![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/1c/160ba92a73e27bab8a0e709004b75806.jpg)
年明け早々に、華やかで愛らしい贈り物が届きました。
昨年、卒寿を迎えられた昔の上司から...
卒寿を祝して「囲む会」が催されるとのお知らせを幹事さんから戴きましたが、
時節柄、外出を極力控えている日々なので...と...お詫びに
ささやかなお祝いをお贈りしたことへの返礼とのことでした。
新卒新入社員だった私の直属の上司であり、直接具体的な指導を受けることは滅多になくても
仕事に対峙する姿勢を折りに触れて、ご指導してくださった方です。
あまりの愛らしさに...受け取ったときには、嬉しさより驚きのほうが大きかったような気がします。
ご指導を受けたのは、何十年も前のことですが、私が仕事を離れて...結婚...その後
夫の赴任に伴いパリに渡り...その頃から、出張で元上司がいらっしゃる度に、お目にかかるようになりました。
夫も尊敬している方なので...夫婦で、時には娘も交えて、お会いしていました。
ご自身が、ロスアンゼルス~ニューヨークと異動して長年アメリカで暮らしていた方ですから
家族での海外赴任の大先輩でもありますね。
いらっしゃる度に「機内で読み終わったから...」と、私に本を数冊手渡して下さることが
いつの間にか「お約束」のようになっていた年月です。
日本で出版されて日が浅い本の数々は、私にとって嬉しくありがたい手土産となりました。
今も大切にして、繰り返し読んでいます。
![]() | ![]() |
![]() さり気なく薦められたような記憶がありますが... 年令を重ねたら...愛らしさ華やかさを忘れずに... そんなメッセージが込められているのでしょうか... | ![]() |
![]() | |
![]() | |
![]() | ![]() そのためには、常に臨機応変に動けるように日頃から あらゆる準備をしておくように... そんなご指導をしてくださった方からの、華やかで愛らしい 贈り物でした。 「私が入社した頃に、あなたは生まれたのか...」と、 感無量の様子で声を掛けて下さった頃、今思えば... ちょうど、今の義理の息子くらいの年齢だったのですね。 今の私には「若い!」としか思えませんが、充分に渋さ漂う 上司でした。 いつの間にか...半世紀近くの月日が過ぎて行きました... |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
卒寿を祝して「囲む会」には、あいにく伺えない旨をお知らせする詫び状を幹事さんに託したのですが...
その幹事さんとは、夫です。
長年、夫婦共々、大層お世話になっております。
新入社員の私の、刷り上がったばかりの名刺を眺めて...取引先へのご挨拶に向かうタクシーの車中で
どうして女性社員の名刺は、私たちのより小さいのかな...?と呟いた上司。
いつの間にか、男女の名刺サイズに違いはない時代になりましたね。
四隅が丸みを帯びていたりするものもありましたね。
私の娘世代の女性たちのほとんどは「女性用のこぶりな名刺」の存在を知らないと思います。
おそらく...男女雇用機会均等法が、きっかけでは...などと推測しています。
きっと私は、上司に恵まれたのだと...しみじみ思っています。
たとえ、私のためにと選んで下さった本の数々だったとしても...
自分が機内で読みたくて買った本...読み終わったから、帰路は荷物になるだけ...
機内での読了のしるしをさり気なく残して手渡して下さった温かいご配慮...
贈り物のマナーも臨機応変の、柔軟な思考回路の方なのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
新型コロナウイルス禍の収束の日を、1日も早く迎えることができますように...
真に平和な世界を築くことができますように...
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cloud_sim.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rain_face.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cloud_sim.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/41/4c131173dec74f21f216659b8db991dc.jpg)
Passy さんの新入社員らしい初々しさ、ご結婚、お嬢さまのご誕生。
上司の方は、その度ごとに喜ばしく見守っていらしたことでしょう。
私も、初めて持った名刺は小さめで角が丸く、そして縦型でした。
(実は今でも何枚かとってあるんですよ
名刺にも、それぞれの人生にも、長い年月が流れたのですね。
美しいシクラメンを拝見しながら、私も遠い日の上司や同僚を思い出しています。
ほんのりと心温まるコメントをどうもありがとうございました。
そうそう、「あの名刺」ですよね。
さすがJulietさん♪ 保存していらっしゃるのですね。
確かに「縦型」もポイントですね。
小さくても、何となく誇らしいような気持ちになった、あの日のこと...懐かしいです。
他の同世代の管理職の方たちとは、少しばかり(かなり)違う雰囲気の部長は、その後取締役となり...
度々、パリを訪れてくれました。
数年前に、お目にかかった折りに
娘が管理職となり、産休育休後に復職...そんなお話をしたら
微笑みながら、あのお嬢ちゃんが...と
そして...
「当たり前な自然なこととして、男性たちと同じ名刺を持っているんだね。」
そう笑顔で一言。
あの日の車中の会話を覚えていてくださったのですね。
やはり私は上司に恵まれていたのだと思っています。
流れていった月日に育ててもらったことを改めて懐かしく...
そんな気持ちです。