お盆ですね。
東京に来て、お盆が7月なのに驚いた地方出身の私ですが、なんでも、田舎では7月はまだ農業が忙しい時期なので、新暦の8月にお盆をするところが多いのだとか。
昨日、録画しておいた地球ドラマチックという番組で、サボテンの一生をみました。
映像も編集もナレーションも素晴らしくて、泣きました。
泣くような番組ではないでしょ?と思われるでしょうが、200年ほども生きるサボテンの一生。
自らも周りにの環境に助けられて育ち、成長してからは、おびただしい数の命を支えて終える一生。
私はアメリカを一周した際に、アリゾナで150歳くらいのサボテンを見たことがありました。
あの時はただの観光客で写真を撮ったあのサボテンさんも、命に支えられ命を支えてあそこに立っていたのだなあ、今もまだ生きているのかなと、三十路を過ぎた青春の一ページを思い出した。
子どもたちには、このような番組を進んで見てほしいと思いましたが、私の年になって感じることとお子さんたちが感じることには違いがあるでしょう。
命は支えあい助け合い、時に争うことはあっても、その争いは、自然の営みの中で必要なものでもある。
人間の争いとは、根底にあるものがまるで違うのだろう、と感じます。
お友達となかよくけんかしましょう。
また、毎週録画してみている番組に「こころの時代」というものがあり、
先日の番組の中では、造形作家の新宮晋さんという方のことを知りました。
幼い頃から絵が得意だったようですが、大学卒業後にイタリアに留学して絵画を学んでいたある時、描いたものを四角い枠の中に閉じ込めることにふと疑問を抱き、立体作品を作ったそうです。
その作品を公園の木に吊るして写真を撮ろうとしたが、風で揺れてうまく撮れない。
この時、「見えない風が見えるものを作れるのではないか」という着想を得て、このことが、ライフワークとなる「風」をモチーフにした作品群が生まれたきっかけとなった。
また、自分の力で空を飛ぶことが、竹の人力飛行機を作っていた子どもの頃からの夢だった新宮さんは、昭和46年夏、アメリカでパイロットのライセンスを取り、この時に勉強した空力学や航空工学が、その後の作品に大きな影響を与えた。
というような方です。
私は造形アートには興味がなかったというか、理解不能でしたが、新宮さんの作品は、室内の風の動きにでも反応して動く。
自分が風の星座であるみずがめ座ということもあり、若い頃から「風」というものを意識することが多かったし、風に動かされたり、揺れるものを観察するのも好きです。
また、描いたものを四角い枠に閉じ込める、という気持ちもよくわかります。
新宮氏とはレベルや世界も全く違う私が語ることでもないですが、彼の作品を見てみたくなったという事は事実。
兵庫県の三田市に風のミュージアムというものがあると聞き、涼しくなったら行きたいなあと思いました。
今朝の番組では、100歳の画家さんのことをやっていたようですが、最後だけ見たので、あとで最初から見てみることにします。
とても興味深いお話が詰まっていそうで、わくわくです。
サボテンとアートにワクワクする夏休み。
今週のギャラリーです。
マイナスイオンを感じるような滝を描きたかったけれど、大きすぎてカーテンのようになってしまった滝とカワセミさん
透明水彩とアクリル絵の具併用。
長崎原爆の日に描いたクマタカ若鳥さん。アクリル画。
ちなみに背景の丸い光のようなものは、指で描いています。
科捜研で鑑識をよろしく。
猛禽の若鳥さんたちは、美しくて精悍で、惚れます。
しかし、この絵をみた猛禽好きの人からいろいろ言われて、とても勉強になり、中途半端に写真の上面だけ見て描いていたことを反省。
実物を見て描くのは無理ですし、絵と写真は違うのですが。
クレームの中には宝物。
改めて、猛禽はじめ、鳥の勉強をしています。
手作り鳥図鑑のようなものを作成中。
描いたものを見ていただく厚顔無恥も必要かなと想った次第です。
鳥の名前はわかりませんが、たぶんオジロワシ。
白い「たま」を咥えていますが、魂、霊、球、玉、珠、それぞれの想いでイメージしてください。
私は、夏の甲子園絶賛開催中につき、ホームランボールを咥えて飛ぶ猛禽という風にも。
雲はわきひかりあふれて
天高く純白の球今日ぞ飛ぶ
・・・・・・・
ああ栄光は君に輝く
すべての命に栄光あれ。
世の中には絵の上手な人はごまんとおられます。
習えばもっとうまく描けるんじゃないかといつも思いますが、描きたいのは上手な絵ではない。
目指すは命の輝きを感じる絵ですが、あと30年生きても、無理かなあ。
ということで、明け方というか未明というかに、ざざ~~っと雨が降っていましたが、朝にはやんでいて、とても蒸し暑いです。
夏は雷雨やにわか雨は当たり前ですが、お盆に台風なんて、以前はほとんどなかったように思います。
くれぐれも無理のない計画で。
そうそう、先日無性にパイナップルの話をしましたが、先日はスイカを買ってみました。
甘くて、白い部分までみずみずしかったので、
塩もみしてからかんたん酢につけただけですが、これが大変おいしゅうございました。
パイナップルの皮では無理ですねえ。
長くなりすいません。
ご訪問頂きありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫