爽やかな快晴の空が広がるお江戸地方。
もはや、初冬という言葉を使いたいような朝となっています。
そんなわけで先週から早々とこたつを出したのですが、ダブル植毛じゃなくてダブルコートのこたろうくんは、ほんとは暑がりのはずなんですが、寒いのが嫌いみたいで、こたつを出すと大興奮。
真っ先にもぐりこんで、掛け布団をうまく丸め込んで敷布団にして寝そべり、悦に入っております。
とはいえ、冬場はありがたく夏場は地獄の南向きのリビングの窓辺の陽だまりは、こたろうの特等席。
しかし昨日は、こたつの中にも窓辺のお布団にも、どこにも見当たらない。
?んん?
いたいた。
こたつ布団カバーの色と一体化したこたろうくん、すやすやお昼寝中。
人間の寝室に入れてワンコと一緒に寝るのはよくないっていうけど、湘南に住んだ時から、住宅事情でこたろうと寝るようになりました。
冬はこたんぽ。(ゆたんぽ)
お互いの温かさで心地よく、エコにもなります。
今さらケージに一人では寝かせられない。
昨日の話じゃないですが、子育てに正解があるかどうかわかりませんし、犬を飼う上でもしつけや習慣づけは大事です。
が、まあ私の得意な杓子定規に考えないで、その子の個性に合わせて融通をきかせてもいいんじゃないかと、子どもには厳しかった私ですが、そう思えるようになりました。
元々、人に対してもわんこに対しても優しいいい子なので、私の躾がよかったとは決して思いませんが、家族への甘えやわがままは許してしまいます。
ペットショップに長くいた子は、いい子が多いよ、と獣医師さんがおっしゃってました。
基本わんこ好きなはずのスタッフや、わんこを飼いたいと思っているお客さんと接していたので、人を怖がったりすることも、他のわんこに敵意を持つこともないのかな?とも思います。
ただ、この春4才になった頃から自我が出てきたみたいで、知恵がついたといいましょうか、かわいい自己主張をすることもあります。
わんこは一生自立することはありません。死ぬまで飼い主がすべてですから、本当にただただかわいいものです。
もちろん、本当に行けない事をしたら叱りますよ。まあほとんど滅多にしませんけど。
ポリシーに反して、ペットショップで(売れ残って安くなっていた)こたろうを買ってきた私が言う事ではないかもしれませんが、
この子が売れ残ったらどうなるのか、と思ったのが一番の決め手でした。
保護団体にも色々ありますが、人の善意につけこむようなところもあれば、頑張っても活動がついていかなくて破綻するようなところもあります。
動物保護のNPOがひとつもなくなる事が、私の一番の願いです。
だから、保護するのも大事だけど、元を絶たなきゃ。
ペットショップで小さなケージに展示して命を売り買いするって、やっぱりダメですよ。
コロナ禍でペット需要が増えたのと比例して、飼育放棄も増えたとか。
命に上下なし、不要な命なんてない。
命の選別をする人間は人間の形をした悪魔にさえ思える。
この話を書き始めるときりがなくなる。苦笑
それで思い出したのですが、実家の辺りで車に乗っているときに、野良犬の母子を見ました。
山の中の道ですが、見通しがよくて、車が結構なスピードを出して走っているような場所でしたが、
ちょうど私たちの車の10メートルくらい先で、子犬が無邪気に道を横切ったんです。
母犬らしきわんこは、子犬を目で追い、それでも車が来るという事を認識していて、心配そうに立ち止まって見ているだけでした。
私たちの車が十分スピードを落としたとき、母犬が走って渡り、子犬に寄り添いました。
坊や、道を横切ったら危ないよって、教えるかのように。
田舎では、たまにこんなような野良犬を見かけます。
大体いつも同じような場所にいるので、近くの山の中などにねぐらがあるのかもしれません。
これから山は寒くなり、雪が降り積もることもあります。
あのわんこの母子はどうやってこの季節をやり過ごすのでしょうか。
陽だまりや温かいこたつの中で、無防備に眠るこたろうくんを見るにつけ、人間の都合で売ったり買ったり捨てられたりする命たちを思って、
私には何ができるかと考えてみるだけです。
不思議な運命で出会ったこたろうを大事にすることしかできないです。
国にやってほしいことは沢山ありますが、動物愛護にもっと真剣に取り組んでほしいなって思います。
今はコロナや経済の事でいっぱいいっぱいなのは重々承知ですが。
小泉進次郎氏が環境大臣だった時、動物愛護法改正の時の国会での答弁をちょっと聞いたんですが、自身もわんこを飼っておられた大臣の、血の通った発言にちょっと感動しました。
権力という言葉はあれですが、人間としての想い、優しさだけでは政治はできないのかもしれませんが、権力は正しく使ってほしいなって思いました。
まあ・・・無理でしょう。
選挙、選挙。
正直、私には選べないなあって思う。
さてさて、三匹のあおむしが前蛹(蛹になる前)になりました♬
先週の写真です。閲覧注意(笑)
左のでっかい子、Bちゃんが、まず最初に前蛹になりました。
前蛹になる前は、大量のフンと緑色のおしっこのような液体を排泄します。なんせ口にするのは葉っぱだけですから。
蛹になる前に、すっきりしておこうという算段でしょう。
その排泄が前蛹になるサイン、そのために容器の底にティッシュを敷いてあるので、排泄が終わると容器から取り出して、清潔な状態にします。
綺麗好きですから、私が(爆)
撮影しにくい場所なのであれですが、前蛹は猫背っぽくなり、長さも半分くらいに縮んだようになります。
周りに細い糸のようなものが見えますか?
粘着質の糸でおしりのところをしっかりと固定し、胴体のところも左右二本の太めの糸で固定しています。
東京から田舎に連れてったTちゃん(真ん中)と田舎から連れてきたJちゃん(左)は、終齢幼虫になるのも、前蛹になるのも一緒でした。
なんという運命の二匹でしょう。
しかも、
分かりにくいと思いますが、二匹とも蓋の部分に取り付けたネットのところに貼りついて前蛹になってます。
江戸と実家、距離とすれば800キロは離れていますが、どう考えても前世で縁のあった二匹に違いないと思います。
これが本当の、運命の糸、なんですわ。
みんな無事に蝶々になってほしいな。
この姿、よく覚えておいてね。
蛹になると全く別物に変身!です。
またもや、長くなりました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫