☆つる姫の星の燈火☆

世界観を変える「研究者」とのご縁

病気をして失ったものは何もない、と思える日々。

こうして息をしていることに、感謝しかない今日この頃ですが、

最近また素晴らしい方とご縁が繋がりました。

本を読んでくださった方の一人ですが、これまで私の周りにいなかった分野のお方の事を

少しお話させてください。

 

私は高校時代、理数系が全くダメで、かと言って文系が素晴らしい、どうのという事もなく

いわゆる超中途半端な奴だったのですが、数学や物理のできる人をものすごく尊敬していました。

私は真面目(?)だったので、学校の勉強は好きなものも嫌いなものも出来た方がいいと思っていたので

出来ない分野のコンプレックスにさいなまれておりました。

不登校寸前も数学物理化学のせいです、おほほ。

学校の勉強から離れ、星のない東京に来てから宇宙を大好きになった私。

その時に、あんなに綺麗な星の世界を数字で研究している、といまさら気づき

宇宙飛行士になる夢を諦めた・・というかなしい過去もあります(轟爆)

 

それは、おいといて

その方はここでは「先生」とお呼びしましょう。

先生が書かれたものを読ませていただく機会があり、とてもよい学びをいただきました。

私には理解できない部分も多々ありましたが、日本画家の奥村土牛の言葉を引用され

「芸術に完成はありえない。用はどこまで大きく未完成で終わるかである」

という事を研究者にもあてはめられ、ご自身がいまだ「修行中の身」であることを

幸せな気持ちで味わっておられる、という記述を見た時、とても感動しました。

 

また「愛」を「i」に置き換えられた随筆の内容では、(先生はこれを「ギャグ」と言われていますが)

あまりに高尚なギャグなので、何度も読み返してやっと理解できた次第です。(汗)

 √ー1(ルートマイナス1)が、「i」と名付けられ、虚数(虚しい物)という汚名を背負わされたのちの事

「コーツの関係式」に目を向けたアブラハム・ド・モアブル氏によって

数式の両辺を「i乗」することにより、右辺がれっきとした「実数」になった、というくだり。

『生まれながらにして「虚しい物」という汚名を与えられた愛(i)も

愛情(i乗)の力で包めば実り豊かなものになる』

私はここを読んだ時、これが本物の美しく素晴らしいギャグだと思い

私のおばかなオヤジギャグを思い出し、いまさら顔から火が出る想いでした。

これは先生が27歳の時に書いたものだとか。。頭の出来が違い過ぎです。

そんな先生が、「燈妃のギャグ」をとても楽しんでくださったのですから(お世辞抜きで)

きっと先生も、ご自身とは違う世界観に触れていただけたのかなと、思うようにしました(汗)

 

先ほども記述しましたが、

<<芸術に完成はありえない。用はどこまで大きく未完成で終わるかである>>

完成したと思った瞬間、創造的活動は終わる、と。

この言葉は、人生にも置き換えられると思うんです。

以前にも紹介した、この先生の恩師の言葉「最善のものはいつもこの先にある」という言葉を

大切にされている意味がよくわかります。

ある時に何かのレベルに到達したとしても、それは単なる通過点である、という捉え方。

先生はきっと死ぬ間際まで、より上を目指して生きて行かれるのだなと感じました。

そして今の私は、その「死」さえ、通過点ととらえています。

それは私のような凡人には、わからない聖域であり、それをエンジョイできる精神の強さというか

柔軟さ。尊敬しかありません。

この先生と少しでも関われたことは、私の人生に少なからずの影響を与えてくれました。

意味が違うかも知れないけど

「人生に無駄なし。起こる事にはすべて意味がある」という事は

多分すべての出来事は「数式」とか「公式」で表せるんじゃないかなって思う。

そしてまた、それは固定しているように見えて、常に新しい可能性を持っているって。

それをどう感じとったり表現したりするかが、その人の個性なのではないかな。

芸術にしても科学にしても。

ああ…しかし、理数系と何度か書いただけで頭が疲れた(自爆)

 

私も自分は死ぬまで修行中であると思っている人間ですが

しかしそれを「苦行」と受け止めていた「M」な部分も多々ありました。

しかし、先生のお蔭でとてもすっきりしました。私も修行を楽しもうって♪

思えばあの時がピークだった、なんてことは死ぬまで思わないで生きていきたい。

レベルは違うけど「絵」にも完成はない、と感じる事が多いです。

それと、芸術にも研究者にも大切なものは「感性」だとも先生はおっしゃいます。

それを磨くには「本物」を見る事が必要だとも。

 

一人の研究者の方とのご縁が、私の人生に一滴の肥料を与えてくれました、

というお話でした。

先生のお蔭で北原白秋他、詩を沢山読もうとおもったつる姫です。

そう言えば高校の頃は色んな人の詩集を読んだものです。

感性、磨きなおそう。

そして、つる姫は今の自分の「お花が綺麗」「星が綺麗」と単純に思う気持ちも大事にしようって思いました。

今日の記事も支離滅裂でお許しあれ。

東京は雨の月曜日となりました。

素敵な一週間になりますように。

 

ありがとう

つる姫


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

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