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5月8日の参議院予算委員会での、みんなの党・山田太郎委員による質問が話題になっている。山田委員は児童ポルノ法 に関する質疑の中で、安倍総理に
「水島新司先生の野球漫画『ドカベン』、つまり、私と同じ名前の山田太郎という人が主人公の漫画なんですけれども、その中でも八歳以下のサチ子という妹が入浴シーンで出てきておりまして、こんな本なんかも発禁本になる可能性もある」
と質問したのだ。
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児ポ法というものは、稀代の悪法としか言いようがない代物ですが…。
そもそも、非難・排撃されるべき問題は児童支配にあるはずなんですがね。
児童支配こそが悪行の基なのであって、そこから、ポルノだの売春だの人身売買だのが族生してくるわけです。
面的に児童支配を展開している元締めは、各地に複数いるようですが、何れもが、チャイルドポルノの帝王と呼ばれるにふさわしい連中です。しかし、警察から裁判屋まで、癒着しまくっていますから―決め技は性的接待が中心です―、やりたい放題なんですわ。
こう言う真の悪党は野放しにして置いて、子供の裸の写真を持っていたからどうたらというのは、本末転倒も良いところですね。
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少し話しがずれるかも知れませんが、大昔、佐藤栄作という人がいました。この人は、自民党政権としてはかつてないほどに長期政権を誇りまして、社会党なんかからはブースカ言われまくっていましたね。
ある時、ニュースで見たと思うんですが、この人が、首相としての心構えとして、以下のようなことを述べていたんです。
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「何もしないでいるのが、一番、良いんじゃぁ~。」
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まあ、怠けていると思う人もいるかも知れませんが、首相とか内閣とかが、社会の出来事の一つ一つに目くじら立てて、強力介入してばかりいるのはいけないよ!と言う古典的な自由主義の表明ではないか、と私には思えるんですわ。
個人の自律性、社会の自律性に信を置く、これが国家権力を現実に動かしている総元締めの人にとって、一番大切な心構えではないでしょうか?
児童福祉法が排撃している児童支配を積極的に排除しようとしているなら兎も角、児童支配は野放しのままになっているのに、ポルノだけを厳しく非難するのはおかしくないですかね、と言うことについて、栄チャンだったら、何と言うでしょうか?
栄チャンの遺鉢を次ぐ人が出てくることを望まないではいられません。