夏休みになりましたね。なんちゃって、良い子の皆はつる姫のブログなんかみりゃしないよね。
つる姫があおむしに嵌ったのは、あれは3年前だったか、初めて買ってきた小さなレモンの木に、一匹のあおむしを見つけたのが始まり。
まだ鉢植えだったレモンの木ごとリビングに運び入れて、アオムシちゃんの様子を観察しました。
見つけた時はもう終齢幼虫で蛹になる手前だったのです。
その時は初めての飼育で、様子も分からなかったのですが、蛹になる前のあおむしはすごく動き回って、そのあおむしも留守中に行方不明になっていました。
その後洗濯ものを干すピンチで蛹になっているのを発見して「ピンチくん」と名付け、羽化を待ちました。
そして初めての羽化。ちょっと目を離したすきに蝶になっていました。
第一号はピンチくんだったのです。
その後つる姫、手術をしたりなんかしましたが、夏になるとレモンの木のあおむしを捕まえてきて飼育するようになりました。
全部名前を付けて育てたんです。
メインはナミアゲハですが、クスノキに卵を産むアオスジアゲハ、同じレモンの木にいたカラスアゲハも羽化させました。
その間、幼虫の時に、葉っぱを入れている水に落ちて死ぬもの、いつの間にか干からびているもの、寄生されていたものも何匹かいました。
ちょうどつる姫が自分の命と向き合っている時期と重なった事もあり、この年になって小さな命から沢山の事を学び、今のお子さんたちにこのような命の営みに触れてほしいなあと、常々思っていたのです。
小さな命が死んでしまうたび、もう二度とあおむしは拾ってこないと誓いつつ、葉っぱに小さな幼虫を見つけ、それが数日後にはいなくなってしまうのをみると、いてもたってもいられず(ハチや鳥にとられてしまうのです)ついつい次に見つけた幼虫を拾って帰る。
その繰り返しでした。
一体何が言いたいんじゃという今日の記事。
実は先日、蛹化の瞬間を撮影出来た!と喜々としてシャッターを押していたら、うまく脱皮できずに死んでしまった子がいて、やっぱしもう二度とあおむしを飼うのはやめようと今度こそ最後と思ったんですよ。
翌日もう一匹は知らないうちに蛹化していたので、それだけ残して、後はレモンの木に戻します。
しかし、蜂や鳥除けにネットを張りました。せっかくここまでつるが育てたのですからね。
あの子たちが蝶になったら、今度は孫に頼まれるまであおむしの観察はしません(爆爆)
そんな訳で、必死の脱皮の様子を少しアップします。必死という言葉がガツンと来る。
夏休みの宿題に使ってもいいよ。
終齢幼虫になった時のあおむし君。
今回はちょうど一週間後に蛹化の準備に入りました。
蛹化する前はこんな風に、糸を張って身体を支え、背中が丸まった感じになって、動かなくなります。
お尻のあたりがしわしわしてきて
首?の後ろ辺りと目玉の部分が分かれ始めます。
角みたいな部分がでてきました。
幼虫の時の眼はお腹の方に前に降りて行きます。
アオムシの時目玉みたいに見える部分がお腹の辺りに。
身体をよじっています。
この辺りから様子が変だなって思いました。
すごくもがいているようで
お腹の辺りまで下がった皮が、これ以上下がって行きません。
これで動きがとまってしまいました。
そのうち全体が黒っぽくなって。
これ以上はお見せしませんが、このままの状態で蛹になったとしても、この皮がくっついている限り、羽化の時うまく脱皮できずに死んでしまいます。以前そんな子がいました。
たまごが孵化して蛹になって蝶になる。
それは当たり前のことじゃなかったんですね。
その為に沢山の卵を産むわけでしょうが、どんなに小さい命も奇跡が積み重なって生まれてくるんだなって。
せっかくですから、うまく蛹になった子の写真も載せときますね。
ハエが入って来ないように貼ったネットで蛹になっちゃいました。
綺麗です。
これが抜け殻、目玉だったところがはっきりわかるでしょ。身体の皮の部分はこんなに収縮しちゃいます。
本来はこういう風に綺麗に脱げるんです。
よい子の皆さん。
夏休みも塾や習い事でしょうか。
事件事故に気を付けて、素敵な夏休みを過ごしてくださいネ。
って、みてないみてない。
笑
感謝をこめて
つる姫