NHK NEWSWEB
買い物によってためたポイントで割引を受けられる
ポイントカードの運営会社大手が、利用者が購入した医薬品のデータを収集していたことが分かりました。
医薬品のデータからは利用者の病気なども明らかになりかねないため、市民団体が中止を求めるなど、プライバシーの問題を懸念する声が上がっています。
医薬品の購入データを収集していたことが分かったのは、「Tポイント」を運営している「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」で、加盟している5社のドラッグストアの店舗でデータを収集し【ていたそうです。】
厚生労働省の医療情報の取り扱いに関する検討会のメンバーで、新潟大学の鈴木正朝教授は、「医薬品の購入に関する情報は、刑法で秘密漏示罪の対象となる可能性があり、一般商品よりも厳格に保護する必要がある。規約の記載による説明だけでは不十分で、消費者がよく理解しないまま情報を提供することは、是正する必要がある」と話しています。
【ところで、このTポイントは、】現在およそ4200万人が利用しています。
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ある個人が購入している医薬品情報を任意に窃取できれば、彼・彼女の健康状態が分かり、彼・彼女を攻撃するために活用できる弱点が分かりますね。だから、まさに犯罪目的の情報窃取になるのです。
しかも、4200万人という日本人の大半が利用しているカードから窃取されているのですから、日本人の大半の健康情報が丸出しになっているのです。これは重大問題ではないですか?
Tポイントを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブの北村和彦取締役は、「規約に基づき、同意を得て情報を提供していただいていると理解しており」とうそぶいていますが、契約関係に入る当初の規約だけでは不十分でしょう。「同意」したのは、カードで貯めたポイントで割引を受けることについての同意なんじゃないかい?
自らの健康情報は、診療を受ける医師などに、そのために必要な限りで開示しているに過ぎず、医療機関でもないところに開示する―というよりも、医療機関でもないところが窃取する―ことは、そもそも許されない、と考えるべきです。
そもそも、「同意」があっても駄目なものがある、と言うことに留意すべきでしょう。
しかるに、日本政府は、かかる重大犯罪を野放しにしているのです。
★このTカードは、以前にどこかのお店で貰い、早速登録しようと思って、ネットに入ったのですが、ウジャウジャうるさいことが書いてあって、「これは相当にヤバいんではないかい?」と思い、結局、登録しないでおりました。正解だったぜぇ~っ!!!
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