嬉しい出来事

先日遅番出勤を終え、サクッと同僚とお疲れビールして帰宅したら、私に電話があったと。
名前を聞いてびっくり。
15年くらい前に連絡が途絶えた友人のきみちゃんからだった。

きみちゃんとは、独身のころ新潟で知り合った。
あるひとのコンサート(今時はライブと言うのだよね　笑)を見るために一人旅したとき

コンサート前に会場内の喫茶店のカウンターで軽い食事をしていたとき隣に座っていたきみちゃんに声をかけられ意気投合。きみちゃんも大阪からそのひとのコンサートを見るため一人旅だった。
それから文通が始まりお互い行き来して
かなり長い間の付き合いだった。

でも、私の不用意なひとことがきみちゃんを傷つけた。
それに気づいたのは、それからしばらくしてから。
思い当たるのはそのことしかなかった。
照れて言ったひとことが、とんでもなくきみちゃんの心を傷つけていたことがわかり愕然とし、謝りたかったけど怖くてできなかった。

そのまま時が過ぎ、ことあるごとに思い出してはいたけど、連絡をとろうという一歩が踏み出せないでいた。
からだが弱いきみちゃんが元気でいてくれればいいな、と思っていた。

だから、旦那が控えた電話番号に電話してきみちゃんの「お姉さん？」となつかしい声が聞こえたとき、「きみちゃん、あのときは傷つけてごめんね」だった。
きみちゃんは、それにはなにもこたえずいつものきみちゃんだった。

私から連絡してなんとしても誤らなければならなかったのに…


毎年何度か東京に来ているという。
今年も夏に行く予定だから絶対会いたいと言ってくれた。

そのとき、もう一度ちゃんと謝りたい。

もう一度繋がったきみちゃんとの糸、大切にしたい。