旅のお土産話に花が咲いて、映画の事を書いていませんでしたが、ちまちまテレビ放送の映画も観ておりました。
京都から帰ってすぐに観たのが「本能寺ホテル」
勤務していた会社が倒産して職を失ったタイミングで、彼からプロポーズされ、なんとなく結婚を決めたヒロインの繭子。
結婚式の段取りのために、婚約者の実家のある京都に来る。
本能寺ホテルのエレベーターから降りたら、何故かそこは1582年6月1日の本能寺だった。
それはまさにあの本能寺の変の一日前。
本能寺の変と言えば、明智光秀が謀反を起こし、信長は燃え盛る本能寺で自害した。という日本の歴史でも最も有名な事件の一つ。
たまたま京都を訪れたばかりだった私。明智風呂。などと言う物も見て、本能寺の変についてちょっとばかり考えていた矢先のこの映画。この事件については諸説あるようですが、事実は何なのかいまだにはっきり解明されていないようですね。
信長は残忍な性格であった、というイメージが強いのですが、この映画では割とよい人に描かれています。
天下を統一するって、自分の都合の良い世の中にするということではなく、みんなが幸せになる社会を作るということではないでしょか。
与党と野党があらさがししてる場合じゃない今の日本では、あからさまに誰かを殺して誰かが上に行くというような事はないけれど。
案外あの頃の方がいい時代だったのかも、です。
いずれにしても振り回されるのは下々ですが。
★★★
普通に楽しめる映画でした。脇役の風間杜夫さんや、懐かしの近藤正臣さんがいい味を出しておられました。
本能寺と言えば去年の誕生日に京都に行った時は、歩く道すがらに本能寺があったので立ち寄ってみました。
今年は南禅寺で老け顔。
去年と同じコートと帽子じゃった。髪の長さも一年経ってほぼ同じ。白い物は増えましたが。
さて、この「能」の字は
老眼を見開いてよくみてね。作りが「去」になっています。これはヒという形が火事を連想させて縁起が悪いからだとか。
これを機会にテストの点を取るためだけだった歴史の勉強も、的を絞って調べてみるのも面白そうですね。
実は私20歳の頃にもそういう事に嵌った時期があって、歴史上の人物の本を何冊も読んだものです。
特に歴史に名を遺した女性たちの本を沢山読んだのですが、すっかりケロッと忘れてしまいました。
奇しくもたまたま「姫」という名のついた自分に恥じぬような人生を生きなければ(爆)
今日の言葉
必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ
信長
必死という言葉も深いですねえ。
感謝をこめて
つる姫