もうじき、50cc原動機付自転車、いわゆる原チャリが死滅するそうだな。なんかのニュースでやってた。我々世代では高校、大学時代には大切な足で、オレの出た高校では、何の届けも必要なく原チャリで登下校しているのが何人もいた。地方の進学校で、不良が多かったわけではないよ。しばらくはヘルメットの着用義務もなかった気がする。
オレも大学1年の夏前くらいに原付免許の試験を受けるために府中の運転免許センターに行った。筆記だけ。若い人に聞くと、今や原チャだけの免許を取るヒトはいないという。お返しに「昔はクルマの免許を取るときに『AT限定取るのはバカだ』って言われていたんだよ」と返した。今はほぼ全員AT限定という。時代だね。
話は戻るが、免許を取った帰りのバスで安売りしていそうなバイク屋の近くで下車して、一番安い「薔薇」を39800円で買った。そのときはメットは義務化されていたのか、同時に買ったと思う。店員は、「じゃ、気を付けて」とそのまま乗っていくように言うと、ほかの仕事に移りそうだったので、「すみません。どうやって操作するんですか?」と白帯以前の質問をして、目を丸くさせた。どうにか大学の寮まで帰った。ナンバープレートとか最初からついてたんだろうか。どんな書類書いたのかすら覚えていないが、何とか大学時代は飲酒運転はしなかったし、無事故無違反だった。
ニュースによると、原チャリ死滅の要因は製造コストと需要のバランスが全く合わなくなったとのこと。ガソリン代高騰なんかも挙げていたが、無理やりこじつけだね。
違う話だが、電動キックボードなるものが免許やメットなしで公道や歩道を7月から走れるようになったらしい。オリンピックでさんざバカにした、新採用の子供のおもちゃ競技の同類だよね。すぐに死亡事故が起きて、そのときはバカマスコミは騒ぐだろうが、あとは無関心になるんだろうな。