そらつゆ・・・ではありませんよ。からつゆですよ。
わかっとるわい!ってか。
じめじめしとしとの梅雨も鬱陶しいものですが、こう降らないと水瓶や農作物への影響が心配ですね。
近所の紫陽花や未央柳(びょうやなぎ)にも雨粒を纏わせたい今日この頃です。
島でのエピソードを一つ。
トライアルハウスから海岸までは歩いて三分ほどでした。
綺麗な海ではありますが、海岸には漂着したゴミが沢山あって、来た時から気になっていました。
ある朝ふと思いついた。
そうだ、海岸のゴミ拾いしよう!
でも、集めたごみの捨て方もあるし、と思って役場に相談してゴミ袋をもらって、ボランティア開始。
初日はフェリーが欠航するほど霧が深い海岸。
ものの20分もしないうちにゴミ袋は一杯です。
一番多いのはペットボトル。資源ごみにはならないので焼却ごみと一緒にするのですが、かさばるのでゴミ袋はすぐに満杯。
プラスチックごみも多いですが、他にも片方だけの靴やら、果ては大人用のおむつまで。。
集積場まで運ぶのが大変なので、これが限界。ものの20分で終了です。
ゴミを拾うボランティアは初めてでしたが、ゴミを見ていると色んな事が見えてきますね。
一人黙々と、沢山の事を思いつつのこの作業は、数回続きました。
拾っても拾っても流れ着くゴミ。捨てる人がいなければ必要のない作業。
虚しい想いになっていた時に、偶然出会ったKさんとのご縁で、地域の方と一緒のゴミ拾いに参加できました。
一時間ほどですっかり綺麗になった海岸を見て、小さな力も集まったら大きな力になるんだなと、改めて思いました。
しかし、数日するともうゴミが流れてきて。
私たちは大切な時間を、ゴミを捨てた人のために費やしたのです。
いや、「ために」じゃない「せいで」ですね。
世の中にはこれに通じる色々な事がある。ワンニャンの殺処分だってそうですよね。
自分ひとりじゃどうしようもない事が沢山ある。
でも、その一人がいるからこそ何かに繋がる。
一本のペットボトルを海に放る人。それを拾う人。
自分はどちらの人間か、そして誰のためにそれを拾うのかって。
そして、自分には拾えないゴミもあるって事も。
さあて、ややこしいつる姫節の復活ですが、このボランティアのお蔭でよいご縁もいただいたので、ありがたかったです。
褒めてもらうためにしたことではないですが、ペットボトルは200本以上、缶や瓶も5~60本、燃やすごみは500リットル以上回収したと思います。
それでも、去る日の朝には沢山のゴミが流れ着いていました。
そのゴミを誰かが拾ってくださるんですね。
ありがとうございます。
今日はこの辺資源ごみの日です。
感謝をこめて
つる姫