私はいつも、肩身の狭い思いをしておりますが（嘘）
今日は形見についてのお話。
遺産の相続などと言うものとは、ちょっと違う形見分けですが
皆様はどなたかの形見、お持ちでしょうか。
本来、これって「片身」と書いたそうで、真の友達が一つの品物を半分にして持っていた、ということから
始まったようですよ。
そういえばペンダントとか、２つ合わせるとハートの形になったりとか、ありましたねえ。
なかったですかねえ。
私的には「形見」というのは、その漢字の組み合わせを見て勝手な解釈ですが
その品を見て、亡くなった人や別れた人の姿を思い浮かべる、っていうような。
私の左手の薬指には、結婚指輪ではない金のリングがはまっています。
６月に広島に帰省した時に、母から預かったもので
先日亡くなったお婆ちゃんが長い事はめていたものです。
記憶の中にあるのですが、その指輪はふっくらしたお婆ちゃんの指のお肉に埋もれていました。
その指輪が知らないうちに外れてしまうほど痩せてしまったお婆ちゃん。
ある日母がベッドの上に落ちているその指輪を見つけて
なくなると困るからと、持って帰って預かっていたそうですが
お婆ちゃんが意識のある時に、あの指輪をはめておきたい、と言うので
再びお婆ちゃんの指にはめてあげたのです。
しかしまたある日訪れた時に
やっぱりこれ預かっておいて、と言われて預かってたものだそうで
母が６月に私に託してくれました。
いまどきこんな金の指輪は古臭いな、と思いつつはめてみると薬指にぴったり。
それが今は、本物の「形見」になってしまいました。
この指輪を見るたびにお婆ちゃんを思い出すだろうと思います。
いつも身に付けていれば、そのうち意識しなくなるとも思います。
去る者は日々に疎し。
でも、ここにお婆ちゃんが生きていた証があるんだな、と思ったりもします。
モノに執着するのは性格に合いませんが
これはまた違う物、かも知れませんね。
もともと装飾品は外敵から身を守る魔除け的な意味で身に付けたのが始まりだと言いますが
なんだか、今やブランドがどうので大変な事ですねえ。
あたしは宝石には目がくらみませんぞ！
ほんまです！
そうそう、今朝買ってきた植木のお花第一号が咲きました。
コートダジュールという名前だそうで、四季咲きボタンと書いてあります。
お花を育てる楽しさを発見する今朝この頃
つぼみがいっぱいついています
ほんとはもっと紫ですがどうしても色が出ません。。
さてこれからお仕事です。
今日も元気に頑張ります。
素敵な週末をお過ごしください。
いつもご訪問ありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫
