【コミック】獣神演武（４）

とりあえず今日はコミック読書記録を一冊片づけちゃいます
映画鑑賞記録記事なんかもヤッパリ溜まっちゃってるんですけどねぇ
（当然、コミックも結構溜まっちゃってます）



「獣神演武（４）」
（黄金周原案、荒川弘作画、スクウェア・エニックス、2009年7月22日初版発行）

こいつも発売直後の2009年6月24日（水曜日）に購入（散在報告はまだです）。
買った日か翌日に読んだから…6月末に読んだコミックです。


今回のストーリーは…
妹が急に兄を憎んだかと思ったら、急速に和解
裏切った仲間は育ての親を殺害するけど和解
主人公はやんごとなき生まれが正式に発覚。裏切ってた仲間もなんか出征の秘密が発覚
で妊娠も発覚
で、仲間の一人死亡。ラストはそいつに悪いのが取りついた様子（リストバンド）

盛り沢山です

ヤッパリ、ベタかつダイジェスト風味なこのコミック
ベタには“定番” という意味と“陳腐”という意味がありますが…
この作品は後者
昔、同人誌で知り合いのスガ君（仮名）が書いてた漫画みたいな単純でベタ過ぎる展開です。プロの所業とは思えません

で陳腐でダイジェストなこの話、3巻で思わせぶりに信頼が揺らいじゃった面々が簡単に次々に和解。そして出征の秘密×2。妊娠、別れ、なんか嫌な敵の登場の予感
先が読みやすい事に関しては布○寅泰作曲みたいに読みやすいです。

髪の長い棒使いの方（みんな髪は長いか…）は、もっと早く和解した方が良かったね…少なくとも育ての親を殺害しちゃう前に…で育ての親まで犠牲にするこの寝返りが敵に潜入する作戦かと思いきや…マジだったのね…ムリヤリな親子でした展開で…この単純さだけは意外
ある意味ベタでは無い感じですが、心理描写がなっていないだけですね…多分

主人公はなんか立ち直って（凹んでたテンションも良く分かりませんが）、妹と何となく和解
このあたりの心理描写もホント伝わってきません

こんなに心理描写や行間が不足しているように思われるお話なのに脇役（？）皇帝の話なんかも織り交ぜつつページを無駄遣い

仲間が犠牲になってなにやら怪しい術を使う敵を倒すも…
墓からベタにリストバンド付きの腕がゴゴゴゴ…ボ

…って、とにかくこんなストーリーで恥ずかしくないんですかねぇ

展開のサクサクかつ深みの無さ加減は、子供向け月刊誌で無理矢理にコミック化された特撮ヒーローものみたい（このニュアンスが伝わってるかなぁ）


そんなこんなで逆に色々なダメポを堪能した1冊


しかし、絵が勿体無い感が強い作品ですね



（当ブログ内の関連記事）
2007年09月10日　【コミック】獣神演武（１）
2008年02月09日　【コミック】獣神演武（２）
2008年10月27日　【コミック】獣神演武（３）



では、今日はこのあたりで