荻原 久雄   おぎわら ひさお

足利に元気を
  そして新しい未来へ

足利市議会議員

無言の行列 東日本大震災 仮設住宅

2024年05月08日 | コラム








  2011年3月11日 東日本大震災後 3月18日に 石巻市 女川町に救援物資のトラックを出してから、東北へは6回訪問させていただきました。 


この時に感じたのは、地域の自治体 隣組の関係が非常に大事だと言うことです。現在、足利市でさえ、3軒隣は誰がどんな人が暮らしているかわからない人が多いです。これを変えることで街は変わる様な気がします。少子化 高齢化も解決できるような気がします。

 9月に亘理町の仮説住宅での炊き出しを行った時に、気がついたことがありました。11時ごろ現地に到着し、準備が終了し、お蕎麦等を配ることになりました。仮説住宅の中央にある自治会館のような集会所でお世話している方に、集まるようにお願いしたところ、逆に広報をしてくださいと、頼まれました。仕方なく、自前の拡声器で、歩きながら、仮説住宅の狭い通りで、炊き出しの準備ができましたので、とお知らせいたしました。

 すると、各住宅から、約200名の方が、集まり、並び始めました。皆さん、無言で並んでおりました。お蕎麦をいただいた方も、おいしくご賞味いただき、丁寧に御礼を言われ、ほっと致しましたが、なんか、地元で行うイベントと雰囲気が違うなと感じました。被災しているので、傷心しているのだと思いましたが、後でお世話している方に、お伺いしたところ、仮設住宅に入居した方は、抽選で仮設住宅の場所が決まり、お互い顔見知りの人は、ほとんどいないということでした。また、自治会組織もできておらず、交流が無い状況でした。

 それを聞いて納得したわけですが、見知らぬ人たち同士、理解を深めるのは時間がかかるし、お役所的に公平に物事を実施する弊害だと感じます。住民の歴史の中で、交流しながら、理解を深め、生活することが大事だと思います。それが、防犯、防災、助け合い等、目に見えない、抑止力になると、改めて地域力の重要性を認識しました。

 また、お寺、神社、自治会を中心とした、普段当たり前に考えている各行事が重要だと思います。

 私たちのバスが、見えなくなるまで手を振って見送っていただいた時、仮設住宅に住んでいる方々の気持ちを理解したような気がします。

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御厨町 義民祭

2023年05月09日 | コラム
 明治2年(1869年)渡良瀬川の洪水氾濫のため、梁田郡 河南地区一帯は凶作になりました。
 それを日光県庁に訴えたが役人は凶作でないと簡単に査定しました。





 免租 減租を採算嘆願しましたが、聞きいられず、死活の問題になりました。

 黙っていられなくなった、梁田郡二十二ヶ所村農民が蓑笠をつけて御厨田圃の1本杉に集結して直接訴願の強行に踏み切りました。
 ムシロ旗を押し立てた群集は、
日光県へ向かって行動を起こしました。

 この拳を憂えた9人が渡瀬川の対岸川崎村に先回りして、極めて不利な事を入れ替わり、立ち替わり時伏せました。

 冷静になり、説得に従いました。

 ところが、このことがどう誤り伝えられたのか、
県庁では、江川村名主斉藤源十郎を加えた十人を扇動者として、捕まえた日光県に引き立て投獄しました。

 極感の中、日光という高地、雨雪が降り込み、耐えられず、

 7人が獄中で病死してしまいました。

その事件を敬い、義民祭が155年開催されています。

 2009年最高裁判所判事に就任した
須藤正彦氏はこの7人の中の須藤貞蔵氏の一族になります。
 また、
須藤正彦氏は、地元協和中出身で
みなと協和法律事務所に所属していました。












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おぎわら久雄 市議会議員5期目の挑戦

2023年04月21日 | コラム

 私は市議会議員になるために立候補したわけではありません。

 

 足利市を御厨地区を住みやすい、働きやすい、楽しみがある、便利な街にするために立候補しました。

 

 例幣使街道の八木町は、私が小学性の頃、50年前はもっとたくさんの人が住んでいて活気があった様に思います。

 そこの2階建ての事務所はガラス屋でした。パソコン塾のところは繊維の営業、ダンプの運転手、機織りの会社、質屋など8世帯、約30人が暮らしていました。

 

 現在は、荻原家3人だけです。この通り沿い、64歳の私より、若い人はあまりいらっしゃらないと思います。

 

 それでも御厨地区だけは、人口が増えています。

人口減少の中で街づくりを真剣に考えていきたいと思います。

 

 

 昔、60年前、293号線は田んぼの畦道でした。ヨークベニマルが早川農園でした。

 50年ぐらい前から開発が始まり、293号線ができ、公設卸市場ができ、40年ぐらい前に50号バイパスができました。

 ところが現在は人口減少と老朽化した公共施設の再編を考えていかなければなりません。

 

 

 60年契約の公設卸売市場を民営化し、足利市としては約13億円の支出が減りました。半分の1万坪の土地に、福居ショッピングモールができ、スターバックスができ、人の流れ、人流が変わりました。

 

 昨年度、足利市で生まれた子供は644人です。

 小学校、中学校は1/3で十分です。老朽化した公共施設を現代の人口と、若い世代が必要な公共施設を予算を考え、変えていかなければなりません。

 

 市民の皆様の意見を尊重し、市民の皆様が幸せになる。街づくりを考えて生きたい。その為に市議会議員になって足利市を発展していきたいと思っています。

 

 どうか5回目の挑戦に、御厨地区の代表として 私、荻原久雄を市議会に送ってください。必ず、地域の発展につなげます。宜しくお願い致します。

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ライドシェアの導入 2

2023年04月15日 | コラム

 配車サービスの利用方法に興味がありました。

 世界ではタクシーの配車サービスに利用しているアプリ「Uber」をスマートフォンにダウンロードして利用しているそうです。

 

 スマートフォンがない方は専用ダイヤルに連絡して担当者がアプリを使うそうです。

 

 アプリを使う利点は、現在の場所と行先をインプットすれば、金額が表示され、同時にボランティアの運転手に連絡がいきます。

 

 

 さらに、運転手の評価も、利用者の評価も確認することができます。

 

 ボランティアの運転手にガソリン代以外の経費を払えないかと質問しましたら、タクシーの規制を変えないとだめだそうです。

 実証実験では、5年間で利用件数2,046件、走行距離27,018kmで一回当たり平均13kmでした。1,600人の町でおよそ1日1件だったそうです。

 

 ボランティアの運転手は16名いらっしゃるそうです。将来は高齢者だけでなく、外国人観光客や習い事をする子供たちにも利用できるように考えている様です。

 

 足利市でもライドシェアの導入は可能だと思います。

 タクシーのない地域で利用者の負担をお願いし、ボランティアの運転手にも少し利益が出る仕組みができればと思います。

 中頓別町では、システム利用料と送迎で160円、1kmあたり17.53円です。10kmで手数料を含め400円の料金になります。

 

 車の走行距離が年間5,000kmだと すると1日13.6kmです。

 車の所有者の維持費は車の車種によりますが、車代、ガソリン代、車検代、メンテナンス費などで一か月あたり約2万円から3万円です。

 

 月400kmの走行距離だと1kmあたり約62円かかっています。

 10kmで約620円になります。中頓別町より経費はかかっています。

相乗りができれば利用者はもっと安くなりますし、高齢者の皆さんは1日5kmぐらいしか運転していないと思います。

 市がどのくらい負担できるかにより、利用料金とボランティアの運転手への支払いが変わると思います。

 

 運転免許の自主返納が増加し、車を運転できない交通弱者が増える傾向にある中で、現状の路線バスだけで通院や買物をすることは困難といえます。

 

 全国にはライドシェアサービスを実証実験している地域がありますが、本市もその利便性を研究して、導入されることを期待します。

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ごみ収集運搬業務委託

2023年04月15日 | コラム

 私は、民主主義国家における、

資本主義経済は選挙で選ばれる市長と議員以外はすべて民営化が可能であり、

できる限り民営に近づけることが重要だと思っています。

 

 それが市場経済の中で切磋琢磨され、最適な価格に決定され、市民にとって利益が得られるようになると考えます。

 国では、小さな政府を目指し、三公社五現業が特殊法人を含め、すべて民営化されました。NTT、JRなど競争原理が働き、サービスは向上し、商品価格は下がりました。

 足利市のごみ収集運搬業務委託は、民営化され随意契約から、入札制度に変わりました。

 疑問を感じる条件もありますが、市場原理にさらされ、企業努力により、最適な価格になりました。

 家庭ごみの収集業務は、決められた収集日に迅速かつ適正に処理する必要があり、業務を停止することは1日たりともできない中で、市民に不利益を生じないよう頑張っていると思います。

 

 特に考慮しなければならないのは、少子高齢化社会の中での人手不足です。

 私事で恐縮ですが、30年前いわゆるバブルの時代、きつい、汚い、危険、と言われた3Kの会社で総務、人事採用を担当していました。

 ハローワークには常時、募集を掲載していましたが中々採用までいたりませんでした。

 人手不足解消のため、外国人研修生をお願いするために、海外まで面接に行きました人手不足は、

 これから、当時と同じ状況になると思います。また、現在ごみ収集に従事している方のことも考える必要があると思われます。

 

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