デジタル田園都市国家構想の前身として、新技術等実証制度、サンドボックス制度が生産性向上特別措置法に基づき制度が創設され、2021年6月産業競争力強化法に移管・恒久化されました。
「規制のサンドボックス」とは「まずやってみる!」がモットーで目指す新技術・新事業、規制との関係が問題となる場合、期間や参加者を限定し「実証」を行い、データを集めることを目標とし、それを基に法改正を含めた規制改革につなげることを目的としています。
つまり、市場との対話・実証による政策形成をすることです。必要なデータ等が証明されなければ、規制改革に踏み切ることができません。
しかしながら、規制の存在の為に試行錯誤できず、規制改革に必要なデータが取得できません。それゆえ、新しい技術・ビジネスモデルの迅速な社会実装のためには、「まずやってみる!」ことを許容する仕組みが不可欠であります。
近年、AI・IoT・ビッグデータ・ブロックチェーンをはじめとする革新的な技術やビジネスモデルを活用した新たな事業が世界中で次々と生み出されています。
「ドローンの活用」「ライドシェアの導入」に関しましても実証実験によるデータは必要です。
国際的な競争優位を確保しつつ持続的な経済成長を図っていくためには、こう
した技術やビジネスモデルの実用化を早期に行い、革新的な商品・サービスを間
断なく創出することで、生産性を飛躍的に向上させることが重要です。失われた
30年の復活につながる制度だと思います。
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