最近は、自然や生き物に関するドキュメンタリーばかりを観ている私です。
国や人種を越えた地球人として、みんなが知恵を出し合い、美しい地球やそこに生きる命を守らなければ・・・と思っている矢先、どこかの国で戦争がはじまりました。
本当に心が痛み、その後に怒りがこみ上げます。
戦争をしたいとか、戦争を正当化する人間はほんのわずか。
この世界を自分の想い通りに動かしたい一握りの権力者が、何の罪もない人々に向かって火を放つ。
今回もプロメテウスの火という神話を思い起こしました。
暖をとり、調理もできる火を与えられた人間は、沢山の恩恵を受けたが、いずれそれを使って武器を作った。
プロメテウスは、その罪で3万年にも渡り、拷問を受けた。
プロメテウスにしてみれば、良かれと思ってしたこと、人間は沢山の恩恵を受けた恩をあだで返したってことでしょう。
そんな神話になぞらえてみても意味はないですが、人間はなんて愚かなんだろうと感じます。
そんな折、侵略を受けている国に武器を提供することを決めた国があります。
それ以外の方法ってないんでしょうか。それが一番有効で友好な協力なのでしょうか。
わたしは無知でおばかなので、そんな風にしか感じません。
しかも何の権力もなく無力ですから、いますぐに戦争をやめて、これ以上何の罪もない人が犠牲にならないようにと祈る事しかできません。
そんな思いも込めながら、今月最後に描いた絵です。
同じ地球の上に生きるすべての命が支えあって成り立っていること、小さな小さな生き物の営みから、私たち人間がこうして生かされていることを知らなければいけない。
海でも森でも、生き物たちはそれぞれの懸命な命の営みで、種の違う命までも支えて生きている。
一年半のブランクを経て、今年に入り、やっと絵を描くことを再開できた私ですが、すべてにメッセージが込められています。
この二ヶ月で描いた絵をもう一度みてください。
生きとし生けるものすべての命が輝いて暮らせる地球でありますように。
私たち人間は、地球という美しい星に生まれ落ちた同じ地球人として支えあっていかなければならないのでは。
ミクロの世界で生きている小さな命が、巡り巡って私たちを支えてくれていることを忘れてはいけない。
神が与えた火で人々を焼き、自分は暖かい部屋でご馳走を食べているのは、悪魔ではなく人間。
暖かい部屋でのんびりと絵を描いたりブログをしたためる自分がいう事ではないかもしれませんが
一日も早く争いが終息する事をお祈りする、それしかできません。
私は今日もここで一隅を照らす。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫