チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「マリー・アントワネットのモナミ……"いいひと"」

2009年05月27日 05時27分31秒 | 説くクラ音ばサラサーデまで(クラ音全般

マリー・アントワネット 作曲


核軍縮などというウソ偽善の向こうで、
北朝鮮が策を練ってるようである。
米国・露国・英国・中国・仏国らが武器で儲けてるんだから
どうしていけないの、というのが露国・中国である。ときに、
世界の武器輸出国ベストテンには上記の他に、
独国・カナダ・オランダ・イスラエル・スペイン・スウェーデンなどがいる。
安保理常任理事国はすべてベストテン入りを果たしてる。なるほど、
日本が負担金を多く出してても常任理事国にしてもらえないのは、
「武器輸出国倶楽部」の会員でないからだったのである。
独国は早晩常任理事国になれることだろう。となると、
大名格で寺社奉行となっても元は旗本なので
奏者番を兼任してない大岡忠相の悲哀どころではない。かつて、
笠置シヅ子女史は歌手を廃業して脇役女優になったとき、
「ギャラをさげて使ってぇな」
と営業した由。顔はまずくても、
かつて「ブギ」の女王として一世を風靡した
大スターである。買い物ブギーである。東京ブギウギである。
核兵器軍縮・エコ対策、などと詠ってるその舌で武器輸出で儲けるなんて、
わてほんまによう言わんわ、である。
日本は新型インフルに過剰になりすぎ、などと言われてるくらいなら、
他国に「売らず、売らせず、持ち出させず」という
秘拡三原則に則って、東大理学部・工学部出の、
妻や兄弟の配偶者などにも外人がいない純日本人精鋭たちに
非核の新型爆弾と新種エネルギーを作らせて、
悪辣国どもに対抗する、という手に出たらいい。
<かつて日本はアジアの諸国に非道卑劣なことをして多大な迷惑を及ぼした。
それだけでなく、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、オランダ、オーストラリアの人々にまで>、
などと口を尖らせてわめくウソツキジデス歴史観な"日本人"が未だにいる。
どうやら、漢人に同化したいらしい。
ウソが「覆え」なくなる、などという心配もないのである。
思慮に足りない大衆の支持を得て多数決で支持されればウソでなくなる。
赤子の手を捻るくらいにたやすい。
これが「民主主義」というものである。
話せばわかる、のである。中村問答無用なのである。
なんでも安ければ品質などどうでもいいのである。
けっこうなことなのである。
真理・真実など通らなくても、てめえの目先の利益さえ守れれば、
いっこうにかまわぬのである。なにを隠そう、そういう私が
てめえのことしか考えない身勝手野郎なのである。
自分さえ正しければいいのである。
自分さえものの価値がわかればいいのである。
大衆を助けたり、その犠牲となったり、代表して罰を受けたりする、
イエスのような慈悲の心など微塵もないのである。
どうせ私には直系の子孫はないから、へでもない。
将来、自分の子が、孫が、などという心配がない。
あとはNoとなれ大和なれ。
どうぞ好き勝手にやってくれたまえ。
私は差別主義者である。
犯罪者・偽善者を「白い目」で見る差別主義者である。
礼節・道徳の心がない輩をヒトの数にかぞえない差別主義者である。
人を人種や国で区別できず、個々の能や人柄で格付けする差別主義者である。
とんかつには大根おろしより千切りのキャベツ主義者である。それよりなにより、
私自身がキモさから世の女性らに差別され、はじかれ、あぶれた人間である。
虫けらほどの価値もない、のと同様である。
私はインフルエンザウィルスよりも生きる意味がないから、
他人に影響を与えるのが嫌いである。だから、
ちょうどいいのかもしれない。ただ、
チャイコフスキーの音楽を真に受け止めたい人がいれば、
一助にはなりたいと思う。なぜなら、
チャイコフスキーの音楽が生きるよすがだからである。あと、
ほんのささやかな遊びと……。
私の古い遊び仲間に「ウォッチ・コレクター」がいる。
彼はたいした収入もない学者だが、
金持ちのお坊ちゃんなので、小学生のときから買い集めた
はかり知れぬほどの種類の
懐中時計と腕時計を持ってる。むろん、
ブレゲもである。が、
時計にまったく執着のない私には、
あのごちゃついたデザインがなじまない。ただし、
ブレゲといえば、マリー・アントワネットの
"お気に入り"だったから、
むげにもぶれげにもするわけにはいかない。なにしろ、
私はマリー・アントワネットのエセ研究家なのだから。ときに、
王妃が発注した「No.160」の復刻版である「No.1160」が、
銀座の"ニコラス・G・ハイエックセンター14階”の"シテ・ドゥ・タン・ギンザ"で、
今月末日まで、「マリー・アントワネットへのオマージュ展」の中に
展示されてるというので、その知人と見に行った。帰り、
ミュンヒェン生まれのドイツ人が共通の知人同士である私たちは、
「昔を懐かし」み、銀座ライオンで、
ビーアを飲みヴアストをかじった。が、
彼は大のカラオケ好きである。やはり、付き合わされた。
「郷ひろみ」「カーペンターズ」そして「山口百恵」が
彼のオハコである。いっぽう、
「西城秀樹」「サイモンとガーファンクル」そして「松田聖子」
それから「パフィ」が18番である私とはかぶらないので、
カラokなのである。ともあれ、仮にもし私が
弾き語りもしくはアカペラで何かを歌わなければならないとすれば、
マリー・アントワネット王妃がクラリ・ドゥ・フロリアンの詩に作曲した

"C'est mon ami(セ・モナミ)"である。

Ah s'il est dans votre village
Un berger sensible et charmant
Qu'on chérisse au premier moment
Qu'on aime ensuite davantage

C'est mon ami
Rendez-le moi
J'ai son amour
Il a ma foi

♪アー、スィレ・ドン・ヴォートル・ヴィラージュ、
 アン・ベルジェ・ソンスィブル・エ・シャルモン、
 コン・シェリソ・プレミエ・モモン、
 コネムモンスュィト・ダヴォンタージュ

 セ・モナミ、
 ロンンデ=ル・ムワ、
 ジェ・ソナムール、
 イラ・マ・フワ♪

(拙大意)
あぁ、もしあなたの領地に
秘密を守れるすてきな羊飼いがいたなら……つまり、
誰もが初めて見た瞬間からお気に入りになってしまうような、
誰もがそれからもっともっとのめりこんでしまうような……。

それが私の"いいひと"……理想のカレね。
だから彼も私の気持ちに応えてくれるの。そうなったら、
私の心はどっぷり根こそぎ彼のもの。

[2/4拍子、1♭(ヘ長調)]
**♪ソ<ラ・<シ<ド│>シ>ラ・>ソ>ファ│>ミ●・>レ●│>ド●・●●♪
というイントロ(歌の結びの箇所の節)に導かれ、
**♪ドー・ドー│<レー・レー│<ミ<ファ・<ソ>ミ│>レー・レー│
 <ファー・ファー│>ミー・ミー│<ラ>ソ・>ファ>ミ│>レー・ー●│
  レー・<ラー│>ソ*(ど)ー・>シ(み)<ミ(ら)│
 >レ(そ)ー・>ド(ふぁ)ー│>シ(み)ー・ー、<レ(そ)│
  レ(そ)<ミ(ら)・<♯ファ(し)<ソ(ど)│
 >ミ(ら)<♯ファ(し)・<ソ(ど)<ラ(れ)│
 >ソ(ど)ー・>♯ファ(し)ー(tr)│<ソ(ど)ー・●●│
 >レー・<ミ<ファ│<ソー・ーー│>レー・<ミ<ファ│<ソー・ーー│
  ソ**((れ))ー・<ド((そ))>ミ((し))│
 >レ((ら))ー・ー<ファ((ど))│
 >ミ((し))ー・>レ((ら))ー│>ド((そ))ー・ー●│
 <ソ<ラ・<シ<ド│>シ>ラ・>ソ>ファ│>ミー・>レー│>ドー・ー●♪
*()内ひらがなの箇所=実質ハ長調(属調)に転調
**()内ひらがなの箇所=実質変ロ長調(下属調)に転調
「パンを食べれるお金がないのなら、ブリオッシュを与えてあげなさい。
ギュウタンが食べれなければギヨタンの意見が待ってるわけじゃなし、
ブリオッシュが口に合わなければブリオッシュダイコンにしておあげなさい」
と臣下に命じたという王妃の人柄プラス、
本能に根ざした性衝動に素直な人格がよく表れてる。
単純な素材・構成・技術ながら、
はかりしれぬ才能と"エスプリ"がほとばしってる曲である。
漢字が読めなくても首相や詩人にはなれたりもするし、
初歩的なイタリア語を知らずホルンとコルネットの表記の違いや
その音の区別がつかなくても"作曲"を教えることもできるが、
王妃は音符も読めたしハープも弾けたのである。日テレの
「誰も知らない泣ける歌」という番組が終わったが、
あそこで紹介された歌のことごとくが(音楽的には)
感動に乏しい、陳腐な愚にもつかないものばかりだった。そこに、
西田敏行にグッという星をつけさせる、という愚の上塗りである。
いくら「感動話」を探し出してきても長く続くわけがない。そこへいくと、
この"C'est mon ami(セ・モナミ)"という「歌曲」は秀逸である。ちなみに、
王妃の処刑から17年後、スウェーデンの国政に参与する身となってたフェルセンは、
スウェーデン王カール13世の王太子クリスチャン・アウグストの落馬死の首謀者と噂された。
王から王太子の葬儀を取仕切るように任じられたフェルセンは、
民衆の暴動で殺された。遺体は全裸にされて晒された由。
誹謗とそれを鵜呑みにする大衆の"パンデミック"によって殺されたともいえる
マリー・アントワネットとまったく同じである。スウェーデン王家は、かつての
ナポレオンの部下、フランス人のジャン・バティスト・ベルナドットが、
カール14世ヨハンに変身して継ぐのである。が、
スウェーデン継がぬは男の恥、でもあるのである。
世界でも十指にも入らんという立派な武器輸出国になったのである。

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