ガキの頃、私は
両手の指を使って10までは数えることができた。が、
長崎の上野彦馬写真館で撮ったという、
台に寄りかかった坂本龍馬と
サモトラケのニケのシルエットが区別できない拙脳なる私は、
足の指を用いる器用さも知恵も持ち合わせてなかったので、
「11」というカズを数えることができなかった。
先日、
日本のサッカー発展の最大の功労者である三浦知良が
フットサルの代表に選出されたことに、一部
批判の声があがったらしい。
フットサルを真剣にやってきたものが一人はじかれることになる、
という理屈だそうである。が、
そのハジカレタ者がカワイソウというのなら、
私財をなげうって救済してあげればいい。かつて
醜い容姿の監督の私的な嫉妬心で日本代表からはずされたキング・カズが
ここに選ばれてもまたいいではないか。とはいえ、
野球好きでサッカーにほとんど興味がない私の感想にすぎない。
酸味が強いコーヒーが好きなので缶コーヒーにはほとんど関心がないが、
三浦知良が出てる「ジョージア・ヨーロピアン」のTVCMは、
そのマンドリン使いの瀟洒な趣き深いBGMに惹かれる。
瀬川英史という人物がアレンジしたものだということである。
クラシカル音楽の楽理を学んだことがなくても
音楽でメシを食ってけるとは、ムソルグスキーも顔負けの
よほどの才能の持ち主なのだろう。
原曲は、帝政ロシア崩壊で最終的に米国に帰化した
Сергрй Васильевич Рахманинов
(スィルギェーィ・ヴァスィーリイヴィチ・ラフマーニナフ、1873-1943)、いわゆる
ラフマニノフの「交響曲第2番」の緩徐楽章(第3楽章)冒頭である。
[Adagio(4分音符=50、4/4拍子、 3♯(イ長調)]
ヴィオーラの3連符のオッブリガートに乗って、
vnプリーモが主要主題への導入旋律を擦り出す。
♪●ド・<ミ<ソ│
<シ<ド・>ラー・・ー、>シ・<レ<ファ│
<ラ<シ・>ソー・・ー、>ラ・<ド<ミ│
<ソ<ラ・>ファー・・ー>ミ・>レー│
ー<ミ・>ドー・・ーー・♪
2小節乃至4小節の第1拍がみな倚音となってて、
いかにも「郷愁」にうったえる芸風のラフマニノフらしい。
缶コーヒーのCMでは、このvnプリーモをマンドリンに替えてるが、
これがまたイイ感じなのである。1976年に、
米国のポップス歌手エリック・カーメンがこの箇所をいじって
"Never Gonna Fall in Love Again
(ネヴァ・ガナ・フォール・イン・ラヴ・アゲン、邦題=恋にノータッチ)"
という歌謡曲にした。また、
1994年にはフジTVが月9の「妹よ」で
男声のスキャットに編曲したものと、
ラーザレフ指揮ボリショイ交響楽団の原曲を使ってた。
(cf;「著作権における戦時加算/100年後の不平等条約と平成の陸奥宗光待望」
http://blog.goo.ne.jp/passionbbb/e/f7400346081f2304f50047116949b8bc)
このドラマは全10話だった。最終回は
視聴率30パーセント超え、なんて時代である。といっても、
その最終回にはデボラ・カー女史もケイリー・グラントも
常盤貴子も福山雅治も出てなかった。
いずれにしても、第「11」話はなかった。
ちなみに、
日本語版wikipediaの「妹よ」には、
「挿入曲」として、
*)<セルゲイ・ラフマニノフ作曲 ピアノ協奏曲第2番第3楽章
雅史が再生するCDのほか、サウンドトラックとしても使用されている。
また上記「恋にノータッチ」も本曲をモチーフにして制作された楽曲である。>
と説明されてる(2012年10月8日現在)が、いうまでもなく
<ピアノ協奏曲第2番>ではなく、
<交響曲第2番>の誤りである。なんでも、
ドラマの影響で当時はあまり有名でなかったこの「原曲」のCDが売れすぎて、
品切れの"CDショップ"では著名な"ピアノ協奏曲第2番"を代わりに勧めたという。
私の好きなコーヒーは酸味の強いエチオピア・モカであるが、
三浦知良はブラジル・サントス、かもしれない。
*)2013年05月16日に日本語版wikipediaの「妹よ」を閲覧してみたところ、
<挿入曲 [編集]
セルゲイ・ラフマニノフ作曲 交響曲第2番第3楽章
雅史が再生するCDのほか、サウンドトラックとしても使用されている。
また上記「恋にノータッチ」も本曲をモチーフにして制作された楽曲である。>
と"訂正"されてた。執筆者はこのグログをご覧になったのかもしれない。
両手の指を使って10までは数えることができた。が、
長崎の上野彦馬写真館で撮ったという、
台に寄りかかった坂本龍馬と
サモトラケのニケのシルエットが区別できない拙脳なる私は、
足の指を用いる器用さも知恵も持ち合わせてなかったので、
「11」というカズを数えることができなかった。
先日、
日本のサッカー発展の最大の功労者である三浦知良が
フットサルの代表に選出されたことに、一部
批判の声があがったらしい。
フットサルを真剣にやってきたものが一人はじかれることになる、
という理屈だそうである。が、
そのハジカレタ者がカワイソウというのなら、
私財をなげうって救済してあげればいい。かつて
醜い容姿の監督の私的な嫉妬心で日本代表からはずされたキング・カズが
ここに選ばれてもまたいいではないか。とはいえ、
野球好きでサッカーにほとんど興味がない私の感想にすぎない。
酸味が強いコーヒーが好きなので缶コーヒーにはほとんど関心がないが、
三浦知良が出てる「ジョージア・ヨーロピアン」のTVCMは、
そのマンドリン使いの瀟洒な趣き深いBGMに惹かれる。
瀬川英史という人物がアレンジしたものだということである。
クラシカル音楽の楽理を学んだことがなくても
音楽でメシを食ってけるとは、ムソルグスキーも顔負けの
よほどの才能の持ち主なのだろう。
原曲は、帝政ロシア崩壊で最終的に米国に帰化した
Сергрй Васильевич Рахманинов
(スィルギェーィ・ヴァスィーリイヴィチ・ラフマーニナフ、1873-1943)、いわゆる
ラフマニノフの「交響曲第2番」の緩徐楽章(第3楽章)冒頭である。
[Adagio(4分音符=50、4/4拍子、 3♯(イ長調)]
ヴィオーラの3連符のオッブリガートに乗って、
vnプリーモが主要主題への導入旋律を擦り出す。
♪●ド・<ミ<ソ│
<シ<ド・>ラー・・ー、>シ・<レ<ファ│
<ラ<シ・>ソー・・ー、>ラ・<ド<ミ│
<ソ<ラ・>ファー・・ー>ミ・>レー│
ー<ミ・>ドー・・ーー・♪
2小節乃至4小節の第1拍がみな倚音となってて、
いかにも「郷愁」にうったえる芸風のラフマニノフらしい。
缶コーヒーのCMでは、このvnプリーモをマンドリンに替えてるが、
これがまたイイ感じなのである。1976年に、
米国のポップス歌手エリック・カーメンがこの箇所をいじって
"Never Gonna Fall in Love Again
(ネヴァ・ガナ・フォール・イン・ラヴ・アゲン、邦題=恋にノータッチ)"
という歌謡曲にした。また、
1994年にはフジTVが月9の「妹よ」で
男声のスキャットに編曲したものと、
ラーザレフ指揮ボリショイ交響楽団の原曲を使ってた。
(cf;「著作権における戦時加算/100年後の不平等条約と平成の陸奥宗光待望」
http://blog.goo.ne.jp/passionbbb/e/f7400346081f2304f50047116949b8bc)
このドラマは全10話だった。最終回は
視聴率30パーセント超え、なんて時代である。といっても、
その最終回にはデボラ・カー女史もケイリー・グラントも
常盤貴子も福山雅治も出てなかった。
いずれにしても、第「11」話はなかった。
ちなみに、
日本語版wikipediaの「妹よ」には、
「挿入曲」として、
*)<セルゲイ・ラフマニノフ作曲 ピアノ協奏曲第2番第3楽章
雅史が再生するCDのほか、サウンドトラックとしても使用されている。
また上記「恋にノータッチ」も本曲をモチーフにして制作された楽曲である。>
と説明されてる(2012年10月8日現在)が、いうまでもなく
<ピアノ協奏曲第2番>ではなく、
<交響曲第2番>の誤りである。なんでも、
ドラマの影響で当時はあまり有名でなかったこの「原曲」のCDが売れすぎて、
品切れの"CDショップ"では著名な"ピアノ協奏曲第2番"を代わりに勧めたという。
私の好きなコーヒーは酸味の強いエチオピア・モカであるが、
三浦知良はブラジル・サントス、かもしれない。
*)2013年05月16日に日本語版wikipediaの「妹よ」を閲覧してみたところ、
<挿入曲 [編集]
セルゲイ・ラフマニノフ作曲 交響曲第2番第3楽章
雅史が再生するCDのほか、サウンドトラックとしても使用されている。
また上記「恋にノータッチ」も本曲をモチーフにして制作された楽曲である。>
と"訂正"されてた。執筆者はこのグログをご覧になったのかもしれない。
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