フランスでは、5月1日は鈴蘭の日です。
30年近く前の5月1日、初めてパリで迎えた鈴蘭の日には、
街中の至るところに鈴蘭が飾られて、明るい初夏の日差しの中
甘く爽やかな鈴蘭の香りが漂っていました。
親しい人たちが鈴蘭を贈り合う日だと聞いて、そんな習慣があることに驚きましたっけ。
復活祭の休日に旅をすると、ホテルのお部屋には鈴蘭がウエルカムフラワーとして
たっぷりと飾られていました。
鈴蘭にまつわる思い出は、もう1つあります。
亡くなった母が、庭で大切にかわいがって育てていた花の1つが鈴蘭でした。
「母の鈴蘭畑」から移植して育てているのが、我が家の鈴蘭です。
毎年、庭の鈴蘭が咲き始めると、優しい香りの風に乗って...どこかから
母が見てくれていたら嬉しいな...そう思いながら空を見上げる私です。
鈴蘭について:愛らしく美しい姿に似合わず、毒を持つ花の1つなのですよね。
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