膨大な量の薔薇の画像を整理しながら...懐かしい光景に、思いを馳せる時間を過ごしています...
今日ご紹介するフェルゼン伯爵は、京成バラ園に常設されている池田理代子さんの作品の
「ベルサイユのばら」のための特別なコーナーに咲く薔薇たちの1つです。
物語のメインキャラクターたち、それぞれに華麗な薔薇が捧げられています。
池田理代子さんがライフワークのように取り組む、長く緻密な物語を薔薇たちで表そうとする企画には、
なるほど...と思うことも度々です。
フランスの名門ブリーダー、メイアン社作出の薔薇たちがそれぞれ個性的に咲き誇ります.。.:*・゜
今日ご紹介する薔薇は...ベルばらシリーズの中で、私が一番心惹かれるフェルゼン伯爵です.。.:*・゜
何回も撮影しているフェルゼン伯爵なのですが、4年前の秋に撮影したフェルゼン伯爵には、
私は少し特別な思いを寄せているらしく...折りに触れては眺めている私...なのです。
゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+ * 薔薇たちに魅せられて * *3*+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜
フェルゼン伯爵 2009年 フランス メイアン社 作出 | |
物語を読んではいない私にも... 厳しさの中にも優しさを秘めて、愛する人を見守る姿が 思い浮かぶような薔薇です....。.:*・゜ 誠実そのもののアンドレの薔薇は、黄薔薇です。 フェルゼン伯爵とアンドレの対比が、そのまま 薔薇に託されているのですね... | |
咲いたままを撮影しただけで... ドラマティックに活け込んだかのような表情を見せてくれる この1枚が私の思い出の1枚です。 自分で撮影した薔薇の画像たちの中でも... もしかしたら...1番心に残る1枚かもしれません。 | |
この年の夏に、手術を受けて... 体力をつけてから晩秋には、術後治療の長い道のりを 歩み始めることが決まっていました。 治療が始まったら、1人での外出はもちろんですが 自由に出かけることはできなくなると分かっていて、 思い切って訪れた京成バラ園でした。 コロナ禍が、すぐそこまで近づいていることは まだ知らされていなかった頃のことです。 | |
時間はかかっても、きっと私は薔薇園に再び戻れる... そうできるような日常生活を取り戻せる... そう信じて、信じようとしながら撮影をした、 思い出の画像たちです。 そして...同時に、どんなに努力しても... 支えてくれる家族がいても、医師たちがいてくれても 運命に逆らえない時もあるのだと感じていました。 今も、そう感じています... 分かれ道は、どこにあるのか誰にも分からない... 不意打ちのように出会うかもしれない... 分かれ道のない人生など、ないですから... | |
時間はかかりましたが、願いはかない...思いどおりに薔薇園散策を続けている私です。
一病息災とでも言うのでしょうか...以前より自分の身体のことを考えて行動するようになりました。
治療のために損なわれた筋力などのあれやこれやは、徐々に取り戻して...筋トレや早朝散歩のお陰で、
時折り強制的に測定される身体年齢は...術前より若いそうです...今のうちに大いに歩きましょう...
京成バラ園のご案内です:今月中旬頃から「見頃」を迎えるそうですよ。
冷たい雨が降り続けています...
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