☆つる姫の星の燈火☆

碧きふるさと

   蒸しあつい夜明けのアスファルトに

   カツカツと靴音を刻んで 駅へと歩く

   

   西へ向かう列車の窓のむこうを

   憧れだった都会のビルが過ぎて行く

 

   短い車両の電車とバスを乗り継いで

   ふるさとに帰れば 

   もう ひぐらしの声

   迎えてくれる笑顔に また少し皺が増えた

 

   その笑顔に 弱音は吐けない

 

   夜は更けて 澄んだ山の風が 団欒の輪に入ってくる

   外には 生き残った蛍の とぎれとぎれの小さなともしび

   空に目をやれば 満天の星

   川の流れる音を聞いて眠る

 

   いつもより少し遅い夜明けを迎えると

   夜半に降りてきた霧が 上空に吸い込まれて

   まぶしい青空が広がっていく

  

   

   久しぶりの森を訪れてみる

  

  

 

    

    張り詰めた想いが緩んだとき

    碧きふるさとの川に

    涙が一粒だけこぼれて落ちて 小さなさざ波

 

    ありがとう   もう少しがんばってみるよ

 

 

 

    都会に負けそうだった あの日のあなたへ              つる姫

 

 

 

 

  

   

   


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧

つる姫
をどりんさん
ありがとうございます。
その言葉で私も元気をいただきました。

田舎者だと言われることも
今ではちっとも嫌じゃない。
むしろ、自慢にさえ思えます。



をどりん
いやあ、ふるさとの迎えてくれる笑顔たちや
森の景色は素晴らしいね!

しんみりしてやがて、元気をもらいました。
つるちゃん ありがとう(*´▽`*)
つる姫
nottanさん
おはようございます。
田舎はどんどん過疎化して
寂れる一方です。

今日は台風が近づいているので
なおさら故郷に想いが向かいます。

自分が笑顔で生きて行くこと
それが親孝行であると思います。
nottan

文章からつる姫さんの故郷を
いっしょうけんめい想像しました

ゆっくり時間のながれる
あったかい場所ですね

故郷=母=90歳だから
一日一日を大事にしないと と。
今朝のブログを読ませていただいて
本当にそう思いました   …
つる姫
テバネさん
おはようございます。
帰れなくても
ふるさとはいつも
あなたを見守ってくれてますよ
テバネ
帰れる故郷があるのは・・・幸せですね
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