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【映画】鹿の王 ユナと約束の旅…竹内涼真の声が若干気になり続ける以外は秀作

2024-06-24 23:09:23 | 映画・DVD
本日は、2024年6月24日(月曜日)です。
娘が調子悪いらしく、先程まで娘宅で孫娘👶の相手をしておりました。

あと、会社帰りに寄ったコンビニの駐車場でバックする際、電柱の柵に車当てたかと思ったら、センサーが働いて止まっただけだったヒヤリハットの日です💦
車の性能に助けられましたわ。
ちなみに寄ったコンビニはローソン、ロールケーキのクリーム47%増量を買いに行った時の出来事です。



以下は、映画鑑賞記録です



「鹿の王 ユナと約束の旅」🦌🥛
監督 :安藤雅司、宮地昌幸
出演(声):堤真一、木村日翠、竹内涼真
制作年:2022年
制作国:日本🇯🇵
アニメーション作品



冒頭部分は結構前に観始めていたのですが、長らく放置…で、2024年6月15日(土曜日)の深夜から日付が変わって0:30頃までにかけて「Netflix」で観終えました。



概要
上橋菜穂子の小説「鹿の王」のアニメーション映画化作品。
かつて最強の戦士団“独角”の頭だったガンサ=ヴァン(声:堤真一)は、ツオル帝国に敗れ、岩塩鉱で働く奴隷として囚われていた。ある日、鉱山は山犬の群れに襲われ、兵士、奴隷共々に全滅するが、独房に繋がれていたヴァンは、山犬に噛まれながら、幼い少女ユナ(声:木村日翠)を助け鉱山を後にする。
山犬は、戦争に敗れツオル帝国の族国になっているアカファの民には影響せず、ツオルの民にだけ発症する“黒狼熱=ミッツァル”と呼ばれる病気を持っており、山犬の襲撃は、この病気を広めるため、従順なふりをしながらアカファ国の復権を狙うアカファ王(声:玄田哲章)が部下に命じて仕掛けたものだった。
ツオル帝国ないで公明な医術師ホッサル=ユグラウル(声:竹内涼真)は、鉱山から逃げ延びたというヴァンの体内にミッツァルに対する抗体があると推測。ヴァンを追うためアカファ王の懐刀と呼ばれるトゥーリム(声:安原義人)が、優秀な後追いサエ(声:杏)を差し向けた後、ミッツァル治療の手がかりが失われないよう、自らも従者マコウカン(櫻井トオル)と共に、ヴァンを追い始める。



感想
原作小説は、文庫本の上巻(1巻だけ買ったのだけど未読💦
(最近は、小説を読む機会が極端に減った…というかここ数年全く読んでない…そのくせ、やっぱり、買って積んだりするから癖が悪い)

ファンタジー世界というのは、好みもあるし、作り込み如何ではチープにもなり、とてもくだらなく思えてくるもの。
その点で言えば、昨今溢れている“異世界転生もの”“やっつけファンタジー”の多くが(小説、コミックに関わらず)稚拙で、私に思う及第点には至らないものばかりなのですが…

そんな中で、数少ない、ちゃんとしている良質なファンタジーとして認められるのが…
上橋菜穂子の小説群(とか言いながら、この方の小説はほとんど読んで無いのだけど)
この方の小説のアニメ化なども、同じく良質なものが多い印象です
過去にはテレビシリーズの「精霊の守り人」とかね
(プロダクションI.Gの目利きとか、作り方もすごいのでしょう。)

有象無象の“異世界転生もの”“やっつけファンタジー”と並べるのも失礼というか、そもそも違うものというか、そういう感じです。

私が知っている中で、これと並んで良い国産ファンタジーは、小野不由美の「十二国記」とかぐらいかな。

…と、そういう認識なので(小説も読んでいなかったくせに)期待は大きい中で鑑賞開始


で、面白かったです

ファンタジー世界の御多分に洩れず、最初は、地名やら、組織名間の相関やら、各種造語やら、登場人物名やら、情報がとっても多く、混乱からスタートするのですが…
これらは、映画が進んでいくにつれて、ちゃんと理解できるようになっていきます。
こっちの理解度如何というよりは、おそらくそこを考慮して組み立てられている感じ
劇場版アニメという制限の中、作り込まれた世界観をうまく表現できているものだったのでは無いでしょうか

…ただ、私の理解度は、後半で出てきた、木の中に言いる老人の設定に及ばなかったんだけどね…あー支配者側の国に恨み持っている超常能力の持ち主ね…ぐらいにしか。

あの子供ユナへの思い入れも、同様の組み立てで秀逸
最初は、犬に咥えられてきた子供で、ヴァンが助けるときも他人事なんだけど…
鑑賞を進めるうちに、ユナとヴァンの関係に感情移入していくようになります

キャラクター各位も立っていて面白いかな
竹内涼真の声が、若干気になり続ける以外は。


お話の内容で若干気になったのは…

呪いなどない、病気にかかる人と、そうではない人には何か要因となるものがある
と、科学的、医療的な観点から、黒狼熱=ミッツァルを探る医師ホッサルの行動から、
「あーこれは異世界ではあるけど、魔法とかそういうんじゃないんのね、なるほど」
と、理解しつつ鑑賞を進めていき…その結果も、鹿の母乳を飲んでいる種族には免疫があった…となるのですが、
一方で、
あの犬の群れが水のように襲ってくる能力と、
それを操れる“犬の王”の能力は、超能力=魔法の域のままで、説明がないんよね
「あら、やっぱり不思議な超常能力ありの世界観だったの…
となってしまう次第です。
このあたりも、小説を読めば何かわかるのかも知れないですけどね。

“犬の王”🐕じゃなくて“鹿の王”🦌なのも、小説を読めば何かわかるのかも知れないです。


あと、これは、書くかどうか悩みましたが、
若い頃、宮崎駿作品に触れた原作者なり製作者が、
「若い頃の宮崎駿は良かったんよ」
と、現在の嫌味だったり、何か宗教臭かったり。何か説教臭かったりする、ダメな宮崎駿風味を排除して、昔の憧れから派生させた先にいる歪んでいない作品がコレです。
後半、話がグダグダになったりしない「もののけ姫」がコレです。



出演者は、

最強の戦士ヴァンの声に、堤真一
堤真一だなぁ…と、気になり続けます。

ユナに声は、木村日翠という知らない子役さん…普通に上手です

問題は、医師ホッサルの声の、竹内涼真
竹内涼真じゃんと気になり続ける上、若干滑舌も悪く下手なのです。
…ここって、割と大きなマイナスポイントかも
(ただし、Twitterでエロ裏アカウントをフォローしてしまうような竹内涼真自身のことは嫌ってはおりません。)

サエ役の、は、特に悪く無く。
この方は、上手いようですね
(声だけの方がいいじゃん…などとは言っていないし、花咲舞が黙っていない)


ということで、声優竹内涼真以外には、特にマイナスもない良作でした。
点数は4点強(5点満点中)です。



では、このあたりで



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2 コメント

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Unknown (copelonmaru)
2024-06-24 23:23:46
こんにちは
いつも拝見しています

上橋菜穂子さんの小説、守り人シリーズは言うまでもないのですが
「狐笛のかなた」がワタシのイチオシです♪
ぜひ、気にしてみてください!
返信する
Unknown (piro-ek0324)
2024-06-25 12:21:03
@copelonmaru コメントありがとうございます😊
「狐笛のかなた」ですね、機会があれば読んでみます(その前に積んでる方を処理しないとですが)。

ではまた来てくださいね。
今後とも宜しくお願いします。
返信する

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