なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

「長靴下のピッピ」って知ってるかい?

2019-03-31 10:19:23 | 日記
雨あがって青空。夫は大阪の実家へ。息子はバイト。お天気いいのに一人の日曜日です。

   この一週間、どんなことがあったかな。
 一番チューリップ咲く
   チューリップがちらほら咲きだしました。この冬、きちんと寒くならなかったので、チューリップの球根が育たなかったのでしょうか。丈が短かったり、花芽が小さかったり、咲いてもなんとなく頼りない感じです。

   一週間前の日曜日、美杉へ夫の好きな淡墨桜を観に行きました。ソメイヨシノに先駆けて咲くので、遠くからでも、山の中腹にあでやかに咲いている一本がわかります。
   よこや製茶さんのお茶畑におじゃまして、近くからじっくり見せていただきました。この日は肌寒い曇りのお天気だったので、花の色もグレーがかって見えましたが、それでもシックで樹形もステキ。気がつくと、5、6人のアマチュアカメラマンがお茶畑の向こうで三脚を立てて、シャッターチャンスをうかがっています。太陽の光が差してくるのを待っているようでした。
    今年も会えたねぇ という気持ちになる桜です

   火曜日はお習字。この日はいつもの奥さん先生ではなく、書家である男先生にみていただきました。先生に直していただいた朱筆も貴重なお手本です。昔の画数の多い漢字がどのような構造で書かれているのか、先生と一緒にひもとくのはなんとなく楽しく面白い。
 ひさしぶりのヒヨ おいしいハッサクはヒヨにもおいしいらしい
   水曜日は図書の日。この日は大事な学級文庫のお引越しイベントの日でした。でも、わたしはこれには参加せず、図書をクラスごとに分ける準備の方にまわりました。体調の加減でそうさせてもらったのですが、大事なときにお役に立てなくて、申し訳ないやら情けないやら。

   それで、家にいる時間は、せめてもの償いに(?)タンポポ野原のウサギを作っていました。うさぎのモデルはガースウイリアムズの「しろいうさぎとくろいうさぎ」だけれど、なんだか、しろいうさぎがイヤラシイ感じになってしまい、何度も作り直しました。少女まんがのような目になったり、くねくねになったりで、難しい。まだ改善の余地ありです。
 しろいうさぎがクリーム色になった 小さいタンポポもちまちまと作った  

   金曜日は花粉症の夫と漢方のお医者さんへ。処方していただいた薬を出してもらいに、漢方薬局へ行きました。この漢方薬局、漢方を調剤できるのは県で唯一の薬局になったそうです。漢方のお医者さんにも薬局のおじちゃん(本当は先生)にも、いつまでもがんばってもらわないと。
   夫は初めてだったので、天井までうず高く積まれている生薬や、店内に満ちているにおい、そしてその雰囲気に驚いていました。「薬草香満堂」と書が掲げられていて、わたしはずーっと昔のお店の名前だと思っていたのですが、さすがにちょっとはその道(漢文とか)のプロ(?)の夫が「薬草の香、堂に満つ」だと教えてくれて、ひさびさに(失礼!)夫に感心したのでした。

   漢方薬をもらった帰り道、新書や文庫、専門書もそろっている貴重な本屋さんに寄りました。わたしは二階の児童書のコーナーに行ってみました。そこで、何カ月か前に新聞で紹介されていた「長靴下のピッピ」をみつけました。わたしが子どもの頃夢中で読んでいたのは1964年、大塚勇訳、桜井誠絵で岩波書店から出版された本だと思います。今回はリンドグレーンのピッピを新たな訳(菱木晃子訳)と、なんと原書と同じイングリッド.バン.ニイマンの挿絵の新装版で出版されました。ニイマンの挿絵はピッピが紹介された当初、日本人にはモダンすぎて馴染まないという理由で使われなかったということです。
   半世紀が過ぎて、原書の挿絵が復活するなんて面白いなぁ。日本の読者の感覚が北欧モダンに慣れてきたのかな。なにより作者のリンドグレーンさんが、「ピッピはイングリッド(ニイマンさん)の絵じゃないと」と言ったらしいですよ。新しいピッピを開いてみたら、たしかに日本人には、なんというか、あからさまな雰囲気。でも可愛らしいのです。めったにハードカバーの本を買うことはないのですが、エイっと買ってしまいました。
   「長靴下のピッピ」の本にはちょっとした思い出があるのですが、この話は次の機会にしましょう。  表紙はおしゃれ 
   

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