先日、檸檬の実にたまごが産み付けられた写真を載せましたが。
6月8日
昨日6月12日は、
さらに卵が増えて、孵化した幼虫がいました。
ああ、ローガン大統領!見えませぬか?
レモンの中央、上の方のこげ茶の物体は、孵化して少し経った2ミリほどの幼虫さんです。
ようちゅういしてみてみ。
下の方に写っている物体は、防犯ライトのソーラー充電器です。
この様子を観察していた時、一頭のナミアゲハがレモンの木に卵を産み付けにやってきました。
みると、美しかった模様は色あせて、羽はボロボロ、ちぎれたところもあります。
その子が、必死でレモンの葉にお尻をつけて、卵を産み付けていました。
どこをどう旅してきたのか、行動範囲はそんなに広くはないはずですが、たまごから孵化し、脱皮を繰り返し、蛹になって10日以上。
羽化してからはおよそ2~3週間生きるというナミアゲハちゃん。
ボロボロになっていのちをつないだら、どこでどう命を終えるのか。
終えた命は、蟻などの命をつなぐ糧となる。
そもそも、庭のレモンの木は、30センチほどの苗木を買ってきて、大きくなったので直植えしたものです。
10年ほど前でしょうか、花もいいけど、食べられるものを植えたらいいと娘に言われたのが、きっかけでした。
ある年に、その木にきみどり色のまるまる太ったあおむしを発見した頃は、植木鉢のままで室内に持ち込み、観察してたものです。
レモンはそのうち1個か2個できるようになりましたが、私にとっては、蝶が優先。今に至る。
さらにさかのぼれば、あおむしなんかをかわいいと思うようになったのは、3才位の息子が虫が大好きだったからでした。
そんな昨日は、朝の番組で「一隅を照らす」という言葉を聞きました。
私のプロフィールにも書かれてあるこの言葉。
自分が照らされるのではなく、すべての命が周りを照らす灯りなのです。
そこに生きていることが、小さな灯り。
12年も山に籠って一人で修業した僧侶の話に、深く感銘を受けました。
僧侶は、ステージ4の癌を告知されています。
病も自分の一部と受け止められ、穏やかに生きておられる。いや、壮絶に生きておられるのか。
私にはその境地には立てそうもありません。
色々と御託を並べる自分が、ものすごく恥ずかしくなりました。
ボロボロの蝶々さんと、崇高な僧侶の姿に多くを感じた日曜日。
それは天台宗の僧侶ですが、最澄といい空海と言い、まあ素晴らしいお名前だなあということにも、改めて感動いたしました。
そんな昨日は、夜中に妙な物音で目覚めましたが、まさかねずみ?
実は以前、入ったことがあるんですよ。都会のくまねずみは、通気口の穴からでも入ることがあるそうです。
部屋への侵入は不可能だと思うので、食べ物がなければ、来なくなるとは思いますが。
それとは関係ないと思うけど、ちょっと具合がいまいち。
病を口実に出来るというラッキーもあるけど、病と共に死ぬまで生きるのは、修行の足りない私には苦痛です。
これが修行なら、下山したいけど、修行の途中での下山は許されないそうですし。
ボロボロになる前に逝きたいものですが。
この世の中に自分がいるんじゃなくて、自分の中に世界はあるのだそうです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫