USAとは、
月で餅を搗いてるウサちゃんのことでも、
気が塞いでるわけでも、
和気清麻呂が遣わされた神宮という
わけでもなさそうである。が、
エイブラハム・リンカンとジェファースン・デイヴィスの顔を
瞬時には判別ができない(後者のほうがいい顔ではある)
拙脳なる私にはよく解らない。ちなみに、
両者はわずか8か月の差でともに同じくケンタッキー州に生まれた。ともあれ、
今日、2012年2月22日は、1862年2月22日に
Jefferson Davis(ジェファースン・デイヴィス、1808-1889)の、
CSA(Confederate States of America=カンフェダレイト・ステイツ・オヴ・アメラカ、
和名=アメリカ連合国)大統領就任式が執りおこなわれてから
150年の日である。同国は3年後の1865年4月から5月にかけて、
ちょうどリンカンが暗殺された頃に北軍に追い詰められて崩壊する。
デイヴィスは引っ捕らえられて足鎖と錘まで附けられた。そして、
国家反逆罪に問われた。4年後に起訴は取り下げられ、1889年、
リンカンから数えて7人めのベンジャミン・ハリスン大統領の代ときに死ぬ。
ところで、
"America"という呼称であるが、これは、
アメリカ大陸を(白人からすれば)発見したコロンブスがそれを
"インド"あるいは"東南アジア"だと誤認してたのに対して、
Amerigo Vespucci(アメリーゴ・ヴェスプッチ、1454-1512)という
フィレンツェ人が"非アジア"との見解を示して、結果、それが
正しかったから大陸にその名が冠されたことに起因する。ちなみに、
ヴェスプッチが死んだときはまだ西欧の暦はユリウス暦だったから、
さほど意味はないが、500年前の
1512年2月22日は同人の命日である。ところで、
Amerigo(アメリーゴ)という名は、イタリア人名Enrico(エンリーコ)の元形である。
英語ではHenryである。が、アメリカ合衆国の44代43人の大統領のうち、
この"Henry(ヘンリー)"という名を持つ者はひとりもいない。ただ、
トルーマンだけが本来は"Henry"の愛称である
"Harry(ハリー)"という名である。が、これも
母の兄の名"Harrison(ハリスン=Harryの倅)から採ったもので、
源の"Henry"を意識してたわけではない。
今日は新月で旧暦の弐月朔日である。すっかり
「春」だといえよう。
[「もののあはれは秋こそまされ」と人ごとに言ふめれど、
それもさるものにて、いまひときは心も浮き立つものは、
春の気色にこそあめれ](兼好法師=徒然草第19段冒頭)
(拙大意)「胸にジーンとくる感情が湧くのは、
秋がね、抜きんでてるよ」と人はみな言うようだけど、
それももっともであるにしても、
さらに心もワクワクするのは、春の景色にね、あるようだよ。
(あめれ=あめり(←あんめり←あるめり)の已然形。
係りの助詞「こそ」を已然形で結んでる)
ともあれ、
旧暦でも弐月になったということで、
Januaryも終わったが、その欧州の月名は
Janus神に由来する。ヤヌスは出入口を司る神なので、
「もののはじめ」を受け持つ。つまり、
年の初めの月は"January"なのである。ところで、その
Janusは現在のイタリアの都市Genovaの地名の由来である。
ケルト人が住んでた地代にはジェーノヴァは
Janua(Jenua)と言われたようだが、それはやはり
「入口」「入江」を意味した言葉だったらしい。それが
あとから入ってきたラテン系人によって
Giano(ジャーノ)として引き継がれ、Genovaとなったらしい。
海洋都市国家として栄えてたジェーノヴァが
「ロクシタン」の語源でもあるラングドック地域の、
ローマ時代の水道ポン・デュ・ガルでも有名な
Nimes(ニム)の織物を海外に出荷してた。それで、
米国でその生地を"de Nimes→denim(ドゥ・ニム→デニム)"、
その素材で作られた作業衣を"Jeans(ジーンズ)"、
と呼ぶようになったのである。
現在は広島県の福山や岡山県の倉敷あたりが
日本におけるデニム生地製造のほとんどを担ってる。とくに
前者の生地は海外にも人気らしい。ともあれ、
1849年のカラフォーニャのゴウルド・ラッシュで金採掘に集まった人たちの
作業用テントや馬車の幌にその生地を使うことを思いついた
リーヴァイ・ストラウスとその生地を使ってポケットに
鋲を打って頑丈にして現在の"ジーパン"の型を作った
ジェイカブ・デイヴィスによって"Levi's"ブランドができあがった。ちなみに、
この商品を扱った雑貨商を成功させ、カラフォーニャ州知事となり、
鉄道会社でも儲けたのがリーランド・スタンフォードである。
年取ってから生まれた長男が16歳のときに
欧州旅行中にバザーロフと同じくチフスで死んでしまったので、
そのメモリアルとして創立したのがGeniusのGeneを持った者でないと入れない、
世界でも3本の指に入る難関校となったスタンフォード大である。もっとも、
「南北戦争時の米国大統領」をかつてのクイズ番組
「クイズ・ミリオネア」の「4択」でも正答できなかった
上智大およびスタンフォード大出の外国人TVタレントもいたが。。。ともあれ、
ほつれたり擦れたりして判るように、
デニムのもともとの糸(生地)の色は白である。が、
米国西部に多く棲息してるガラガラヘビ除けのために
ピレスロイドを含むインディゴで染色したので
ジーンズ(デニム)は藍色が普通になったのである。
月で餅を搗いてるウサちゃんのことでも、
気が塞いでるわけでも、
和気清麻呂が遣わされた神宮という
わけでもなさそうである。が、
エイブラハム・リンカンとジェファースン・デイヴィスの顔を
瞬時には判別ができない(後者のほうがいい顔ではある)
拙脳なる私にはよく解らない。ちなみに、
両者はわずか8か月の差でともに同じくケンタッキー州に生まれた。ともあれ、
今日、2012年2月22日は、1862年2月22日に
Jefferson Davis(ジェファースン・デイヴィス、1808-1889)の、
CSA(Confederate States of America=カンフェダレイト・ステイツ・オヴ・アメラカ、
和名=アメリカ連合国)大統領就任式が執りおこなわれてから
150年の日である。同国は3年後の1865年4月から5月にかけて、
ちょうどリンカンが暗殺された頃に北軍に追い詰められて崩壊する。
デイヴィスは引っ捕らえられて足鎖と錘まで附けられた。そして、
国家反逆罪に問われた。4年後に起訴は取り下げられ、1889年、
リンカンから数えて7人めのベンジャミン・ハリスン大統領の代ときに死ぬ。
ところで、
"America"という呼称であるが、これは、
アメリカ大陸を(白人からすれば)発見したコロンブスがそれを
"インド"あるいは"東南アジア"だと誤認してたのに対して、
Amerigo Vespucci(アメリーゴ・ヴェスプッチ、1454-1512)という
フィレンツェ人が"非アジア"との見解を示して、結果、それが
正しかったから大陸にその名が冠されたことに起因する。ちなみに、
ヴェスプッチが死んだときはまだ西欧の暦はユリウス暦だったから、
さほど意味はないが、500年前の
1512年2月22日は同人の命日である。ところで、
Amerigo(アメリーゴ)という名は、イタリア人名Enrico(エンリーコ)の元形である。
英語ではHenryである。が、アメリカ合衆国の44代43人の大統領のうち、
この"Henry(ヘンリー)"という名を持つ者はひとりもいない。ただ、
トルーマンだけが本来は"Henry"の愛称である
"Harry(ハリー)"という名である。が、これも
母の兄の名"Harrison(ハリスン=Harryの倅)から採ったもので、
源の"Henry"を意識してたわけではない。
今日は新月で旧暦の弐月朔日である。すっかり
「春」だといえよう。
[「もののあはれは秋こそまされ」と人ごとに言ふめれど、
それもさるものにて、いまひときは心も浮き立つものは、
春の気色にこそあめれ](兼好法師=徒然草第19段冒頭)
(拙大意)「胸にジーンとくる感情が湧くのは、
秋がね、抜きんでてるよ」と人はみな言うようだけど、
それももっともであるにしても、
さらに心もワクワクするのは、春の景色にね、あるようだよ。
(あめれ=あめり(←あんめり←あるめり)の已然形。
係りの助詞「こそ」を已然形で結んでる)
ともあれ、
旧暦でも弐月になったということで、
Januaryも終わったが、その欧州の月名は
Janus神に由来する。ヤヌスは出入口を司る神なので、
「もののはじめ」を受け持つ。つまり、
年の初めの月は"January"なのである。ところで、その
Janusは現在のイタリアの都市Genovaの地名の由来である。
ケルト人が住んでた地代にはジェーノヴァは
Janua(Jenua)と言われたようだが、それはやはり
「入口」「入江」を意味した言葉だったらしい。それが
あとから入ってきたラテン系人によって
Giano(ジャーノ)として引き継がれ、Genovaとなったらしい。
海洋都市国家として栄えてたジェーノヴァが
「ロクシタン」の語源でもあるラングドック地域の、
ローマ時代の水道ポン・デュ・ガルでも有名な
Nimes(ニム)の織物を海外に出荷してた。それで、
米国でその生地を"de Nimes→denim(ドゥ・ニム→デニム)"、
その素材で作られた作業衣を"Jeans(ジーンズ)"、
と呼ぶようになったのである。
現在は広島県の福山や岡山県の倉敷あたりが
日本におけるデニム生地製造のほとんどを担ってる。とくに
前者の生地は海外にも人気らしい。ともあれ、
1849年のカラフォーニャのゴウルド・ラッシュで金採掘に集まった人たちの
作業用テントや馬車の幌にその生地を使うことを思いついた
リーヴァイ・ストラウスとその生地を使ってポケットに
鋲を打って頑丈にして現在の"ジーパン"の型を作った
ジェイカブ・デイヴィスによって"Levi's"ブランドができあがった。ちなみに、
この商品を扱った雑貨商を成功させ、カラフォーニャ州知事となり、
鉄道会社でも儲けたのがリーランド・スタンフォードである。
年取ってから生まれた長男が16歳のときに
欧州旅行中にバザーロフと同じくチフスで死んでしまったので、
そのメモリアルとして創立したのがGeniusのGeneを持った者でないと入れない、
世界でも3本の指に入る難関校となったスタンフォード大である。もっとも、
「南北戦争時の米国大統領」をかつてのクイズ番組
「クイズ・ミリオネア」の「4択」でも正答できなかった
上智大およびスタンフォード大出の外国人TVタレントもいたが。。。ともあれ、
ほつれたり擦れたりして判るように、
デニムのもともとの糸(生地)の色は白である。が、
米国西部に多く棲息してるガラガラヘビ除けのために
ピレスロイドを含むインディゴで染色したので
ジーンズ(デニム)は藍色が普通になったのである。
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