picopandaのブログ

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ムバラクが辞任!

2011年02月12日 01時19分10秒 | Weblog
ムバラクが辞任し、軍の最高会議に権限を委譲したそうです。実質的には、スレイマンが実権を握るのでしょう。

しかし、ムバラクは海外に逃亡したわけでもなく、紅海の保養地に向かったに過ぎません。何時でもスレイマンを操れます。

大統領府(palace)を民衆から遮るためのバリケードを築くために戦車や兵士が展開しています。ここに終結した民衆は、有刺鉄線に遮られて中に入れませんが、敢えて入ろうとする人もいないようです。それでも、民衆は興奮のるつぼに入っています。

タハリール広場の民衆は、軍も仲間にはいるようにと呼びかけています。

民衆は軍と「対話」しているようです。しかし、軍の対応には矛盾が多く、民衆は困惑しているようです。

軍は、現在の混乱した状況が止めば、非常事態法の施行を解除する、と言っているようです。

軍は、憲法改正にも言及しているようです。

ALJAZEERA

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エジプトの民衆は、スレイマンがパレスチナ人民に対するイスラエルによるジェノサイドの先兵になっていることを知らないのでしょうか?

ムバラクが辞任したというのも芝居に過ぎず、民衆が家路につけば、復活する恐れもあるでしょう。そうはならなくても、ムバラクの意を受けたスレイマンが実権を握ることになるのです。

イギリス市民革命時にも、軍は、王党派と議会派に分かれていきました。議会派にクロムウェルが出て、議会派が勝利した恰好になります。

エジプト民衆に軍に対抗する意欲と力があれば、イギリス市民革命時のように進むかも知れません。しかも、その意欲と力は、情勢の変動如何によって、大きくなったり小さくなったりするのです。

仮にそうした道を進まなくても、軍や警察に拉致された人々の解放を求めて突き進まなければなりません。そこにエジプトの司法権が協働し得るとは思われません。むしろ、議会風の手続によって解放されるべきです。まあ、人民裁判風ですね。

経済の再建には、労使の共同決定が不可欠です。

憲法改正には、より古典的な理論に従うのが有効ではないでしょうか。今の学者ではなく、ルソーとかを参照すべきです。

さあ、どうなるか、ますます不確定になってきましたね。

■おやっさんを起こすべきか、迷っております。■


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