以前の私は、生まれ変わったら寅さんになりたい、などと言っていました。
父が好んで観ていた寅さんシリーズは、近年もテレビの再放送で何度か観ていましたが、しまいには寅さんのあまりのKYさに腹が立つようになり、寅さんとはしばらく距離を保っていました。
きっと、私の心に余裕がなかったのでしょう。
そんな昨日、弟にオススメされて、渥美清さんが亡くなってから撮られた50作目の作品を観ました。
よい意味で裏切られた。
想像していたものと全く違うものでした。
私のような寅さんファンはもちろん、この映画を良いと思った皆さんは、きっとこれまでのシリーズを全部観たいと思われるのではないかしら。
歴代マドンナたちで時代がわかるし、皆さん本当に美しくて魅力的な方ばかり。
55年も続いていたというシリーズの途中では、何人かの俳優さんたちが亡くなって、キャストが変わったりしましたが、幼かった満男(吉岡秀隆さん)が、今や50代と知ってびっくりです。
父親よりもおじさんの影響を受けて育ったように思える満男がメインで展開する今回の作品。
あのリリーと満男はまだつながっていた。
初恋の彼女と運命の再会。
ネタバレはしないという私にしては、今日は饒舌になりますが、是非みてみてください。
渥美清さんの人生は寅次郎と言っても過言ではないくらいだったと思う。
渥美さんの俳句も素晴らしいです。
拝号は「風天」、今一度読んでみたくなりました。
ちなみに私は、結婚してアメリカに行く前、一度行ってみたいと思っていた場所を何ヶ所か回りましたが、最後に訪れたのが柴又の帝釈天でした。
爆
でも、今は生まれ変わっても寅さんにはなりたくないです。
寅さんが嫌い、ということでは、もちろんありません。
さて、気温が一気に下がって、久しぶりに家事後の扇風機を回さなくても済む朝でございます。
こたろうくんも、数か月ぶりに明け方お布団の中に入ってきました。
このまま素直に秋が来るとは思いませんが、そのうち寒い寒いと文句を言うようになるんでしょ。
わたしにんげん。
こたろうくんの、かゆいかゆいもすっかりよくなり、今朝もいいう〇ちが出て絶好調。
ありがたいことです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました
感謝をこめて
つる姫