二胡との出会い

3連休、わが家は特に旅行に行くわけでもなくのんびりしている。

ただ、幼稚園からもらった案内に高齢者向けのイベントが告知されていたのだが、なぜか子供向けのイベントが盛りだくさん。

プリキュアやら、わんわんショー、マジックショーetc・・・


その中に電車関連らしきものがあるとチェックしてた次男は、しきりに「連れて行って～」と連発していた。


天気はあいにく雨・・・。

レインコートを着せて全員で出発。


そして、ありました。ミニＳＬ。

絵本なんかでは見たことがあったけど、本物を目にするのはみんなはじめて。
蒸気を出して、ちゃんと走る。
雨で準備が遅れる間、他を見て回ることに。

ステージは等身大のプリキュア人形がショーをやっている。
女の子達が目をランランとさせている間に、わが子達もしっかりいる。

やっぱりこういうの好きなんだ。


私は・・・。

建物内のコンサート準備会場が気になる。

「なにかやるんですか？」
「世界的に著名なウェイウェイ・ウーさんという二胡奏者がコンサートをなさいます」

ニ胡・・・

チェン・ミンさんのＣＤを一枚もっていたっけ。


聴いてみたいな・・・。

下の子を父が連れて帰ってくれることになった。


アコースティックギターとキーボードの奏者もいる。

ヴァイオリンとはまったく違う形をした二胡と言う楽器。

彼女が弦をひく。


その楽器の風貌からは想像もつかないような、

穏やかで、どこ懐かしい、壮大な音色が響く。

数秒で引きこまれた。


実はこの方、ＮＨＫ「ダーウィンが来た」のエンディングテーマの奏者であり、ＪＩＮのサントラも演奏していたらしい。

ダーウィンのテーマソング、リベルタンゴも聴くことが出来て、

幸せな30分でした。

なんともいえないあたたかい笑みを浮かべて演奏する彼女。
ヨーヨー・マのコンサートでも、同じような微笑みを見た。

その微笑みが、観客をさらに幸福な気分にさせたに違いない。

ライトを浴びるその影ではたいへんな努力をしているだろうに。


ミニＳＬをおねだりしてくれた次男に感謝です。