虫と鳥とペンタ

出会った昆虫と野鳥の記録です。

起こしてみました

2021-04-08 | 飼育
今日飼育中の越冬コムラサキの幼虫3号が起きてくれました。

地域のコムラサキの発生は年2回なのですが、暖冬の影響だったのか11月に極小の幼虫を3匹も手すりの上で見つけてしまい、
ダメ元で飼育していました。

上手く越冬に入らせたのはいいけれど、どうやって目覚めるのか調べても分からず困っていました。
寝ている3号を筆で優しく撫でると頭を上げるので、生きている。
だけど、どうやって起きるのか・・・
観察していると少し痩せてきたようにも見えたので、ダメ元で「高温多湿作戦」を決行!
飼育ケースの下に濡れタオルを敷いて、虫ケースをラップで蓋をして(楊枝で穴を数か所)日向に出してみました。
さっき覗いたらケースの上に移動しており、瑞々しさを取り戻していました。

やった!!!とりあえず、起きた!!!
柳の葉に移すと、葉っぱをひとかじりしました!

なんとなく思ったのは、自然界で越冬している子たちは春の雨を何回か体験して目覚めていくのかもしれない。



いいこともあれば、よくないこともあって。


一番おチビちゃん(つまようじの先より小さい)


一番最初に起きて、柳の葉を食べたのですが、そのまま☆になってしまいました。



落ち着きがあった2号ちゃん

この子は頭を上げていたので起きたのかと安心していたら、そのまま☆になってしまいました。

希望の星の3号ちゃんも極小2齢幼虫。
この先はこの子次第の物語。

まさか!!

2021-03-20 | 飼育
ご無沙汰しております。

<まさか!!その1>

先日知人から1月17日からブログ更新してないよ!と言われまして。。。
自分ではそんなにさぼっている意識はなかったのですが、久しぶりに覗いてみたら広告が出ていて苦笑い。

冬の間はカメラ無しの散歩をしていたので、ネタもそれほど無く。

<まさか!!その2>


羽化しました!
正確にいうと、羽化してました。

初めて飼育していたオカモトトゲエダシャク3匹のうち、1匹が羽化していてびっくり。
しかも、メスです。
あまり頻繁に覗いていなかったので、待ちくたびれたメスちゃんは産卵をしていました。
ごめんよー
無精卵です(泣)
急いで雑木林に放してきました。
そんな気の毒なメスちゃんの写真をアップします。

ケースを倒して正面から。


枝に止まらせて。






無精卵だけど、初めて見るオカモトトゲエダシャクの卵


小さすぎてうまく撮れず。雰囲気だけを。


残りの2個の蛹は羽化する気配はありません。。。















只今越冬中

2021-01-17 | 飼育
我が家のコムラサキ幼虫ちゃんが全員無事に越冬体勢に入りました。

一番最後に保護した3号ちゃんはずっとこんな感じだったので、どうするんだろうと観察していたら、



ある日、いない!!!
逃げるはずはないので、一緒に入れた柳の木の皮をじっくり見てみたら




いました。なにせ元々が極小なので探すのが一苦労。



2号ちゃんは3号ちゃんより小さいけど、一番落ち着いている子です。



この2個体のおかげで探す気になった1号ちゃん。
1号ちゃんは発見時の大きさがつまようじの先っぽよりも小さかったので、餌をあげている時も
どこにいるのか分からなかったことがしばしば。
飼育ケースから柳の皮を出して、ジロジロ。
なかなか根気がいる作業で。。。。。

いた!


このサイズで2齢。。。。。
どこまでいけるのかは、この子次第!







うちの子

2020-12-27 | 飼育
久しぶりのブログ更新です。

なーんだ?



これです。



正解は コムラサキの幼虫ちゃんです。

極小5ミリの2齢ちゃんを手すりで拾ったので、せっせと食べさせて自然に越冬する様子を観察していました。
運よく伐採した柳の木があったので皮を頂戴して飼育ケースに入れたところ、
葉っぱから移動して越冬に入りました。


こちらは、まだ餌を食べている子です。

柳の皮を幾つかいれているんですが、寝る気配がありません。

5ミリサイズの2齢幼虫を11月に見つけたことが無いので、無事に羽化までいけるのかどうか
分かりませんが、これも何かの縁なので(いい人に見つけてもらったね)観察飼育してみます。
























祝 羽化

2020-11-02 | 飼育


さて、誰でしょう?
隠し玉の正体です。



正解は、ヒメヤママユです!

春に疑似木の上で困っていた幼虫を持ち帰り飼育していました。
蛾の飼育は初めてなので上手くいくかどうか自信は無かったのですが、無事羽化しました。
実はもう腐ったのかと思い、昨日埋めるつもりで忘れてしまい、リビングにタオルの上に転がしておいたら、
夜7時くらいだったか、目の端に見たことも無い不気味な生き物がズルズルと歩いていました。

羽化直のヒメヤママユなんて見たことがないので、その姿にちょっとしたパニック。
写真を撮るのも忘れました。
羽化不全かと思いつつ、まだチャンスはあるかもと飼育ネットケースに入れ暗い場所に置いたところ
安心したのか無事に翅が伸び始めて安堵。
翌朝の姿。
おはよう。


手乗り写真でも撮るかと出してみたら、飛んだ。
予想以上にちゃんと飛んだので慌ててまたケースにイン。メスなので余計な体力消耗は可哀そう。
今日の夕方に元居た場所に放しました。

記念写真


嫌だったらしく、体を小刻みに震わせ始めてへなへなと飛んで、こんなところに入り込む。

記念写真その2


どうか彼氏に会えますように。春が来たらアナタの子供を探すよ。
長い蛹生活、お互いお疲れ様でした。









アゲハちゃん

2020-10-15 | 飼育
ラスト3匹のナミアゲハの幼虫は、エコな食事をしながらすくすく育っています。
昨日大き目なネットカゴの中に一緒に入れてみたところ、今朝の健康チェックで一匹いない。
どこを探してもおらず、ネットカゴを念入りに見てみると穴が・・・
見逃さないよねー!!
ベランダの大掃除です。一つ一つプランターをチェックしてみてもおらず、
このケースの下は?と覗くとキマダラカメムシがいた。
住んでいるらしい。
そしてついに発見!!
場所の選択は賢かった。雨風凌げて、日も当たらない場所にくっ付いていた。
でもね、そこで羽化すると100%羽化不全だよ。
と、いうことで蛹化待ちです。



さて、実は隠し玉をもっています。
始めてなので上手くいっているのかよく分からない。
祈るのみ。









蛹のその後

2020-10-08 | 飼育
前に何をアップしたっけ?と確認してしまいました(笑)

蛹たちの報告をします。
まず、越冬ですとお伝えしたこの蛹ちゃん。


そうであって欲しいという願いも込めてそう書いたんですけど、
やっぱり羽化しました。どこかで仲間に会えるといいんだけど。

次にルリタテハは蛹になった日が違うけれど、一気に羽化して飛んでいきました。
残り一個。

ナミアゲハの蛹は越冬体勢です。どうかなと心配だったこの子も越冬体勢に入りました。


飼育中のナミアゲハの卵は孵化しなかったのが一個。
途中で命尽きた子が一匹で残り三匹はエコな餌食べをしながら成長中です。
昨日、黒から緑の幼虫になる瞬間に立ち会えて感動でした。
全エネルギーを使って一生懸命に皮を脱いでいる姿から目が離せませんでした。
また餌とって来ないと。






久しぶりの更新

2020-09-27 | 飼育
どうも、こんにちは。
夏は暑すぎて散策せず、夏が終わったら他に楽しいことをみつけてしまい
散策をおさぼり中です。

そんなこの頃ですが、チョウの飼育に追われていました。
自宅付近のホトトギスについたルリタテハを保護して飼育。
この子達の飼育は簡単なのであっという間に蛹が10個程に。

我が家のなんちゃって柑橘系の若木にナミアゲハが二回目の産卵をしていきました。
一回目は夏真っ盛りだったので、あっという間に育ち飛んでいきました。
二回目の子達は越冬組で6匹。全員の食欲を満たす程葉っぱが無いので
幼虫卒業が近い3匹をケース飼い、残り3匹は木に残して飼育。
ケース飼いを台風の日に家の中に一晩置いたところ、(案の定)脱走。
一匹だけ見つけられず。。。暖房で部屋が暖かくなったら会えるんだろうな。

木に残った組が全部食べつくしてしまったので、餌探しへ。
思いがけない場所で伸びた新芽をたくさん分けていただき、ルンルン。
ところが、
飼育あるあるでナミアゲハの卵がおまけで付いていた。。6個。。。
育つのかどうか?です。

最後はアオスジアゲハ。これは衝撃的な出会いでした。
家に帰る途中、おなじみのクスノキの下に止めてあった車に目をやったところ、タイヤに
緑の縦長物体が!!!近寄ってみるとそこで蛹になろうと位置決めした幼虫ちゃんが!
ゴムはくっ付きがいいよね、気持ちは分かるけどここはダメですよ、と慌てて丁寧に引っ剥がしてお持ち帰り。
我が家で無事蛹になりました。。。蛹で越冬のようです。

ということで、今日はちゃんと越冬できるように移動してもらった子達の写真をアップ
アオスジアゲハの蛹。付いた葉っぱが枯れて丸まったので段ボールに張りました。


カーテンに付いた蛹。ベージュのカーテンに合わせた色になりました。渋い。


白いプラスチックケースに付いた子はグリーン。自分が落ちない様に念入りに糸を吐いて足場を固めて蛹になっていました。

黄緑の布地に付けて、それを更に網に縫い付けました。

細かい目のネットに一緒に入れてベランダで越冬させます。
無事に羽化してくれるのを祈るのみです。











幼虫の飼育(チョウ)

2020-05-31 | 飼育
5月6日に柵の上を行ったり来たりしていたヒカゲチョウの幼虫を飼育して、
先日元いた場所に放蝶した。

ようこそ我が家へ、の記念写真。(終齢)


今回は前蛹から蛹になる瞬間に運よく立ち会えた。


幼虫皮を脱ぐのに結構動く。これはもう脱げますよの最後のところ。


脱いだ後、自分の周りに何もないのを確認するかの如くブルンブルン回っていた。
見ていて糸が切れやしないかヒヤヒヤ。


次の日には蛹の形になっていた。




蛹化から何日目だったか・・・




これを撮った翌朝に羽化していてビックリ。

元いた場所へ。


薄日が差したので、少しだけ開翅。


イケメン君。

達者でな~。




数日前のこと。

2020-05-26 | 飼育
ミズイロオナガシジミが無事に羽化したので元いた場所に放してきた。

4月中旬に木製の杭の上にいたのを保護して飼育した。
とても小さかった幼虫ちゃん。
この杭のそば(人間的には)にコナラがあったから、そこから
何か思うことがあって歩いて来たって感じだった。
あ、イモムシ好きの勝手な妄想です(笑)
来年もここで次世代に会えるといいな。

ほら、キミが生まれた場所だよ、とケースを置く。

オスでした。

パッと飛んですぐ着地。

ここはカメムシとクモがわんさかいるので、ケースで捕獲して別の場所に移した。


達者でな~。
彼女に会えますように!