荻原 久雄   おぎわら ひさお

足利に元気を
  そして新しい未来へ

足利市議会議員

副議長 所信

2014年06月03日 | コラム

このたび、副議長に立候補いたしました、荻原 久雄でございます。

所信表明をさせていただきます。

 足利市は市制施行、93年になります。その歴史の中で、輝かしい実績を残した議会の副議長に立候補できることを光栄に思います。

 前副議長、柳 収一郎議員の所信に対しての質問の際、デモクラシーの語源は人のパワーと述べさせていただきました。私たち議員はその人のパワーをいただき、市民の代表として市政の最高決定機関を運営しています。民主主義の先進国といわれるイギリスでは、地方政治は、二元代表制と議員内閣制の二つの制度を市民投票によって決定しています。二元代表制は、約17%と議院内閣制が主流をしめています。比較的大都市で二元代表制を施行しているようです。議員内閣制では、パリッシュという直接民主制的な制度を導入している自治体もあります。

 民主主義は、君主制や独裁制などと比較して、必要な意思決定まで多くの時間、費用、手間がかかると言われています。また、大災害など緊急時で余裕がない場合、意思決定が遅く不具合が生じることもあるかもしれません。

 しかしながら、私たちの先輩が長い間積み重ねてきた経験値が現在の足利市を築いています。それは、知恵を絞った条例であり、行政を運営するための知識、仕組み、組織だと思います。改革のための大思想家は幻想にすぎません。少しずつ前進し、都市間競争に勝ち抜いていかなくてはなりません。

 足利市議会では、今期より議会改革が進み、6回の議会報告会が実施されました。市民の純粋な、鮮度の高い意見を聞くことができています。さらに議会改革を発展させスピードアップした意思決定機関を構築したいと思います。その為に、議員の皆様と協議しより一層のICTを利用した議会改革を進めていきたいと思います。

 議会の持つ機能の一つに政策立案機能があります。市民の代弁者である我々議員は、もっと積極的に政策立案、政策提案を行っていくべきだと思います。執行部の追認機関ではないかという厳しい意見を市民より聞いたことがあります。先進都市の事例など研究し、議員提案など検討が行いやすい環境をつくり、議員間討議など積極的に行い、オール足利で足利市発展に寄与できればと思います。

 議長の補佐役として、議長を支えていただきながら、市民の代弁者として市政へ反映できるよう努力することをお誓い申し上げます。

 この副議長選におきまして、議員皆様の絶大なるご支援をお願いしまして、立候補にあたっての決意表明とさせていただきます。

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