本日は、2023年9月20日(水曜日)です。
未だ咳が止まらず…すでに1ヶ月ほど苦しんでおります
あと数日前に「モンスターハンターNow」を始めて、ハマっております
以下は映画鑑賞記録です
「JUNG_E/ジョンイ」🤖
監督 :ヨン・サンホ
出演 :カン・スヨン、キム・ヒョンジュ、リュ・ギョンス
制作年:2023年
制作国:大韓民国🇰🇷
原題 :정이
英題 :Jung_E
2023年8月24日(木曜日)の午前中に「Netflix」日本語吹替版で鑑賞しました。
概要
気候変動により居住できなくなった地球から、地球と月の間にいくつものシェルターを作り移り住んだ人類だったが、シェルターのうち3つが、アドリアン自治国を名乗り、地球連合軍との戦争が始まって40年が経過していた。
敵のロボット達と戦うユン・ジョンイー大尉(キム・ヒョンジュ)は、自分一人対多くのロボット兵という不利の中、善戦を続けるが、あるマスコットに気を取られ負傷、作戦は失敗する…しかし、これはシミュレーションであり、ユン・ジョンイー大尉の自我を持つ兵士は、地球連合軍が開発中のJung_EというコードネームのAI傭兵だった。ユン・ジョンイー大尉本人は、アドリアン軍相手に、無数の作戦を成功させた伝説的な傭兵で、病気の幼い娘ユン・ソヒョン(パク・ソイ)を残し戦場に向かうが、作戦の失敗により昏睡状態になり、契約により自分のコピーを軍に提供していた。この開発リーダーは、成長したユン・ソヒョン(カン・スヨン)だった。
感想
(まず余計なことなのですが)私は、大韓民国🇰🇷という国の思想・教育全般、国際的対応に対し、好意を持てなかったり、批判的に思う部分が多々あり、若干日本のナショナリスト寄りな部分があると自分でも思っている人間です。
しかし、ことエンタメ系においては、日本よりも上位の国であると認めております…認めざるを得ません(K-POPは好みじゃないけど)。この映画も、そのようなものの一つ
この(SF漫画チックな)テーマは、
実写映画で作る場合、アニメよりも、もっともっと才能や時間、役者の演技や演出力が必要な題材。
お金があればいいというものではなさそうです。
ここに手抜きや能力不足があると、簡単にチープになる種類のもの。
日本映画界が作っていたら、ごく前半で力尽きてしまうものと思われますし、そのような映画も実際に散見されます。
これを「Netflix」の財力を有効に使用し、きちんと成り立てる韓国映画界は、やはり日本映画界より、よほど上位、数歩先を行っていることに間違いありません
CGの戦闘シーンは良くできていて手抜きはなく
ここに人間の役者が演じるJung_Eが参戦してしまうと、若干イマイチアクションになる点は否めませんが、それでもアクション映画としてまずまず
ぶっちゃけ言うと、話は面白くなくて、フラットに観たら、そんなに面白い映画ではないのですが、この月並みかつ幼稚な題材にもかかわらず、最後までそんなに退屈させず観せる手腕は、おそらく凄いんだと思います
…何度も言いますが、現状の日本映画にこれは出来ない事です。
で、ここからはフラットに(日本映画とか韓国映画とか関係なく)観た感想。
…なので、ダメ出しが多くなるかな。
まずは脚本や設定が月並みです。
「ガンダム」の宇宙移民、独立戦争…という背景に、
「攻殻機動隊」の人格コピーや、AIアンドロイド兵士…という設定を乗せ
(ついでにビジュアル的には「進撃の巨人」的なものを折り込み)
という、ある意味節操がなく、オリジナリティも薄いもの。
ここに時間を超えた親子の絆みたいな押し付け感動を加味。
…日本人からすれば、ジャパニメーションに憧れや尊敬を抱いていただいているのはありがたいし、この程度はパクリでもなんでもないんだけど、それでもよく見るやつに過ぎず、新鮮味は、ありません
あと、
チーム長が娘であるとか、
所長が会長の複製であるとか、
の謎(?)も月並みでわかりやすいものです。
おそらくAIと人間性の境界みたいなものを描きたかったのでしょうけど、その部分はなんかうやむや。
2人の人間のコピーAIが、自分はコピーAIであることを割とすんなり認めて、なんか戦いになる…って若干変な(煮詰まっていない)展開。
所長のキャラクターは、特に煮詰まっておらず、その境遇が話に生かされてもいません。
なんかボディごと一生懸命開発した兵士なのに、そのあたりのロボットと簡単に脳の入れ替えが出来たりするご都合展開もイマイチ要素。
最後は投げっぱなしで、メッセージ性とかも無い。
(亡くなった女優さんへの追悼文は、ここでいうメッセージ性とは別)
…と、ツッコむ部分は多いです。
点数は3点強(5点満点中)
よく頑張っていてアッパレ…
しかし、惜しい域には留まっている作品に過ぎません。
それでも、この手の設定の映画はハリウッドだとて失敗作は多い難しいジャンル。最後までちゃんと成り立てた、この「JUNG_E/ジョンイ」には好意的です
では、このあたりで
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未だ咳が止まらず…すでに1ヶ月ほど苦しんでおります
あと数日前に「モンスターハンターNow」を始めて、ハマっております
以下は映画鑑賞記録です
「JUNG_E/ジョンイ」🤖
監督 :ヨン・サンホ
出演 :カン・スヨン、キム・ヒョンジュ、リュ・ギョンス
制作年:2023年
制作国:大韓民国🇰🇷
原題 :정이
英題 :Jung_E
2023年8月24日(木曜日)の午前中に「Netflix」日本語吹替版で鑑賞しました。
概要
気候変動により居住できなくなった地球から、地球と月の間にいくつものシェルターを作り移り住んだ人類だったが、シェルターのうち3つが、アドリアン自治国を名乗り、地球連合軍との戦争が始まって40年が経過していた。
敵のロボット達と戦うユン・ジョンイー大尉(キム・ヒョンジュ)は、自分一人対多くのロボット兵という不利の中、善戦を続けるが、あるマスコットに気を取られ負傷、作戦は失敗する…しかし、これはシミュレーションであり、ユン・ジョンイー大尉の自我を持つ兵士は、地球連合軍が開発中のJung_EというコードネームのAI傭兵だった。ユン・ジョンイー大尉本人は、アドリアン軍相手に、無数の作戦を成功させた伝説的な傭兵で、病気の幼い娘ユン・ソヒョン(パク・ソイ)を残し戦場に向かうが、作戦の失敗により昏睡状態になり、契約により自分のコピーを軍に提供していた。この開発リーダーは、成長したユン・ソヒョン(カン・スヨン)だった。
感想
(まず余計なことなのですが)私は、大韓民国🇰🇷という国の思想・教育全般、国際的対応に対し、好意を持てなかったり、批判的に思う部分が多々あり、若干日本のナショナリスト寄りな部分があると自分でも思っている人間です。
しかし、ことエンタメ系においては、日本よりも上位の国であると認めております…認めざるを得ません(K-POPは好みじゃないけど)。この映画も、そのようなものの一つ
この(SF漫画チックな)テーマは、
実写映画で作る場合、アニメよりも、もっともっと才能や時間、役者の演技や演出力が必要な題材。
お金があればいいというものではなさそうです。
ここに手抜きや能力不足があると、簡単にチープになる種類のもの。
日本映画界が作っていたら、ごく前半で力尽きてしまうものと思われますし、そのような映画も実際に散見されます。
これを「Netflix」の財力を有効に使用し、きちんと成り立てる韓国映画界は、やはり日本映画界より、よほど上位、数歩先を行っていることに間違いありません
CGの戦闘シーンは良くできていて手抜きはなく
ここに人間の役者が演じるJung_Eが参戦してしまうと、若干イマイチアクションになる点は否めませんが、それでもアクション映画としてまずまず
ぶっちゃけ言うと、話は面白くなくて、フラットに観たら、そんなに面白い映画ではないのですが、この月並みかつ幼稚な題材にもかかわらず、最後までそんなに退屈させず観せる手腕は、おそらく凄いんだと思います
…何度も言いますが、現状の日本映画にこれは出来ない事です。
で、ここからはフラットに(日本映画とか韓国映画とか関係なく)観た感想。
…なので、ダメ出しが多くなるかな。
まずは脚本や設定が月並みです。
「ガンダム」の宇宙移民、独立戦争…という背景に、
「攻殻機動隊」の人格コピーや、AIアンドロイド兵士…という設定を乗せ
(ついでにビジュアル的には「進撃の巨人」的なものを折り込み)
という、ある意味節操がなく、オリジナリティも薄いもの。
ここに時間を超えた親子の絆みたいな押し付け感動を加味。
…日本人からすれば、ジャパニメーションに憧れや尊敬を抱いていただいているのはありがたいし、この程度はパクリでもなんでもないんだけど、それでもよく見るやつに過ぎず、新鮮味は、ありません
あと、
チーム長が娘であるとか、
所長が会長の複製であるとか、
の謎(?)も月並みでわかりやすいものです。
おそらくAIと人間性の境界みたいなものを描きたかったのでしょうけど、その部分はなんかうやむや。
2人の人間のコピーAIが、自分はコピーAIであることを割とすんなり認めて、なんか戦いになる…って若干変な(煮詰まっていない)展開。
所長のキャラクターは、特に煮詰まっておらず、その境遇が話に生かされてもいません。
なんかボディごと一生懸命開発した兵士なのに、そのあたりのロボットと簡単に脳の入れ替えが出来たりするご都合展開もイマイチ要素。
最後は投げっぱなしで、メッセージ性とかも無い。
(亡くなった女優さんへの追悼文は、ここでいうメッセージ性とは別)
…と、ツッコむ部分は多いです。
点数は3点強(5点満点中)
よく頑張っていてアッパレ…
しかし、惜しい域には留まっている作品に過ぎません。
それでも、この手の設定の映画はハリウッドだとて失敗作は多い難しいジャンル。最後までちゃんと成り立てた、この「JUNG_E/ジョンイ」には好意的です
では、このあたりで
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