食事の途中で・・・気絶？

最近、あきはお昼前後に猛烈に眠くなるらしい。
今日も買い物から帰宅して急いで焼きそばをつくる。あきは「まんま、まんま」とゴキゲンで食べ始め・・・。
そのすきに母は晩のおかずの準備。すると背後で「カチン」という音。フォークを投げたかと思って振り向くと、
「寝ている・・・」。眠ってしまってフォークを落としたみたい。
以前は「眠い＝泣きわめく」としか表現できなかったのに最近は食べている途中でコトッと寝てしまうことが増えた。これっていいのかしら。

しっかし、口も手もエプロンもそこかしこに焼きそば。そしてソースのにおいに包まれて幸せそうな寝顔。本人としてはかなりハッピーな状況で気絶しちゃうような眠りについたに違いない。
お・や・す・み。食いしん坊さん。　
寝顔を見てたらこんな詩を思い出しました。

◆今日の詩

眠りの誘い（暁と夕の詩より）　　　　立原道造
　おやすみ　やさしい顔した娘たち
　おやすみ　やわらかな黒い髪を編んで
　おまえらの　枕もとに　胡桃色にともされた燭台のまわりには
　快活な何かが宿っている（世界中はさらさらと粉の雪）

　私はいつまでもうたっていてあげよう
　私はくらい窓の外に　そうして窓のうちに
　それから　眠りのうちに　おまえらの夢のおくに
　それから　くりかえしくりかえして　うたっていてあげよう

　ともし火のように
　風のように　星のように
　私の声はひとふしにあちらこちらと

　するとおまえらは　林檎の白い花が咲き
　ちいさい緑の実を結び　それが快い速さで赤く熟れるのを
　短い間に眠りながら　見たりするであろう