昨夜の月です。
早いですねえ。
今日から10月神無月、出雲の方では神在月、一年も後3ヶ月です。
日にち薬となっている今は、過ぎ去る一日も複雑な思いです。
そんな明日は、息子の誕生日。初めての出産記念日。
今回の件では、家族に迷惑をかけましたが、迷惑をかける、という意識がそもそも間違っているのでしょう。
しかし、おかげで、次の誕生日を迎える息子と、長い時間話をする滅多にない機会もいただきました。
思えば、よくここまで生きてこられたなあ・・・と今朝ふと思いました。
人間には、この世で生きづらいタイプの人もいます。
それでも、悪事を働かず、小さな幸せに気づくことで、ここまで来た。
大病というギフトまでいただき、考えなくてもいいことを考えて。
うん、乗り越えて来たんだ!
私、がんばってるなあ。などとお味噌汁を作りながら考えた。
そして、もう一つ考えたことは、子どもの話も、自分が元気だという話も、人によって、またその人の状況によっては、自慢話に聞こえてしまうことがある。僻みとか妬み嫉みにつながることも。
世の中を見ていても、言わぬが花、という言葉が頭に浮かぶ今日この頃。
逆恨みになることすらある、言葉の世界。怖い怖い。
だからこそ、このブログも何度もやめようと思ったのですが、誰に向かうともわからない言葉だからこそ、大切に使わないといけないという自戒もこめて続けさせていただいています。
言葉は難しい。本当に難しい。
だから、今日も絵を描きます。
今週のギャラリー
退院後6日目、お月見の日に描いた、復帰第一号。
名月に吠える白い狼たち。何を想う咆哮。透明水彩画。
ありのままの命を生きる、美しくてたくましい姿を描きたかった。
黒の濃淡だけで描きました。
名月にまつわり、続けて描いた猛禽。アクリル画。
シロハラウミワシという日本にはいない猛禽です。
ちょっと構図、月の大きさなどに問題が残りましたが、背景の色はうまく作れたと思っています。
その後も続けて猛禽を描いているのですが、全体像を描いている時つくづく思ったのは、
私は猛禽の眼に惹かれているのだなあということ。
全体像では、小さくなってしまうその目に思うような光を描きこめない。
生きる力、眼力。時に厳しく時に優しい。
猛禽さんたちって、眼の上や周りの毛並みなどで、やさしい眼を敢えて恐ろしい眼に見せるようにしているように思います。
この絵の鳥さんも、眼の上に影がなければ、美しく優しい眼なんです。
後何年生きるかわかりませんが、極めることよりもチャレンジを優先して、水彩とアクリルを使い分けて描いていきたいです。
言葉で誤解を受けるよりも、一枚の絵でそれぞれが感じるものに誤解がある方が害がない。
ムンクの叫びだって、あれは耳をふさいでいるところなんだし。
何十年もさかさまに飾られていた、有名な絵もあるくらいだし。爆
アートってのは、そんなあやふやなものです。
さかさまの絵を見て蘊蓄。それもまたよきかな。
今日の名言
私は日記を書くように絵を描く
ピカソ
まだ暑い日が続きそうですが、秋にガクッと疲れが出ることもあります。
美味しいものも出回る季節、食べすぎには注意しつつ元気にお過ごしください。
ご訪問頂きありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫
*言葉を選んではいるつもりですが、あくまでも私個人の見解です。
また、記載されたことに間違いがあるかもしれませんので、気になる部分がある方はご自身でお調べください。
人の言葉を真に受けるのは、事と次第によっては問題になります。