テレビは観ないと言いつつ、ニュース以外の番組は選んで録画して視聴している私です。
先日までやっていたNHKのドラマ、17歳の帝国は、星野源さんが出ていたのと、内容に興味があったので観ていました。
202X年世界から斜陽国と呼ばれるようになった日本の現状を打破すべく打ち立てられた「Utopi-AI」、通称UA(ウーア)構想の下、AIによって選出された若きリーダーたちが地方都市を未来都市へと変貌させるために奮闘していく姿を描く。
Wikipediaより。
かいつまんで書いても長くなりそうなので、興味のある方はネタバレをググってください。
若者vs元若者や高齢者。
それぞれの言い分がわかる年頃になった私です。
経験はなくても、理想や夢をまっすぐに追えるはずの若者。
経験を積み、あきらめや妥協、さらには悪にまで手を染めてそれを隠蔽したり正当化する大人。
不満や文句を言うだけで、選挙にも行かない若者。
役目を果たしたと自負し、老い先短く、現状維持でいいと思う高齢者は、子どもや若者の未来をどう思っているのか。
何でもかんでも合理化できればいいというものでもないけれど、どう考えても改めていくべき不合理もあるような気がする。
このドラマはハッピーエンドで、17歳の若者の理想を引き継いでこの街の総理になった人が、科学の進歩をうまく利用して、若者も高齢者も幸せを感じる事が出来る町を作ります。
現実はそううまくは行かないでしょう。
すべての人がしあわせな世界なんてあり得るのでしょうか。
しあわせは、気づくもの、とはいえ。
高齢者に突入した私が言えるのは、時は前にしか進まないということ。
経験は宝だし、逆に足かせにもなる。
だからこそ、若者と大人(どこからが大人かしらんですが)は、寄り添う気持ちを持った方がいいですね。
大人のいう事は、面倒くさいこともあるけど、役に立つことも多い。
大人は若い時の自分を思い出すことができるけど、若者は自分の将来の姿を夢とか理想でしかイメージできない。
情報によってあっちにこっちに流される若者と、思い込みとか経験で頭の固くなった高齢者。
今の世の中がおかしくなったのは、じいちゃんばあちゃんがいないご家庭が多くなったからかも、ですね。
オレオレ詐欺にしても、自分の祖父母の事が頭に浮かべば、良心も痛むのではないかと思いますが。
まあ、年金の入る日にだけ遊びに来る孫もおられるそうですし。
またもや、うまくまとまらなかったですが、このドラマは、見る人によっては大変深い内容であったと感じました。
17歳の時のこと、覚えてますか?
私は、高校生で落ちこぼれ、とりあえず不登校にはならずにすんだという時代です。
一人暮らしでしたからね、不登校になりようがなかったのは、ありがたいことだったかも。
少なくとも、大人に反発したり、社会に対して云々っていう事はなかった気がします。
自分自身でいっぱいいっぱいだったのでしょう。
そういう意味では、今の若者をとやかくいえる人間ではないです。
こんどうまれてくるときは、私はいぬになりたい~か。
わんこにも言い分はあるのでしょうが^^;
雨ふり後でしたので、早朝散歩はお休みしました。
おひさまが出なければ、地面から10センチのこたろうくんの昼間のお散歩も問題ないでしょう。
いつものことながら、結論の出ない内容、最後までお読みいただきありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫