☆つる姫の星の燈火☆

#1903 友の夢

昨日は家じゅうにネコ科の動物がいて、こたろうが逃げ出し、こたろうこたろう~と叫んでいる夢で目が覚めたのですが、今朝は亡くなった友達の出てくる夢を見て目覚めました。

その子との縁は出席番号が私の次という事で、席が前後だった事から話をし始めた。というありふれた出会いでした。

そのうち誕生日が同じだったことを知りました。彼女の方が数時間お姉さんでした。

仮にOと呼びます。

しかし私には他に、女子独特のべたべたした友達がいて、Oとは割とさらりとした付き合いで、いわゆる仲良しグループの中のひとりではありませんでした。

学年が進んで、Oと再び同じクラスになってから、その関係が深まったようにも思いました。

二人は東京の大学に進み、しばらくは友達関係も継続しましたが、色々あっていつの間にか関係は自然消滅してしまいました。

今のように携帯もなく、アナログの繋がりは余程連絡を密にしないと、引っ越しなどで消息が分からなくなる時代でした。

そんなOと、ある日ばったり再会したのです。地元でもない東京で知り合いにばったり会うなど、滅多にない事です。

なんと彼女は結婚していました。Oは仕事の途中でしたので、連絡先だけ交換して別れましたが、そのうち遠く離れたdご主人の実家に引っ越して行きました。

何年かに一度、彼女が仕事で上京する時に、一緒に鎌倉や都内の観光をしました。

彼女の実家の方まで遊びに行ったこともありました。

ある秋に彼女が東京に来た直後、健診で癌に罹患していた事がわかりました。

健診は毎年受けていたのに、すでにかなり進行していました。

Oは自信家で世話好きで正義感も心も強い子でしたが、家庭に事情もあり、彼女は精神的に追い詰められてしまったように見えました。

遠く離れていながら二人の仲がぎくしゃくするようになりました。

正確に言えば、私自身に余裕がなくて、彼女を受け止められなくなってしまったのだと思います。

ある時電話で口論となり、それっきり連絡は途絶えてしまいました。

彼女が闘病している事を気にしながらも、何年か過ぎました。何度も自分から連絡しようと思いましたが、彼女からの連絡が来るのを待っていました。Oとの縁は切れそうで切れないものと、どこかで信じていたから。

しかし二年前、同窓会の幹事の人から彼女が亡くなった事を聞きました。

ショックという言葉もあてはまらない位でした。

最後はどうだったのか知る由もありませんが、私が以前彼女から聞いていた限り、彼女は実の親にさえ自分の病気の事を知らせていなかったようです。

連絡が途絶えてからも、Oは何度か夢に出てきました。一度は鼻にチューブが入っている姿でした。

彼女の死を知って後、夢を見る事はなかったのですが、今朝起きがけに、はっきり覚えている夢を見たのです。

彼女がオレンジ色の服を着て楽しそうに走る回っているのです。現実には彼女はオレンジを着るような子ではありませんでした。

廻っているのは、メリーゴーランドのようであり、ただの人の輪の様でもあるのですが、とにかく楽しそうに笑ってくるくると回っているのです。

夢の中でも彼女が亡くなっていると認識していながら、私は彼女の手に触れました。「まだあたたかい」と思いました。

手の大きさを比べるシーンもあり、恐る恐る彼女をハグしました。

何故かカメラを持ち、彼女の姿を撮影しようとしましたが、走り回る人たちの中から、突然彼女が消えました。

違うところに行ってしまったな。。。と感じました。

他人から見れば怖い夢と言えば怖い夢なんですが、不思議な夢でした。

私はまだ当分そっちには行かないからね、と心の中ではっきりと断言しました。

 

喧嘩別れしたままなのがいまだに悔やまれますが、夢の中の彼女が楽しそうだったからよかった。

 

これは半分冗談ですが、朝のテレビを観て、あれ?もしかしたら彼女は西城秀樹さんのファンだったかなあと思いました。

秀樹さんに会って感激して走り回ったのかなあって。

行ったことがないのでわかりませんが、天国ってどんなとこなのでしょうか。

今日の言葉

孤独とは物事を深く考えるチャンス。友達が多い事は必ずしも幸せではない。
 
三輪明宏
 
 
感謝をこめて
つる姫
 
コメントをいただくのは本当に嬉しいのですが、色々ありまして最近コメントは承認してから公開させていただいています。
しかし、申し訳ございませんが、今日のこの記事に関してはコメントをいただいても、返信や公開はできかねますのでご理解ください。勝手を言ってすいません。
 
 

私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

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