#1963 愛

朝起きてテレビをつけたら、美輪明宏さんがお話をされていました。

番組は途中でしたが、よいとまけの歌が出来たいきさつのお話とか、ピアフの愛の賛歌のこと。

よいとまけの歌は、以前米良さんが歌っておられるのを聞いた事があり、深く感動したものですが、数年前美輪さんが紅白歌合戦で歌われているのを観た時には、それこそ鳥肌が立つほど感動しました。

今の時代の若者に聞いてもらいたい。強くそう思いました。

男の人たちに混じって、泥や汗まみれになって働く母親の後姿。

その背中を見て育った息子が、道を踏み外しそうになりながらも、立派なエンジニアになる。。

親として、子どもを育てて来た時の事を反省することしきり。

今の時代、おれおれ詐欺などに加担する若者が増えているそうです。簡単にお金が手に入るからでしょう。

そのお金は家計の足しにするとかそういうものではなく、遊ぶお金。

なんでそんな時代になってしまったかというと、私たち親やその親世代にも責任があるのかも知れません。

もちろん、日本にも貧困はありますが、簡単にお金を手に入れようとするそのような若者はきっと、貧困家庭に育った子どもたちではないと思うんです。どちらかというと、何不自由なく育った子の方がそういう事をするのではないかと。

子どもをダメにするのは簡単。好きなだけお金や物を与えるだけでいい、という言葉もあります。

ある程度は我慢させないといけない。しかし、好きなだけ物を持っているお友達が周りに多ければ、うらやましがる。

それが不満で人のものを盗ったりするような子どもになるのも問題で、本当に難しいところです。

子育てしている時、他のご家庭のやり方と違う事がままあって、本当に悩んだものです。

また、子どもは成長するにつれ、親の知らない所で色んな人と関わります。それはもう、どうしようもない。

今子育て中、これから子育てをする皆さん。親の影響は大きいです。どうぞ覚悟をお願いします。

まわりの親御さんたちとの考え方の違いもあり、葛藤も多いです。

こういう事をいうから、子どもはいらない、という人が増えて行くのかも知れませんが、産んで虐待したりするよりマシかも知れません。

子どもを育てるために費やす時間は多いですが、親が子どもの犠牲になる、というのと、責任を持って育てる覚悟ってのは大きく違う。

ワンコなどのペットを飼うのと結局は同じ事です。

人生は楽しまないと意味がないけれど、責任や義務を果たすことは不可欠ですよね。

ただ、好きな人と結婚する、という時点で、みんながそのような覚悟が出来ているかというと、そうじゃないと思います。

親になって初めて生まれる親としての愛情や責任感というものもあるのでしょう。

そんなことまで考えて結婚する人はそう多くないかも知れませんが、人間が持っている愛が助けてくれるはず。

すべては「愛」

愛が大切。男女の愛、親子の愛、友情。難しい事じゃない。人間が基本的に持っているシンプルな愛。

そうそう、人に思いやりみたいな気持ちが生まれたのは、人類が肉を食べるようになった事で脳が発達したからだそうです。

脳の発達した人間は他の動物よりも感情が複雑ですし、綺麗ごとでは生きていけませんが、まずは隣にいる命を愛する事が、世界平和の一歩なんでしょう。

よいとまけの歌のかあちゃんのような愛を、今の人たちはどこかに置き忘れてしまったのでしょう。

社会が変化しているのだから仕方ない、という事もあるでしょうが、だとしたらやはり、人間は人として退化しているという事でしょうね。

残念な事です。それは自分にも言える事だと思います。

それによって、心と身体のバランスを崩し、昔はなかったような病気もできたのではないでしょうか。

さて、朝っぱらからまた小難しい事を書いておりますが、私たち大人のせいにばかりされても困りますが、子どもは親の背中を見て育つ、という事は確かなようで、しかしながら、同じような条件で育っても、人をだましたり傷つけたりして平気で生きていく人間と、優しい気持ちを忘れないで生きていける人間がいる事は確かでしょう。

美輪さんの発する言葉たちを聞いていて、それらは真実だけど、実際にはそうもいかないって思う自分もいましたが、本当の愛ってのはそんなに重かったり、難しい物じゃないんだろうなあ、とも感じました。

さてさて、昨日の巨人ー広島戦は、巨人戦だけに東京でも放送されてました。

誠也の２ホームラン始め、打線の好調もさることながら、一軍復帰したばかりの今村君が素晴らしいピッチングを見せてくれたのが最高でした。

今村君の顔は「こけし」のようだと私は思ってますが、カピバラ説もあります(爆）

カープカピバラ三兄弟は、今村、大瀬良、一岡だそう。