Passy with ひな & Coco

思いつくままに綴るPassyの日々
春と秋の薔薇園めぐり
四季折々の花々
(=^・^=)(=^;^=)との暮らし

秋の薔薇園からの招待状.。.:*・゜2023*3*.。.:*・゜

2023-10-09 | 薔薇の園


膨大な量の薔薇の画像を整理しながら...懐かしい光景に、思いを馳せる時間を過ごしています...
今日ご紹介するフェルゼン伯爵は、京成バラ園に常設されている池田理代子さんの作品の
「ベルサイユのばら」のための特別なコーナーに咲く薔薇たちの1つです。
物語のメインキャラクターたち、それぞれに華麗な薔薇が捧げられています。
池田理代子さんがライフワークのように取り組む、長く緻密な物語を薔薇たちで表そうとする企画には、
なるほど...と思うことも度々です。
フランスの名門ブリーダー、メイアン社作出の薔薇たちがそれぞれ個性的に咲き誇ります.。.:*・゜

今日ご紹介する薔薇は...ベルばらシリーズの中で、私が一番心惹かれるフェルゼン伯爵です.。.:*・゜
何回も撮影しているフェルゼン伯爵なのですが、4年前の秋に撮影したフェルゼン伯爵には、
私は少し特別な思いを寄せているらしく...折りに触れては眺めている私...なのです。


゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+ * 薔薇たちに魅せられて * *3*+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜




フェルゼン伯爵
2009年 フランス メイアン社 作出

物語を読んではいない私にも...
 厳しさの中にも優しさを秘めて、愛する人を見守る姿が
 思い浮かぶような薔薇です....。.:*・゜
 誠実そのもののアンドレの薔薇は、黄薔薇です。
 フェルゼン伯爵とアンドレの対比が、そのまま
 薔薇に託されているのですね...

咲いたままを撮影しただけで...
 ドラマティックに活け込んだかのような表情を見せてくれる
 この1枚が私の思い出の1枚です。
 自分で撮影した薔薇の画像たちの中でも...
 もしかしたら...1番心に残る1枚かもしれません。

この年の夏に、手術を受けて...
 体力をつけてから晩秋には、術後治療の長い道のりを
 歩み始めることが決まっていました。
 治療が始まったら、1人での外出はもちろんですが
 自由に出かけることはできなくなると分かっていて、
 思い切って訪れた京成バラ園でした。
 コロナ禍が、すぐそこまで近づいていることは
 まだ知らされていなかった頃のことです。

時間はかかっても、きっと私は薔薇園に再び戻れる...
 そうできるような日常生活を取り戻せる...   
 そう信じて、信じようとしながら撮影をした、
 思い出の画像たちです。
 そして...同時に、どんなに努力しても...
 支えてくれる家族がいても、医師たちがいてくれても
 運命に逆らえない時もあるのだと感じていました。
 今も、そう感じています...
 分かれ道は、どこにあるのか誰にも分からない...
 不意打ちのように出会うかもしれない...
 分かれ道のない人生など、ないですから...







時間はかかりましたが、願いはかない...思いどおりに薔薇園散策を続けている私です。
一病息災とでも言うのでしょうか...以前より自分の身体のことを考えて行動するようになりました。
治療のために損なわれた筋力などのあれやこれやは、徐々に取り戻して...筋トレや早朝散歩のお陰で、
時折り強制的に測定される身体年齢は...術前より若いそうです...今のうちに大いに歩きましょう...


 京成バラ園のご案内です:今月中旬頃から「見頃」を迎えるそうですよ。


 冷たい雨が降り続けています...








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