Marigold Sky

上野動物園のハシビロコウ&熱帯・温帯スイレン日記です。ブログ内の写真の無断転載を固くお断りします。 

ディズニークラシック短編集

2006年12月14日 10時33分53秒 | TDR 東京ディズニーリゾート
昨夜のディズニーチャンネル「ディズニークラシック短編集」で「ミッキーの犬泥棒」が放送されました。(ディズニーチャンネル初登場です)

1934年作というこのアニメ、モノクロで制作されたはずですが、カラーになっておりました。そこでいろいろ調べた結果・・・

記念すべき第一作目・・・'28 蒸気船ウィリー
初カラー作品・・・'35 ミッキーの大演奏会
最後のモノクロ作品・・・'35ミッキーとカンガルー
デザイン変更・・・'39 ミッキーの猟は楽し

ちょっと気になったのが、人種差別表現のある問題作品がいくつかあるという事。

'32 ミッキーの御用聞き (The Grocery Boy)
ミッキーは頼まれた食料品を持ってミニーの家に。夕食の準備を手伝うが、プルートに七面鳥を捕られて・・・。

'32 ミッキーのアラビア探検 (Mickey in Arabia)
アラビア旅行に出かけたミッキーとミニー。
ところがミニーは誘拐されてしまう。

'33 ミッキーの脱線芝居 (Mickey's Mellerdrammer)
ミッキーが芝居小屋に出演するが・・。ミッキーの変装は、顔を黒塗りにして唇の周りだけ厚く縁取って白塗りにしており、黒人を象徴していた。

'33 ミッキーの障害物競馬 (The Steple Chase)
ミッキーとミニーは、よたよた歩く馬を買ってきたが、農民ギデオンに馬鹿にされることになる・・。

'35 ミッキーの漂流記 (Mickey's Man Friday)
ミッキーの無人島漂流の続編(らしい)。島で足止めされたミッキーは、人食い人種に出会う。


ミッキーの脱線芝居を調べていると、アフリカ系の男性と結婚された日本の女性のブログに出会いました。

知り合って間もない頃、彼に「ウォルト・デイズニーも人種差別主義者だよ。知らなかったの?」
と言われた彼女は、頑なに否定しましたが、(TDLで働いていた)数年後この映画に出会うことになります。
結婚後、家で白黒のディズニー短編作品を観ていると、「この映画は黒人をあざけり笑っているものだって知ってた?」と言われ、はっと気がつく・・。そこにはこっけいで、馬鹿で怖がりでオツムが空っぽな黒人の姿をしたミッキーマウスが・・・。

この画像を検索して初めて目にしましたが、ちょっとこれは・・・と首を傾げてしまうミッキーの姿に、当時の白人至上主義が垣間見えて複雑な気分になりました。興味のある方は、頑張って探してみてください。

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