朝晩の冷え込みも次第に強くなってまいりました。
今日もご訪問くださりありがとうございます。
今日は恩返し、について少し真面目に書いてみようと思います。
私は、二人の子どもを育てました。
お兄ちゃんと妹。
お兄ちゃんが児童クラブや幼稚園に入った時
何があっても下の子を引き連れて参加しました。
下の子を連れていると色々大変なのは
複数のお子さんをお持ちのお母さんにはお判りでしょう。
ある時、お兄ちゃんのお芋ほりがありました。
歩く時間もあるので、私は小さく畳めるベビーカーに下の子をのせて行きました。
畳んだベビーカーを片手に、片腕には娘を抱いてバスにのりこもうとしたとき
あるお母さんがさっと手をだし、ベビーカーを持ってくれました。
ほんの小さな親切でしたが、とてもありがたかった。
忙しい東京の生活で、そういう小さな親切さえあまり受けたことがなかったのです。
母はたくましくなるはずだ、とM的に頑張っていました(笑)
下の子が幼稚園に入り、お芋ほりの日が来ました。
お兄ちゃんは小学校。
こんな日が来ることを楽しみにしていた私は
娘がお友達とバスに乗り込んだ後
小さな荷物だけ持って一緒にバスに乗ろうしました。
すると後ろに、下の子を連れたお母さんがいました。
私は目的地に着くまで、そのお母さんの大きな荷物を持ってあげました。
お母さんは私の行動に、戸惑っておられました。
きっと彼女もいろんな場面で、そのような事をしてもらったことがなかったのです。
私は言いました。
「私も小さな子供を二人連れていた時に、ほかのお母さんに親切にしていただいたから
恩返しです」
そのお母さんは、きょとんとされていました。
私は、以前のお母さんから受けた小さな思いやりを
目の前のお母さんにお返ししました。
たったそれだけのことです。
けれど、もし
あのお母さんがその後、私から受けた思いやりをほかの誰かに返してくれていたら
私は恩を返してもらったことになるのです。
ほんの小さな思いやりをみんなが繋いでくれたら
世の中はもう少し素敵になるかも知れません。
してやったから、してもらうのが当たり前だと思わない
真心からの親切が繋がっていくといいですね。
今日も朝から真っ青い空が広がっています。
素敵な秋の一日をお過ごしください。
感謝をこめて つる姫
恩返しの意味には
若い力士が、相撲で稽古をつけてくれた先輩力士を
試合で負かす、という意味もあるそうですね。
深い!