「瓢湖不充分式馬券術（第２３回フェブラリー・ステークス）」

レイテ島で、とてつもない地滑りが起きたそうである。
かつて、大東亜戦争で、皇室の血筋を守るために数百万の日本人が死んだが、
レイテはその中でも悲惨な戦場だった。昨今、
それほどの献身をしいて守った男系男子制をなくす動きが盛んになったが、
国や家族を守るために自分を犠牲にしてお先に亡くなってった英霊たちの
お怒りか、と思ってしまう人も少なくないにちがいない。
今回のフェブラリ・ステイクスのＴＶＣＭで、中居クンは、
「オサキにっ！」というセリフを強調してたことである。
２月１９日は作家故オサキ士郎の命日である。
「人生劇場」である。「青成瓢吉」である。
♪じぃ～～んせぇ～いぃ～、らぁ～くぅ～あぁ～りゃぁ～、
９ぅ～～もあぁ～るぅ～、さぁ～～～～～～～♪
「瓢箪からコマ」が出ることもあれば、
「氷炭のスミいから駒」が出ることもあるのである。
「森の中からダイアモンド」が見つかることもあれば、
「瓢湖から有識者会議議長の吉川さん」が見つかることもある。確たる
「証拠」はないのだが。シラトリ英美子女史がずぶ濡れで吟じてた
「雨イ・ズィング・グレイス」のお国の、
ついこの前までオオハクチョウを食ってた英国人が、
ワルビレもせずアルビレックスもなく、
ハクビシンを食う中国人や、イヌを食う韓国人や、
クジラを食う日本人を、ヤバンというのである。理解に苦しむ。
ドイツ人が日本をヤーパンと呼ぶのはまだ解からぬでもないが。
ときに、今年の２月１９日は「仏滅」である。そんなときは、まず、
「黒」「青山（セイザン）」「黄泉」「橙（ｄｉｅ・ｄｉｅ）」である。
また、オリンピック開催中である。ジャンプにおいて、
チェコ人チャンピオン失速して、その勢いがヤンダ以上、
国旗の色使いがオソロなフランスの騎手にも注意が必要である。
トリーノで開催されてるからイタリア人騎手が来る、
と拙速するむきは、勝ち組にはなれないのである。今年、
土曜から日曜に開催日がずれた「根岸ステイクス」を勝った馬に、
来年から国際化するＧ１は取れるはずもないのである。それを
気にしないのは、胴元のカモである。カモが背負ってくるのは、
カーネギーでもカネコでもなく、トリインフルエンザウィルスである。
ハワイではけっして流行らないが、風邪引キリくらいならいる。
さて、カネヒキリ号は、昨年のジャパンカップ・ダート勝利以来、
何にも出走しないで直行してきた。いっぽう、
同枠タイムパラドックス号は、同競走４着後、
地方交流Ｇ１競走ふたつをともに３着し、
賞金を加算しないで出走してきた。これで条件は整った。
（１着）７枠１４番カネヒキリ号（武豊騎手／角居厩舎）
他方、昨年のジャパンカップ・ダートで２着に負けた
シーキングダイヤ号は、タイムパラドックス号と同じ
地方交流Ｇ１競走ふたつをともに２着し、賞金を加算してきた。
いっぽう、その同枠メイショウボーラー号は、昨年のこの競走を、
音速よりも速く駆け抜けた勝利後、出走したＧ１競走すべてで
賞金をつむことなくこれに出走してきた。
これを我々マッハなエセ競馬評論屋は、
マッハ、ｇｏ、ゴウ、五！　と呼んでるのである。
（２着）５枠９番シーキングダイヤ号（ペリエ騎手／森厩舎／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「青山」洋一馬主）
ところで、２月１９日は、もっとも著名な作品が弦楽「五」重奏である
ルイージ・ボッケリーニのお誕生日であるが、
「万国郵便連合加盟記念日」でもある。郵便といえば、
死して神、ではなく一円切手となった前島密である。
越後の農民（母の父は高田藩士）の出である。瓢湖も越後である。
ときに、越後といえば「越後屋」は「三」井呉服店の屋号である。
昔も今も「金座」のお隣にあるが、三井高利の出身は現在の
「三」重県。松坂である。松坂牛のＡ５等級は牛肉の最高峰である。
そこは畜産業の理想郷、ギュートピアである。
神戸牛派によぉーく「ゆーときや」、である。
（３着）２枠３番ユートピア号（安藤勝「巳」騎手／橋口厩舎）
トンカツよりもアンカツよりもギュウカツである。いずれにせよ、
ハクチョウはよう食わん、である。ときに、
２月１９日は「巳」の日であったことである。いずれにしても、
この３着馬だけが人気薄であり、穴党にとっては固い１、２着で、
とても「ヘビー」な決着の「フェブラリ・スネイクス」だったことである。
「赤坂スネイク、カモン！」である。
「働けど、なほはたらけど、
　我が暮らし、楽にならざり。
　　アンドレ・ジッド手を見る」
ヒルズ族への関門はじつに狭き門である。
まっタクボクはだめな野郎である。が、なぁに、
「三」井不動産の東京ミッドタウン族があるさ。