生まれ変わったら寅さんになりたい。
そんな事を言い続けて来た私ですが、この数ヶ月前から、寅さん映画を観てもそんな風に思わなくなりました。
寅さんがあまりにも身勝手だからです。
笑
おいちゃんやおばちゃん、たこ社長に対してあまりにも思いやりがない。
妹のさくらがどれほど、寅さんを想っているか。どれほど、寅さんの事をわかって心配してくれているか。
その旦那さんのひろしさんは、とても頭がよくて、機転を利かせて寅さんをサポートしてくれます。
人情に厚く、面倒見がよくて、美人に弱い寅さんのシンプルな優しさには「責任」がないように思えたりします。
あの風貌だからこそ、女性に警戒心を与えず、短い付き合いでは「よい人」と思われる。
もちろん何度か、寅さんと一緒になりたいと思ったマドンナもいたようですが、ふーてんの寅は家庭なんてもっちゃだめなんですね。
しかし、あの映画の良さは、私なんかの口では語れません。
あまりにも身勝手な寅さんと申しましたが、あんな風な生き方ができるのは、おいちゃんたちやさくらの存在があってこそ。
生まれ変わっても寅さんにはなりませんが、あんな風に生きられるのはやはり羨ましいですね。
それにしても寅さんは、どこで商売の物を仕入れているのかなあっていつも思います。
いざという時には、さくらやタコ社長に借金しているようですが、きちんと返しているのでしょうかねえ。
小さな団子屋さんや印刷工場に勤めて暮らしている彼らが、こつこつと貯めているお金を工面して寅さんを助けてあげる。
それに甘えて好き放題な寅さんには、ホトホトあきれますが、それを帳消しにする何かを、寅さんは持っている人なんでしょうね。
さて、つまらない事を書きましたが、今朝も真っ青な空が広がっています。
11月も終わり、いよいよ師走に突入ですが、その前にちょっくら旅にでも出てこようかと思っています。
フーテンじゃないつるです。やるべきことはきちんとしてからお出かけしてきますね。
最後は、新しいおもちゃ(100均)で大興奮。野獣と化したこたろうくん。
まだお散歩が大好きになれないこたろうくん。
紅葉と一緒に撮影しようとしても絶対にじっとしていないこたろうくん。
やっぱりめちゃかわいいこたろうくん。
素敵な一日をお過ごしください。
感謝をこめて
つる姫