チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「エカチェリーナ・マクスィーマヴァ女史の死」

2009年05月01日 00時56分53秒 | chiuso着ぐるみ割り人形を噛む
ボリショイ・バレエの最高のプリマだった
"エカテリーナ・マクシーモワ"女史が死んでしまった。
ソプラーノの故アンナ・モッフォ女史の死以来のショックである。
カーチャ女史は、技術・容姿体躯・気品の3拍子すべてにおいて
最高だった。柔道でいえば十段。
フェイズ6の高みに到達した唯一のバレリーナだった。巷に
バレエなどやってはいけない輩が多くいる中で、
バレエとは、ボリショイのプリマとは、それは
マクシーモワ女史である。昭和54年、
「世界バレエ・フェスティヴァル」のときの
ボリショイの赤い衣裳の「ドン・キ」で
初めて実物を観たときの驚き、感動。
やはり技術的には最高だった夫、
"ワシリーエフ"との"グリゴローヴィチ"改変版
「くるみ割り人形」の映像(DVD)を観かえした。
言葉がない。
言葉がない。
……マクシーモワや。ああマクシーモワや。マクシーモワや……

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