリー要素を導入したことについてはお話がないようでしたので。
インターフェースに対しての不満はありましたけど、本当にリズムゲームとしての内容は価格相応で、いつも通りよく出来ていますので。
シリーズ経験者には懐かしみながら楽しんでほしいですし、それこそシリーズ未経験者のかたには、シリーズの集大成である今作にどっぷりと浸って欲しいです。むしろ、シリーズ未経験者だったら、ストーリー要素とかは別に気にならないのでしょうね。
私は、とりあえずいつも通り、全パーフェクトは目指していきますよ。まだちょこっとしか出来てないけど。
来年（2016年）で、シリーズ生誕10周年を迎える『リズム天国』。集大成ともいえる今作が発売され、今後、このシリーズはどういった道を歩んでいくのでしょうか？
シリーズを監修してきたつんく♂さんは、不幸なことに声帯をなくしてしまい、次の作品を作るにしてもなかなか今までのようにはいかないかもしれませんが、どうか、飽くなき挑戦を絶やさないで欲しいです。また、ノリノリで楽しめる作品を出してくれる時を、楽しみにしていますよ。
| 万人向け ← | ●○○○○○○○○○ | → 熟練者向け |
| 手軽に ← | ○○●○○○○○○○ | → じっくり |
| 思考タイプ ← | ○○○○○○○○○● | → 感覚タイプ |
| 爽快感重視 ← | ○○○○○○○●○○ | → 達成感重視 |
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もうちょいノリ玉集めやすくしてほしかったなー
てかチャレンジトレインってどのくらいクリアできた？
俺まだ5つぐらいだよー難しいよー
どちらかというとパーフェクトクリアを集中して進めたいな～と思っているんですが、なかなかこう、連続であのカーテンが開いてくれないもので。ちょっともどかしいですわ～。
ミュージアムに行けばリズムゲームが一覧で表示され、ここから遊ぶこともできるのですが、管理人さんとしては、これではダメだということなのでしょうか？
確かに1つの画面でバーッと確認できますね。
ただ、だからこそ、これがメインの画面でいいよな～って強く感じてしまいました。
なんか、リズムゲームを選択できる場所が2か所あるって時点で、統制が図れていないって感じてしまうのです。「なぜ2か所もあるのか？」というと「演出にこだわりたかったから」という答えになるのでしょう。
ストーリーモードを入れたことにより、おのずと演出面にも力を入れたほうが良いという方針になり、結果として足かせになっているんだろうな～と、改めて感じる次第です。
屁理屈に聞こえるかもしれませんが、「無駄な演出なくリズムゲームをサクサクプレイできる過去のシリーズ作品を楽しんでいたからこそ、感じること」だと思っていただければ良いです。