ユウジャ…最初に「なんか気に入らないかも」とか言って、ごめんなさい(苦笑)

『勇者30 SECOND』
対応ゲーム機 ―→ プレイステーション・ポータブル
発売日 ―→ 2011/08/04
希望小売価格 ―→ パッケージ版 = 2,940円/ダウンロード版 = 2,100円(ともに税込・廉価版の価格です)
ジャンル ―→ 超速ドラマチックRPG
プレイ人数 ―→ 1~4人
CERO ―→ A(全年齢対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
30秒という短い制限時間と、懐かしいファミコン風デザインが特徴のRPGです。
限られた時間のなかで、RPGの定番である戦闘・会話・買い物といった行動を駆使してクエストクリアを目指します。
前作『勇者30』は、RPGスタイルのほかに、シューティングやシミュレーションで楽しむスタイルもありましたが、今作ではRPGスタイル1本に。また、ストーリーモードだけでなく、他にも様々なモードが楽しめます。
ストーリーモードについて、説明。
ストーリーモードでは、「グローバルモード」と「クエストモード」が交互に切り替わりながら、ストーリーが進んでいきます。
「グローバルモード」では制限時間が無く、自由にフィールドや施設を探索できます。戦闘も発生しますし、レベルアップもできます。
で、フィールド上にはあからさまにチェックポイントがあり、そこに移動するとボス敵が現れるなどしてクエストが発生。30秒の制限時間とともに「クエストモード」へ移行。制限時間内に、勝利条件を満たしましょう。勝利条件は、前作にもあった”魔王を倒す”だけではなく”30秒間城を守り抜く”や”今いる場所から脱出しろ”など、様々な条件があります。
クエストをクリアすれば「グローバルモード」に戻り、次のチェックポイントを目指します。
「クエストモード」では超速でレベルが上がっていきますが、クエストが終了して「グローバルモード」に戻ってくると、「グローバルモード」の時のレベルにまで戻ります。
「クエストモード」の所持金は、クリア時に10%だけグローバルモードに入ってきます。
逆にいうと、「グローバルモードのレベル=クエストモードでの初期レベル」になるので、グローバルモードでレベルをしっかり上げておくと、クエストが楽になりますよ。
クエストでは、前作と同様「女神像」がカギ。お金を払えば制限時間を30秒に戻してくれます。
その他、巨大なモンスターとかと戦うための「勇者城」、主人公や各サポートキャラが持つ「スキル」、戦闘のカギとなる「クラスチェンジ」や「武器合成」、時間に追われず挑戦できる「グローバルダンジョン」など、色々な新要素があります。これらも利用して、クエスト内で立ちはだかる難所を攻略していきましょう。
ストーリーモード以外のモードも、軽く紹介しておきます。
「勇者タイムアタック」 ―→ ストーリーモードで攻略したことのあるクエストに挑戦し、クリア時間をインターネットランキングに登録できます。
「勇者無限」 ―→ 次々と登場する魔王を、時間0になるまで可能な限り倒すことを目指します。魔王を5匹倒すごとに商品が変わり、10匹倒すたびに舞台が変わります。
「真・勇者大戦」 ―→ 最大4人同時プレイで、誰がいち早く魔王を倒せるかを競います。
「ロマンシング・ツクレール」 ―→ オリジナルのクエストを作成できます。ダウンロードしたオリジナルクエストを遊ぶのも、ここで。
「ロマンシング・ツナガール」 ―→ 作成したクエストをアップロードしたり、他の人のオリジナルクエストをダウンロードできます。
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 1,620円(新品・送料含む)
プレイ内容
└→ストーリーモードのシナリオクリア
└→「勇者無限」で100匹討伐達成
└→1つだけクエスト作成してアップロード
シナリオクリアにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●●○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
過去のシリーズ作品 ―→ 前作『勇者30』をプレイしています。
○ ―→ ”スピーディー”と”まったり”のメリハリがいいですね。
「クエストモード」は前作以上に、30秒という制限時間に濃縮された超速RPGを楽しめます。ある程度レベル差がついたザコ敵は、戦闘シーンにいかずとも蹴散らせるのが気持ちいいですね。なんか『MOTHER2』を思い出しました(笑)
「グローバルモード」では自分のペースで、さながら通常のRPGのように楽しめます。とはいっても、戦闘はいつもと同じくサクッと終わるので、こちらもテンポ良く楽しめます。
○ ―→ まさにRPGを楽しんでる!って感じのストーリーでした。
前作にもストーリーはありましたが、今回はさらにRPGらしく、壮大な物語が楽しめます。ベタな展開も多いですが、最終的にはかなり感動できました。
ステージクリア制だった前作と違い、全てがひとつながりになっていること。そして、クエストはもちろんのこと、グローバルでもわりとスピーディーに進めるので、ヘンなところに時間をかけることがなく純粋にストーリーに集中できるような気がしました。まさに『勇者30』だからこそのメリットって感じです。
ちなみに、ストーリー的に前作と絡む部分も少しだけありますが、知らなくても問題はないと思います。知っていると、ちょっと嬉しい!というくらいですかね。
○ ―→ ストーリーを彩る演出や音楽も素晴らしいです。
音楽の素晴らしさは前作譲りで、今作でも多くの有名なサウンドコンポーザーが協力してくれています。前作メインテーマのアレンジがお気に入りです。
また、一部での演出も素晴らしく、ストーリーにより深く感情移入できたように思います。今の時代、ファミコン風グラフィックでも感動できるんだな~と思い知らされましたね。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、”ユウジャのラスト”は特に印象深かったです。
○ ―→ ストーリーモード以外にも、やり込める要素がいっぱいあります。
タイムアタックは多少”かさ増し”な感じがしますが、エンドレスモードみたいなのもありますし、何よりクエストの作成や共有ができるのは大きいですよね。発売して1年半は経つので、それこそ山のようにオリジナルクエストがアップロードされています。
これをひたすらダウンロードしてプレイしているだけでも、相当楽しめることでしょうね。ただし、メッセージに規制はないので、ちょっとアレな内容のクエストも多くアップロードされていますが…まあ、イヤなら無視すればいいだけです(笑)
△ ―→ RPGスタイル1本になったこと自体は、思ったより気にならなかったです。
まあ、それだけストーリーや演出、音楽といったその他の魅力が強かったとも言えます。
ただし、やっぱりそれでも他のプレイスタイルがないことに、物足りなさとか飽きを感じる人もいるだろうな~とは思いました。前作をプレイしている人だから感じることのある不満であって、前作未経験の人は気にすることのないポイントです。
△ ―→ オリジナルクエストの作成は、思いのほかできることに限りが。
主に不満点は2つ。
1つは、イベントで可能なことがけっこう限られていることです。ストーリーモードなどをプレイした後だと、あんなことやこんなことが…なんて想像を膨らませることでしょうけど、ストーリーモードにあったようなクエストはほとんど作れないと思ったほうがいいでしょう。
できることをざっくり言うと、
└→会話イベント
└→洞窟のモンスターを倒すイベント
└→洞窟のモンスターを倒すと別の場所に移動するイベント
└→フィールドの特定の地点に触れると起こるイベント
└→アイテムをもらえるイベント
…といったところです。
もう1つは、パラメータの設定が大雑把で、しかも性能とかがアバウトにしか表現されていないことです。
武器だと例えば「Lv1 へっぽこ」「Lv4 はやい」「Lv6 おもい」という感じでレベル順に強さが用意されているんですが、具体的な強さは分かりません。しかも、レベルが高いほど強いという単純な話ではなく、「はやい」とか「おもい」という言葉の通り、それぞれ特徴も違ったりします。特徴があること自体はいいんですが、詳細が分からないのでゲームバランスが取りづらいです。
お店での価格設定やボス敵の強さも10種類から選ばないといけないので、なおバランスが取りづらいです。
私個人としては、この2点で多少テンションが下がっちゃいました。まあ、サクッとお手軽に作るには問題ないかもしれませんが、多少なりとも懲りたい人には物足りない自由度だと思いました。
自由度が高すぎても難しいですが、せめてパラメータ関連はある程度自由に設定できるようにして欲しかったです。
■====== 得点とまとめ ======■
●●●●●●●●●○ … 9点(10点満点)
まとめの前に1つ。今回から、得点の付け方を変えます。
これまで100点満点で付けていましたが、1点単位で差を付ける基準が徐々にあいまいになってきて、私でもよく分からなくなってきてしまったので…もっと大雑把に。10点満点で付けることにしました。
なお、1月に感想を書いたタイトルについても、ちょちょいと変更しておきました。
ここから今作のまとめです。
あくまで独自性そのものを魅力としていた前作とはちょっと違い、今作はその独自性を本来のRPGとしての魅力に活かしたという印象でした。
前作は前作で、面白かったです。ただ、ステージクリア制ということもあり、1つ1つが楽しかったという印象が強かったんですよね。
今作はその魅力も残しつつ、フィールドがひとつながりになったことや、前作以上にストーリーの展開・演出・音楽が魅力的だったこと。そしてゲーム展開がスピーディーで、ストーリーを楽しむ邪魔にならなかったこと。ここらへんが、いかにもRPGを楽しんでる!という気持ちにさせてくれたように思います。
前作のバリエーション豊かなプレイスタイルが好きだった人には物足りなく感じるかもしれませんが、今作はどちらかというと、純粋にストーリーを楽しめるRPGを求めている人に、遊んで欲しいと思いました。
昨今のRPGって、単にストーリーを楽しむ以外の要素が多く増えてしまい、ストーリーに集中して楽しめるRPGというのがむしろ少なくなったような気がするのです。そんな、今のもどかしいRPGにヤキモキしている人なんかは、是非楽しんでみて欲しいです。
…まあしかし、買う前と遊んだ後ではだいぶ印象が変わりました。思った以上に感動できたので。外見だけで判断しているともったいない作品です。これも立派な”隠れた名作”ですかね。
最後に。せっかくなので1つ、オリジナルクエストを作成してアップロードしました。
IDは「009215」。ユーザー名は「XIMEN」。タイトル名は「セグメントアイランド」です。
一応、それとなくネタは仕込んでみました。ブログをご覧頂いてきた人なら、分かるかな?ま、よろしければアップロードして遊んでみてください。以後「ツクリエイトボックス」でも見れるようにしておきます。
関連記事:
PSP『勇者30』 ファーストインプレッション(2010/05/08)
PSP『勇者30』 全ステージクリア後のセカンドインプレッション(2010/05/24)
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ

『勇者30 SECOND』
対応ゲーム機 ―→ プレイステーション・ポータブル
発売日 ―→ 2011/08/04
希望小売価格 ―→ パッケージ版 = 2,940円/ダウンロード版 = 2,100円(ともに税込・廉価版の価格です)
ジャンル ―→ 超速ドラマチックRPG
プレイ人数 ―→ 1~4人
CERO ―→ A(全年齢対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
30秒という短い制限時間と、懐かしいファミコン風デザインが特徴のRPGです。
限られた時間のなかで、RPGの定番である戦闘・会話・買い物といった行動を駆使してクエストクリアを目指します。
前作『勇者30』は、RPGスタイルのほかに、シューティングやシミュレーションで楽しむスタイルもありましたが、今作ではRPGスタイル1本に。また、ストーリーモードだけでなく、他にも様々なモードが楽しめます。
ストーリーモードについて、説明。
ストーリーモードでは、「グローバルモード」と「クエストモード」が交互に切り替わりながら、ストーリーが進んでいきます。
「グローバルモード」では制限時間が無く、自由にフィールドや施設を探索できます。戦闘も発生しますし、レベルアップもできます。
で、フィールド上にはあからさまにチェックポイントがあり、そこに移動するとボス敵が現れるなどしてクエストが発生。30秒の制限時間とともに「クエストモード」へ移行。制限時間内に、勝利条件を満たしましょう。勝利条件は、前作にもあった”魔王を倒す”だけではなく”30秒間城を守り抜く”や”今いる場所から脱出しろ”など、様々な条件があります。
クエストをクリアすれば「グローバルモード」に戻り、次のチェックポイントを目指します。
「クエストモード」では超速でレベルが上がっていきますが、クエストが終了して「グローバルモード」に戻ってくると、「グローバルモード」の時のレベルにまで戻ります。
「クエストモード」の所持金は、クリア時に10%だけグローバルモードに入ってきます。
逆にいうと、「グローバルモードのレベル=クエストモードでの初期レベル」になるので、グローバルモードでレベルをしっかり上げておくと、クエストが楽になりますよ。
クエストでは、前作と同様「女神像」がカギ。お金を払えば制限時間を30秒に戻してくれます。
その他、巨大なモンスターとかと戦うための「勇者城」、主人公や各サポートキャラが持つ「スキル」、戦闘のカギとなる「クラスチェンジ」や「武器合成」、時間に追われず挑戦できる「グローバルダンジョン」など、色々な新要素があります。これらも利用して、クエスト内で立ちはだかる難所を攻略していきましょう。
ストーリーモード以外のモードも、軽く紹介しておきます。
「勇者タイムアタック」 ―→ ストーリーモードで攻略したことのあるクエストに挑戦し、クリア時間をインターネットランキングに登録できます。
「勇者無限」 ―→ 次々と登場する魔王を、時間0になるまで可能な限り倒すことを目指します。魔王を5匹倒すごとに商品が変わり、10匹倒すたびに舞台が変わります。
「真・勇者大戦」 ―→ 最大4人同時プレイで、誰がいち早く魔王を倒せるかを競います。
「ロマンシング・ツクレール」 ―→ オリジナルのクエストを作成できます。ダウンロードしたオリジナルクエストを遊ぶのも、ここで。
「ロマンシング・ツナガール」 ―→ 作成したクエストをアップロードしたり、他の人のオリジナルクエストをダウンロードできます。
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 1,620円(新品・送料含む)
プレイ内容
└→ストーリーモードのシナリオクリア
└→「勇者無限」で100匹討伐達成
└→1つだけクエスト作成してアップロード
シナリオクリアにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●●○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
過去のシリーズ作品 ―→ 前作『勇者30』をプレイしています。
○ ―→ ”スピーディー”と”まったり”のメリハリがいいですね。
「クエストモード」は前作以上に、30秒という制限時間に濃縮された超速RPGを楽しめます。ある程度レベル差がついたザコ敵は、戦闘シーンにいかずとも蹴散らせるのが気持ちいいですね。なんか『MOTHER2』を思い出しました(笑)
「グローバルモード」では自分のペースで、さながら通常のRPGのように楽しめます。とはいっても、戦闘はいつもと同じくサクッと終わるので、こちらもテンポ良く楽しめます。
○ ―→ まさにRPGを楽しんでる!って感じのストーリーでした。
前作にもストーリーはありましたが、今回はさらにRPGらしく、壮大な物語が楽しめます。ベタな展開も多いですが、最終的にはかなり感動できました。
ステージクリア制だった前作と違い、全てがひとつながりになっていること。そして、クエストはもちろんのこと、グローバルでもわりとスピーディーに進めるので、ヘンなところに時間をかけることがなく純粋にストーリーに集中できるような気がしました。まさに『勇者30』だからこそのメリットって感じです。
ちなみに、ストーリー的に前作と絡む部分も少しだけありますが、知らなくても問題はないと思います。知っていると、ちょっと嬉しい!というくらいですかね。
○ ―→ ストーリーを彩る演出や音楽も素晴らしいです。
音楽の素晴らしさは前作譲りで、今作でも多くの有名なサウンドコンポーザーが協力してくれています。前作メインテーマのアレンジがお気に入りです。
また、一部での演出も素晴らしく、ストーリーにより深く感情移入できたように思います。今の時代、ファミコン風グラフィックでも感動できるんだな~と思い知らされましたね。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、”ユウジャのラスト”は特に印象深かったです。
○ ―→ ストーリーモード以外にも、やり込める要素がいっぱいあります。
タイムアタックは多少”かさ増し”な感じがしますが、エンドレスモードみたいなのもありますし、何よりクエストの作成や共有ができるのは大きいですよね。発売して1年半は経つので、それこそ山のようにオリジナルクエストがアップロードされています。
これをひたすらダウンロードしてプレイしているだけでも、相当楽しめることでしょうね。ただし、メッセージに規制はないので、ちょっとアレな内容のクエストも多くアップロードされていますが…まあ、イヤなら無視すればいいだけです(笑)
△ ―→ RPGスタイル1本になったこと自体は、思ったより気にならなかったです。
まあ、それだけストーリーや演出、音楽といったその他の魅力が強かったとも言えます。
ただし、やっぱりそれでも他のプレイスタイルがないことに、物足りなさとか飽きを感じる人もいるだろうな~とは思いました。前作をプレイしている人だから感じることのある不満であって、前作未経験の人は気にすることのないポイントです。
△ ―→ オリジナルクエストの作成は、思いのほかできることに限りが。
主に不満点は2つ。
1つは、イベントで可能なことがけっこう限られていることです。ストーリーモードなどをプレイした後だと、あんなことやこんなことが…なんて想像を膨らませることでしょうけど、ストーリーモードにあったようなクエストはほとんど作れないと思ったほうがいいでしょう。
できることをざっくり言うと、
└→会話イベント
└→洞窟のモンスターを倒すイベント
└→洞窟のモンスターを倒すと別の場所に移動するイベント
└→フィールドの特定の地点に触れると起こるイベント
└→アイテムをもらえるイベント
…といったところです。
もう1つは、パラメータの設定が大雑把で、しかも性能とかがアバウトにしか表現されていないことです。
武器だと例えば「Lv1 へっぽこ」「Lv4 はやい」「Lv6 おもい」という感じでレベル順に強さが用意されているんですが、具体的な強さは分かりません。しかも、レベルが高いほど強いという単純な話ではなく、「はやい」とか「おもい」という言葉の通り、それぞれ特徴も違ったりします。特徴があること自体はいいんですが、詳細が分からないのでゲームバランスが取りづらいです。
お店での価格設定やボス敵の強さも10種類から選ばないといけないので、なおバランスが取りづらいです。
私個人としては、この2点で多少テンションが下がっちゃいました。まあ、サクッとお手軽に作るには問題ないかもしれませんが、多少なりとも懲りたい人には物足りない自由度だと思いました。
自由度が高すぎても難しいですが、せめてパラメータ関連はある程度自由に設定できるようにして欲しかったです。
■====== 得点とまとめ ======■
●●●●●●●●●○ … 9点(10点満点)
まとめの前に1つ。今回から、得点の付け方を変えます。
これまで100点満点で付けていましたが、1点単位で差を付ける基準が徐々にあいまいになってきて、私でもよく分からなくなってきてしまったので…もっと大雑把に。10点満点で付けることにしました。
なお、1月に感想を書いたタイトルについても、ちょちょいと変更しておきました。
ここから今作のまとめです。
あくまで独自性そのものを魅力としていた前作とはちょっと違い、今作はその独自性を本来のRPGとしての魅力に活かしたという印象でした。
前作は前作で、面白かったです。ただ、ステージクリア制ということもあり、1つ1つが楽しかったという印象が強かったんですよね。
今作はその魅力も残しつつ、フィールドがひとつながりになったことや、前作以上にストーリーの展開・演出・音楽が魅力的だったこと。そしてゲーム展開がスピーディーで、ストーリーを楽しむ邪魔にならなかったこと。ここらへんが、いかにもRPGを楽しんでる!という気持ちにさせてくれたように思います。
前作のバリエーション豊かなプレイスタイルが好きだった人には物足りなく感じるかもしれませんが、今作はどちらかというと、純粋にストーリーを楽しめるRPGを求めている人に、遊んで欲しいと思いました。
昨今のRPGって、単にストーリーを楽しむ以外の要素が多く増えてしまい、ストーリーに集中して楽しめるRPGというのがむしろ少なくなったような気がするのです。そんな、今のもどかしいRPGにヤキモキしている人なんかは、是非楽しんでみて欲しいです。
…まあしかし、買う前と遊んだ後ではだいぶ印象が変わりました。思った以上に感動できたので。外見だけで判断しているともったいない作品です。これも立派な”隠れた名作”ですかね。
最後に。せっかくなので1つ、オリジナルクエストを作成してアップロードしました。
IDは「009215」。ユーザー名は「XIMEN」。タイトル名は「セグメントアイランド」です。
一応、それとなくネタは仕込んでみました。ブログをご覧頂いてきた人なら、分かるかな?ま、よろしければアップロードして遊んでみてください。以後「ツクリエイトボックス」でも見れるようにしておきます。
万人向け ← | ○●○○○○○○○○ | → 熟練者向け |
手軽に ← | ○○○●○○○○○○ | → じっくり |
思考タイプ ← | ○○○○○○●○○○ | → 感覚タイプ |
爽快感重視 ← | ○○○●○○○○○○ | → 達成感重視 |
関連記事:
PSP『勇者30』 ファーストインプレッション(2010/05/08)
PSP『勇者30』 全ステージクリア後のセカンドインプレッション(2010/05/24)
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
ちょくちょく噂程度は聞いておりましたが、やはり面白そうですね…。実は体験版もちょっと前にプレイして面白かったのですが時間がなく、結局未プレイのままなんですよ(汗)
体験版では、ですが確かにスピード感は半端ないですよねw 一般戦闘でも2、3秒、レベル上がれば瞬殺というのは少しのプレイ時間ですがやみつきになる感じでした
また後から知ったことですが、サウンド陣がガチメンバー過ぎて噴いたのも印象的ですw いえホント、この方々それぞれ大作ゲームとかに出てる人ですよね…w
そして私個人気になるストーリー重視ということで…
やっぱり欲しいっすな…!! 前作との繋がりが薄いようですが、しかし前作にも魅力があるようですし…中古なら恐らく安いはず!両方含めて購入を検討しようかと思います!
プレイレポートありがとうございました!!
前作は前作で、まさにベタではありますが熱くなれる展開ですし、今作は今作で熱くなったり感動できたりします。
そこまでやたら時間もかからないので、よろしければ2作ともプレイしてみるといいかもしれません。リーさんにも楽しめるものであると、願っています。